手帳オフ
先週の土曜日、「手帳進化論」の著者 館神龍彦氏よりお誘いを受け、
彼が主催する手帳オフ会に参加させていただきました。
こういう会に参加するのは初めてですので、正直緊張しながら会場へと
向かいましたが、いろいろな方の手帳に対する思い入れやアイデアを
伺うことが出来しました。写真は参加者の手帳を並べて撮ったものです。

手帳についていろいろ話をしたのですが、検索性や管理機能を追及して
いくとPCやモバイルなどが今後ますます便利になっていくが、思い出や
記録を蓄積していくという機能を追及していくと、やはり紙に手で書く
ことの自由さ、楽しさ、あいまいさ、そして感情や状況が反映されると
いうことで、紙の手帳の方が今は良いのでは、という結論になりました。
それらをうまく使い分けるのが手帳の上手な使い方なのでしょう。
ところで、館神氏の「手帳進化論」ですが、この本には分かりやすく日本
に手帳が入ってきてから、現在の手帳ブームまでの歴史が記されています。
手帳進化論によると、日本の手帳は、大蔵省発行の「懐中日記」や旧日本軍
の「軍隊手帳」からはじまり、企業の年玉手帳で大きくひろまっていったと
あります。手帳の機能のひとつとして、なんらかの共同体への帰属意識を高
めるということがあったのです。
現在では、手帳のこの機能は薄まりましたが、かつては大きな役割でした。
トラベラーズノートを企画する際に、持つ人の「アイデンティティ」を示す
ものであることを意識しました。そこからカスタマイズ性が生まれています。
なるほど。
かつては、その人のアイデンティティのなかに、国家や会社など所属する
共同体というものが大きな割合をしめていました。
そして現在では、所属する共同体は、その人のアイデンティティのなかで
それほど重要ではなく、その人個人の好み、趣味、夢、などがアイデンテ
ィティの要素になっています。
そう考えると、トラベラーズノートも伝統的な手帳の機能を踏まえたもので
あると、(勝手に)思いました。
館神龍彦氏著 「手帳進化論」は、PHPビジネス新書より発売しています。












