旅に出ると、ふとした気まぐれで普段しないような事をしてみたりする
のは、よくあることだと思います。
那須岳までバイクで登っていき、さらにロープウェイで頂上についた時、
山の奥に温泉があることを地図で見つけ、あまり深く考えず、そこまで
歩いていくことを決めました。
もちろん私は普段山歩きなどはしません。7月に子供と高尾山に登った
のは、20年ぶりくらいの山登りです。
地図では近いように見えますが、いくら歩いても目的地までたどり着き
ません。しかも、けっこうハードな道で、歩くほどに膝はガクガク、足
の裏はマメができて痛くなってきます。
やっと温泉に着いたときは、もう帰る気力はなくなっていました。
その場で予定を変えて、その山の中の携帯電話も繋がらない、電気も通
らない温泉小屋に泊まることを決めました。
ここ三斗小屋温泉「煙草屋旅館」は、つげ義春のマンガに出てきそうな
味わい深い宿。ということでつげ義春風に描いてみました。
テレビもない宿では、じっくり時間をかけて描く事ができました。
