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暮らしのリ・デザイン

 

本を探すときは、いろいろなパターンがあると思います。

誰かのおすすめだったり、本で紹介されていたを見つけたり、お気に入り

の作家の新しい本だったり・・・。

本屋で何気なしに手にとった本で、特別期待もしていない本が思いのほか

面白かったりするのは、本が好きな人にとっては嬉しいものです。

 

 

 

こちらの本は、前に京都に行ったときに購入した本。

作者も本のタイトルも知らなかったのですが、感じの良い陶磁器やお椀と

並んでこの本が売っていて、自然にレジに持っていってしまっていました。

お店の思惑通りに身を任せてしまって購入した本です。


しかもレジに持っていき、その本が古本で定価よりも高い価格が付いてい

たのに気付いたのでした。

 

で、後悔したかというとその逆です。


前置きが長くなってしまいましたが、秋岡芳夫著「暮らしのリ・デザイン」

私たちが普段使う箸や茶碗やお椀などの道具には、どれも日本人の暮らし

のなかで培われた最適な重さや寸法があり、職人は巧みな技と技術で作ら

れるモノにはきちんと訳があるということを教えてくれます。


例えば、日本人のように手に持って使う汁を入れるお椀は、100グラム

がちょうど持ちやすいサイズ。さらに、プラスチックのお椀はまっぷたつ

に割ると厚みが均一になっているが、職人が作ったお椀は底のほうが少し

厚くなっている。これは、重心が下にきて手に持ったときに持ちやすいよ

うにそうなっている。


大量生産の一見似たような安物と、長年の歴史の中で受け継がれた職人の

技によって出来た良いものとの違いをとても分かりやすく解説してくれま

す。

きちんと作られたものを大切に長く使い続けるライフスタイルをロハスと

いう言葉が生まれるずっと前から推奨しています。


28年前に書かれた本ですが、今この時代だからこそ必要なモノ作りやモ

ノを使うためのヒントをたくさん見つけることができます。

 

コメント (2)

PASIR PANJANG:

秋岡先生の著書を紹介していただき、うれしく思いました。故・秋岡先生には、木工作の楽しさを教えて頂きました。また、デザインにまつわるお話も私の体の中にしっかりと染み込んでいます。秋岡先生の何かしらの力が、トラベラーズ・ノートに引き寄せてくれたのかもしれません。

iijima:

私はこの本で初めて著者のことを知りました。
そういえば、PASIR PANJANGさんの作品には素敵な木工作品が写っていましたね。

ちょうどこの本のことをブログにアップする直前にPASIRさんよりコメントを頂いていましたので、不思議なつながりを感じました。

いろいろなことが繋がっているんだなあとあらためて思います。

秋岡先生の本は他にも探して読んでみたいと思います。

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