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2008年11月 アーカイブ

2008年11月02日

どっこい生きてる


もう11月ですね。肌寒い日々が続きます。

皆様は風邪を引いていませんか?

 

季節の変わり目は人生の旅路のなかでは、落ち着いた場所を離れ、新し

い場所に向かう移動の時期。しかも、秋から冬に移り変わるときは、年

の瀬が近付いていることもあって、国境越えのような感じでしょうか。

なんとなく人恋しく、寂しい気分になります。


夏に捕まえたクワガタ。小さなプラスチックの虫かごに入れてベランダ

に置いておいたままだったのですが、久しぶりにフタを開けて中をほじ

くりかえしてみました。

 

まさか生きていると思ってなかったのですが、どっこい生きてました!

1ヶ月以上エサもあげていないのに。

そういえば、クワガタの成虫は1年以上生きるんですね。


冬を越すことができるかな。がんばれクワガタ!

 
 

2008年11月04日

100% Design Tokyo


3連休の最終日は、100%Designのデザインフィルブースにいました。

たくさんの方々にブースにお立ち寄りいただきました。

ありがとうございます。

 

 

 

最初、デザインフィルのことも、MDノートのことも知らない方々が説明

を聞くうちに、なんだか楽しいノートですね~とおっしゃっていただき、

興味を持って頂くのは、作り手としてはとても嬉しい瞬間です。


たかがノート、されどノートなんですよね。ノートは、表現や記録をする

ためのもっともシンプルな道具。だからこそ、そこにこだわりや思い入れ

を持てる道具であって欲しいと考えます。

そうすることで、もっとクリエイティブでポジティブな毎日を送ることが

できるんです。


今回ブースではいらっしゃったお客様に、実際にMDノートに試し書きを

してもらいました。そのノートを開いてみると、クネクネと動き回る線、

文字やイラストなど、見ているだけで楽しくなるノートになりました。

 

 


ちなみに試し書きで描かれたイラストの一番人気はドラえもん。やっぱり

根強い人気。以外に多かったのが、天才バカボンのパパやニャロメなどの

赤塚キャラクター。亡くなった赤塚不二夫氏への追悼の意からかな。


ちなみにドラえもんにバカボンのパパ、上手い下手は別にして私も何も見

ないで描けます。

 

最後のお片付けです。

 

 

2008年11月05日

下町のイカした洋品店

 

休みの日、近所の商店街を歩いていると、洋品店の裏口に昔ながらの郵

便ポストが置かれているのを見つけました。立ち止まって見ていると、

洋品店のご主人が出てきて話しかけてきました。

 

 

 

これはね~。田舎の街からもらってきたんだよ。

入れ口のまわりのラーメン模様が珍しいでしょ。


と解説してくれます。間違って郵便物を入れられないように入れ口には

封がされていました。 

 

さらに店の中には面白いものがあるというので見せてもらいました。

このご主人、古いものを集めるのが好きで、一番好きなのは古いレジス

ターとのこと。

 

 

 

商品の靴下やら肌着が並んでいる影からひっぱり出してきたのは大正時

代のレジ。動かない機械には興味がないとおっしゃる通り、金額のボタ

ンを押して入力すると、ガシャーンと良い音を出して引き出しが飛び出

してきました。


壊れたレジを引き取って自分で直してしまうそうです。古い機械は歯車

もしっかりしていて、手を入れればちゃんとまた使えるようになるんだ

よ、とおっしゃっていました。


小さな店にはいたるところにレジや蓄音機などの古い機械があります。

それらをひとつひとつ動かして説明してくれました。

古い機械って良いですね。つい時間を忘れて、ご主人の嬉々とした解説

に聞き入ってしまいました。


下町の商店街で宝物を見つけたような気分で、そこを後にしました。


ふと入ったお店で買い物をして、こんなレジで清算してもらったら、か

なり感動ものだと思います。

 

 

 

2008年11月06日

蓄音機

 

 

昨日書いた洋品店で見せてもらった蓄音機。

実際にSP盤のレコードをかけてもらいました。

バチバチと激しいスクラッチノイズが聴こえた後、昔の映画で流れてくる

ようなメロディーと歌声が聴こえてきました。


ぜんまいで回転板がまわり、針がレコード盤の溝に接触。そして、その振

動がラッパのようなホーンで増幅し、音が鳴る。

CDなどのデジタルオーディオでは、その音が鳴る仕組みはまったく想像

できませんが、完全なアナログの蓄音機では少し想像できます。


最近言われる子供達の科学離れの要因って、すべてがデジタル化されてし

まっていることにあるような気がします。

蓄音機を見れば、その構造に興味を持つ子供がたくさんいると思いますが、

ハードディスクプレイヤーから流れる音を聴き、その音が出るしくみを想

像する子供はいないような気がします。


CDやデジタルプレイヤーなどによって音楽を楽しむ人や時間を増やして

くれた技術の進歩はとても喜ばしいことだと思います。

でも、同時に蓄音機でレコードを聴くようなチャンスがまったくなくなっ

てしまうのはもったいないことだな~と感じました。

なんらかの形で子供達にもこういう機械に触れるチャンスを与えることも

必要なのかも。


蓄音機から流れる音楽は雑音が多いですが、あたたかく優しい音でした。

 

 


話変わって、海の向こうの国で、その国の厳しい経済状況が世界的に影響

を与えているなか、初めてマイノリティー人種の大統領が誕生することが

決まりました。時代が大きく動いているのを感じます。

 

2008年11月10日

ギターとカフェ更新

 

週末、会社の仲間と何年ぶりかで練習スタジオに入りました。

部屋の隅からホコリのかぶったギターを引っ張りだして、錆び付いた弦を

張り替える。でも、錆びた弦は張り替えれば大丈夫ですが、錆びたギター

の腕はちょっと弾いただけでは戻りません。

まあ、錆びる前も下手だったんだけど・・・。


スタジオで2時間。人様に聴かせるレベルではないけど、でっかい音に耳

が慣れるころには、体をゆらしてグルーブを楽しめるようになってきまし

た。これからどんな展開になりますでしょうか?

 

 

 

トラベラーズカフェ更新してます。

今月も力作揃いです。

自作のペンホルダー付きゴムバンドやパリのトラベラーズノート。そして、

ストーリーは充実の4作品!どれも素敵な作品なのでぜひ目を通してみて

くださいね。

 

2008年11月11日

REMINISCENT DIVISION [UK編]


見つけた方もいらっしゃると思いますが、

ただいま、トラベラーズノートの広告、第2弾がPen・Brutus・Coyote等

に掲載中。今回も前回に引き続きイラストレーターのアラタ・クールハンド

氏にお願いしました。

 

 

 

今回はオール手描きのトラベラーズ通信、UK編。

アラタさんのUK訪問時のエピソードとあわせてトラベラーズノートの世界

観や使い方を表現してもらいました。

アラタさん宅で、昔アラタさんが制作した手描きのフライヤーやプライベー

ト通信を見せて頂いたところから、このビジュアルの方向性が決まりました。


自分も学生時代、学祭やライブイベントの告知のために、手描きでポスター

やフライヤーを作り、それをコピーして貼ったり配ったりしていました。

当時は、パソコンやプリンターなどはないし、インターネットなんて影も形

もありません。普通の人が不特定多数の人に何か伝えるにはビラを配ったり

貼ったりという方法しかありませんでした。


もともとトラベラーズノートは手描きのためのアイテム。今回の広告も手描

きで制作することで、描くことの楽しさを伝えたいと考えました。

そして・・・、さすがアラタさん!

見ているだけで楽しくわくわくするビジュアルができました。


細かいところまで、こだわりがいっぱいです。広告にスペース上入れられな

かった場所の名前をこちらで解説しちゃいます。


まずタイトル下のビーチはロンドン郊外のブライトンビーチ。その左隣には、

そこにある遊園地ブライトンピアの滑り台が描かれています。ビートルズの

曲名にもあるヘルター・スケルターは滑り台という意味。モッズを描いた映

画「さらば青春の光」の劇中、モッズとロッカーズが大衝突したリゾートビー

ブライトンビーチです。


右の時計台はロンドンのビッグベンですね。The WhoのUS盤のファースト

アルバムMy Generationのジャケットにも映っています。

その下の車はイギリスの名車アストンマーチン。

 

そして右下のボクシング用品店、LONSDALE(ロンズデール)。The Jam

のポール・ウェラーを始めたくさんのロック・ミュージシャンがそのブラン

ドのシャツなどを愛用しています。


左下の「ホープ&アンカー」は、ドクター・フィールグッド、イアン・デュ

ーリーなどが出演していたパブロックの震源地となったパブ。


イラストに描かれたそれぞれの場所にアラタさんの深い思いやエピソードが

あります。ぜひ、じっくり細かいところまで見てください。

なんだかトラベラーズノートを持ってロンドンに行きたくなってきたなあ~。

 

2008年11月13日

変なもの

 

役に立たない面白いものを2つ紹介します。

2つとも頂いたもの。もらっておきながら役に立たないなんて失礼だけど、

そんなものが好きだったりするので、身の回りにたくさん集まってきます。

 

まずひとつ目。これは鹿児島土産のおちょこです。

ちょっと変わった形をしています。底に穴が開いていて、斜めになってい

ます。穴を指でふさいでお酒を入れると、それを飲み干すまでテーブルに

置けないようになっているという訳。

薩摩は酒飲みが多いと聞いていますが・・・。

恐ろしいおちょこです。

 

 

 

もう一つはテレビ石という不思議な石。

写真の上にこの石を置いて上から見ると、写真が石の上に浮き上がって見

えます。だからどうしたっていう感じでもありますが、なんだか不思議な

感じは見ていて飽きません。

  

 

 

家の中には、こんな感じの役に立たないものがたくさんあります。

でも、そんなものを眺めたりする非生産的な時間が大事だったりします。

 

2008年11月14日

Coyote


トラベラーズノート発売前、広報担当者に商品情報を掲載してほしい雑誌

として旅雑誌のなかで三誌あげさせてもらいました。

「PAPER SKY」「NEUTRAL」(現TRANSIT)、そして「Coyote」。

これらの雑誌は、旅雑誌という形をとりながらもガイド的な要素ではなく

ライフスタイルとして旅を考えていることが特徴。個人的にもとても好き

な雑誌です。

 

広報担当者の努力のかいもあり、発売後間もなく、三誌とも小さいスペー

スではありましたがトラベラーズノートを取り上げていただきました。

とてもわくわくして、トラベラーズノートが載ったそれらの雑誌を開いた

のを覚えています。


現在発売中のCoyoteには、こちらで紹介した広告が掲載されています。

会社帰りの電車の中で、やはりわくわくしながらページを開きました。


特集は「冒険へのレッスン」。

大好きな植村直己氏の講演と写真、そして大場満郎などの冒険家の記事、

冒険文学30冊の紹介などなど、広告を見つけた後もページをめくる手は

止まりませんでした。

柴田元幸氏の訳した「ハックルベリー・フィンの冒険」が掲載されている

ページを読む頃には、冒険にわくわくしていた頃の気持ちがどんどん蘇っ

てきました。


小学生の頃、大人になったら世界中を歩き回ることを夢見ていたんだよな

あ〜。

 

小学校の卒業文集に書いた将来の夢は、バイクで世界一周することだった

し、地図帳を何度も眺めては、そのルートを夢想していました。


冒険。そう冒険ですよ。冒険しなきゃ!

Coyoteを読んで、かなり勇気をもらいました。

 

 

 

写真の左側のCoyoteは、トラベラーズノートが発売直後に初めて掲載して

もらった時のもの。この時は、CowBooksの松浦弥太郎氏が巡るLAが特集。

これも何度も読み返しました。


2008年11月15日

TRAVELER'S Post card

 

トラベラーズ・ポストカード・キャンペーンの入賞作品ですが、80作品

すべてアップ完了。あらためて、ゆっくり一枚ずつ眺めてみました。

いいですね~。

手描きの文やイラスト、写真やスクラップ。紙で出来たハガキという媒体

だからこその手作りの自由さや温かさを感じます。 

 

この画面のように、夜寝る前の寛いだ時間、コーヒーでも飲みながらゆっ

くりと80人の旅人からの便りに目を通してみてください。

 

 

 

明日から1週間中国へ出張に行ってきます。

前回行ったのは5月なので半年ぶり。


北京オリンピックまでの世界経済の状況と最近の状況は、まったく変わっ

てしまっています。

世界的な金融危機は、世界の生産工場である中国に大きな影響を与えてい

ます。経済の上昇気流にのって急激に成長してきたこの国は、そのなかで

どんな風に変わっていくのでしょうか?


では行ってきます!

 

2008年11月25日

魅惑の香港


中国華南地区の工場エリアをまわってから香港に入ると、よりその魅力を

体感できるような気がします。今回の出張がそうでした。

 

ここ10年くらいで急速に発展した華南地区は、そのに暮らす人々の生活

には活気がありますが、工場が立ち並ぶ殺風景な景色が多く、またホテル

などの派手な建物もどこか空々しく見えます。

 

香港に入ると、街の景色ががらりと変わります。

 

洗練された新しいビルと古い何度も壁を塗り替えられたビルが密集して混

在する風景。

夜市の安い駄モノや食べ物と、高級ブランドやスタイリッシュなレストラン、

どちらも旅人に対して気兼ねなく迎えてくれます。


油麻地(ユマテイ)の崩れかけたビルが並ぶ裏道の下町的風景。

銅鑼灣(コーズウェイベイ)の世界中のブランドが集まるショッピング

ストリート。

中環(セントラル)はスーツを着こなす様々な人種のビジネスマンが闊歩し、

蘭桂坊(ランカイフォン)では夜を通して欧米人と香港人がパブで騒いでい

ました。

 

そして、スターフェリーの夜風を浴びながら尖沙咀(チムシャツイ)へと向

かう航路では、国際都市の華やかな夜景が変わらず美しく輝いています。


今回も香港は、旅人を温かく迎えてくれました。

やっぱり香港はいいなあ〜。 

 

 

 

九龍(カオルン)のメインストリート、ネイザンロードを走るタクシーの

中から街を映してみました。

デジカメで動画を撮ったので粗い画像ですが香港の雰囲気を感じていただ

ければ幸いです。

 

 

2008年11月26日

天星小輪

 

 

 

 

香港のスターフェリーが好きです。

スターフェリーは、大陸に地続きの九龍サイドと香港島を結ぶ渡し船です。

 

潮の香りとオイルの臭いのまざりあった船内、海風で少しベタつく手摺に

肘をかけて、心地よい海風を浴びながら、向こう岸のビルの乱立する風景

を眺める。

 

わずか10分足らずの船旅ですが、昼は海の上をゆったりと舞う鳥を見な

がら、夜は100万ドルの夜景とその光が海面に映るのを眺めながら、幸

せな時間を過ごすことができます。

 

上層が2ドル20セント(約35円)、

下層は1ドル70セント(約27円)。

たったそれだけで、快適で優雅な船旅を楽しむ事ができます。

 

ちなみに値段が安い下層の方が海面に近く、また窓もなくより快適な船旅

が出来るような気がします。


100年以上の歴史があり、現在運行している船も、40年以上前に就航

した船がほとんど。

地下鉄でも同じ行き先に行く事ができますが、まだまだ現役で、観光客だ

けでなく香港の庶民の足としても活躍しています。


沢木耕太郎氏の著書「深夜特急」の中でも、「60セントの豪華な航海」

と称し、その魅力を語っています。

 

 

 

今回の出張で、スターフェリーのミニチュアを買ってきてしまいました。

う~ん。かっこいい!

 

 

2008年11月28日

Give Peace a Chance


今日、トラベラーズノートの革カバーを作っているチェンマイの工房より

連絡がありました。

革カバーの追加生産分が仕上がったのだけど、バンコクの空港が占拠され

ているため出荷ができないとのこと。

 

タイでは、軍事クーデターによるタクシン元首相の失脚後に選出されたソ

ムナイ首相が、タクシン元首相の傀儡との疑いがあり、反政府運動が激し

くなっています。そんな中、反政府団体によって空港が占拠されています。

 
チェンマイでは、市民生活の安全が脅かされるような状況ではないとのこ

とですが、国のもっとも重要な出入り口である首都空港が閉鎖されること

による経済的な損失は計り知れないものだと想像できます。


また、インドのムンバイでは同時テロによる大きな被害がありました。


経済が急速に悪化するなか、これらの政情不安はさらに悪化に拍車をかけ

る原因ともなります。

 

とにかくどちらも平和的な解決を願わずにはいられません。

Give Peace a Chance! 


写真はバンコクのスワンナプーム国際空港。2006年に開港した新しい

空港です。