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2008年12月 アーカイブ

2008年12月01日

レザークラフト


前々からやってみたいと思っていたレザークラフト。

土曜日に飲み会で行った新宿で、ついでに道具を買ってきました。

早速家に帰ってからやってみると、飲み会後にもかかわらず時間を忘れて

作り続けてしまいました。


キズもので使えなくなったトラベラーズノートの革を使って、デジカメの

ケースを作ってみました。

作る前のイメージとは、ちょっと違った形になってしまいましたが、まあ

初めてとしては上出来じゃないかな~なんて思っています。


革って厚みや固さ、風合いによって同じようにカットして縫っていっても、

ぜんぜん違った形になるんです。

やっぱり革は面白い!

 
 

2008年12月02日

東京スカイツリー

 

 

 

毎日通勤で使っている駅の近くに、

新タワー「東京スカイツリー」が出来るということで、少しずつのその

工事が始まってきているようです。

 

駅前の立体駐車場が壊されていましたが、なんだかちょっとシュールな

風景でした。


この東京スカイツリーが出来る墨田区向島エリアは、今まで特別な注目

をあびることがなかった場所です。

 

でも、逆にそれが功を奏して古い長屋や小さな工場、昔ながらの商店街

がまだたくさん残っています。


ちょっとローカルな話題になってしまいますが、同じ墨田区でもJRの駅

があり、道が規則正しく並んでいた錦糸町や両国は、早くから開発が進

んでいき、今ではその昔ながらの味わいは街の風景からあまり感じるこ

とはできません。


向島エリアは、その複雑に入り組んだ道に今でも古い建物や商店街が点

在します。

それらはあえて残したというよりは、バブル期にも地上げ屋に狙われる

ことなく、大きなショッピングモールが進出してくることもなく、自然

に残っていたという方が正しいのかもしれません。

しかし、今だからこそ、これらの下町ならではの風景は貴重な財産です。


最近、この周辺では、古い建物を活かした素敵なカフェが出来たり、

モノ作りの現場として注目を浴びる工場や職人も多くなっています。


東京スカイツリーが出来ていくことで、どう街が変わっていくのか分か

りませんが、古い長屋や商店街をきちんと活かし、それらと新しい建造

物が調和するような街作りをしていって欲しいと思います。


写真は近くの商店街にある古い薬屋さんをリノベーションしたカフェ。

これからは「残す」そして、それを「活かす」ということが、キーワー

ドになってくると思います。 

 

 


2008年12月03日

師走


そういえば、もう12月なんですよね。

2008年も残すところあと1ヶ月を切ってしまいました。


この季節を旅に例えると、次の移動場所に行く直前、今の場所にいること

が出来る時間が残り少なくなって、やり残したことや買い忘れたものがな

いかと、ちょっとバタバタしながら慌ててるところかな・・・。


落ち着いて、次の場所へ行く計画をたてている方もいるんでしょうけど、

私はどちらかと言うとバタバタしている方かも。


12月になって、街もライトアップが始まりました。

 
 

2008年12月05日

小学校の展覧会

 

ちょっと前の休日。

子供の小学校で展覧会があるということで、見学に行ってきました。

大人になると、先生や職員でなければ学校に行く機会はほとんどないと

思います。

そして、子供が学校に入学するようになると、何十年ぶりかに行くこと

になるのですが、久しぶりに行くとなんだか良いんですよね。


気分が安らぎ、優しい気持ちになります。

その懐かしい雰囲気から、そう感じるということもあるのですが、今回、

もう一つの理由が分かりました。


廊下や踊り場、教室など、いたるところに飾られている生徒達の作品。

それらが、とても気分を和ませて、温かくさせてくれるんです。


これらの作品は、子供が一生懸命作ったり、描いたりしたものですから、

当然彼らの気持ちが込められています。

そして、お金や宣伝、プロパガンダのためでなく、純粋に表現をすること

だけが目的なので、自由です。


もちろん上手な作品だけでなく、稚拙な作品もあります。

でも、それらが一緒に並んでいる姿が、とても楽しく、美しい。

 

作ったり、描いたりすることって、楽しいことなんですよね。

そんなことをまた、思い出させてくれて、わくわくした気持ちが蘇って

きました。

 

 

 

 

2008年12月08日

トラベラーズカフェ 12月の更新

 

トラベラーズカフェ更新しています。

今回で、今年最後の更新になりそうかな。


みんなのトラベラーズノートは、2作品。

抹茶きのこさんは、掲載の賞品「トラベラーズカフェステッカー」を

トラベラーズノートに貼ってくれました。赤いペンと似合ってます。

mamaさんは初投稿。ゴムの留め方がおもしろいですね。


みんなのトラベラーズフォトも、2作品。

やまじさんのインドの写真と、Thomasさんの台南の写真です。

Thomasさんは台湾の方です。勉強中の日本語でメールを送ってくれま

した。トラベラーズノートも少しずつ世界に広がっていっているようで、

嬉しい投稿です。


そしてトラベラーズストーリーは、今回も充実の4作品。

やまじさんの京都のきゅうりのお話、Hideさんのハワイのエピソード、

VOSATTOさんは、手描きの地図付きで倉敷のスポットをめぐるお話を

送ってくれました。これは地図を印刷してトラベラーズノートに貼れば

そのまま観光案内になりますね。


そして、かわうそさんの「たばこ屋DAY&NIGHT」は最終回!

たばこ屋の素敵なイラストと心温まるエピソードが魅力のストーリーで

楽しみにされていた方も多かったと思います。

12作プラス今回の「あとがき」でついに終了してしまいました。

時間がある方は、これを機会にまた始めから読んでみて下さい。

タバコを吸わない人でも楽しめます。次の作品を期待!

 

 

 

2008年12月09日

バイコフの森

 
 
 

この本は、ここのパブオーナーより教えてもらいました。

前に私が旅の本を紹介したチラシを読んでくれていて、それらを知った上

で、旅の本として、この本を紹介してくれました。


この本は、第二次大戦前、シベリアとの国境に近い北満州の密林に生活し

た男の記録です。日本では北海道、アメリカではアラスカなどの北の大地

は、男が孤独に旅をする姿が似合います。

この本で読むことができるのは、ソローの「森の生活」、星野道夫や野田

知佑の本などで描かれているような男がひとり北の荒野を旅する姿です。

 

パソコンやビジネス用語ではなく、ナイフや銃の扱い方を知ることで、

自力で生きていく世界。そんな世界に憧れる気持ちは、男だったら誰でも

あるはずです。


著者、バイコフも厳しい密林で猟をしながら生きていく姿を淡々と描いて

います。

 

例えば、森の中で野営して夜を過ごすと聞こえてくる虎の鳴き声を壮大な

音楽と例えて聞き惚れる話。また、チャオルという鳥は、密林で道に迷い

離ればなれになってしまった兄弟が鳥になったから、とても悲しい鳴き声

で鳴くという話。著者の視点は自然やそこに暮らす動物に対する深い愛情

に満ちています。


また、街を追われ森で暮らさなくてはならなくなった貧しい人や、脱獄し

森の中に身を潜めている人、さらに孤独を愛するがゆえに森にこもり暮ら

している人など、森で暮らす人達との交流は、人間の本質的な生きる意味

を考えさせてくれます。

 

森の中では、人間も他の動物と同じように日常的に死があり、銃を手にす

ることで、やっと他の動物と対等に渡り合えることができる弱い存在なの

です。


ノートに書いた一節は、人食い虎と対峙し、銃を向けている瞬間です。


こういう本が好きな男は、ちょっと信用できるような気がする。

そんな本です。

2008年12月11日

Music from Big Mountain


今でも、ザ・バンドの「怒りの涙」(原題 Tear of Rage)を聴くと、

富士山山頂の乾いた風景を思い出します。


学生時代の夏休み、

富士山に山頂の山小屋でバイトした話は前にも書きました。

そもそもなんで、そんなところでバイトをすることになったのかと言う

と、夏が始まる直前、当時1年くらい付き合った女の子と別れることに

なって、ぽっかり空いてしまった夏の予定と心の隙間を埋めるためにど

こかに行きたくなったから。


旅に出たかったけどお金がなく、旅先でバイトをしようと考えました。

そしてアルバイト情報誌で見つけたのが、富士山の山小屋手伝いの仕事。

山など登ったことがないので、それがどのような場所か分からず、

なんとなくペンションのような場所をイメージしながら向かいました。


食料品を満載したブルトーザーに乗りながら富士山を登り、着いたのは

まさしく山の上の小さな小屋でした。


下界の真夏の暑さに比べ、ここでは真冬のように寒く、まず、その気温

の変化に驚きました。

そして、働いている人達は強い日差しで真っ黒に日焼けし、さらに乾燥

した空気のためか、唇やほおが黒ずんでいます。


着いた夜は高山病による頭痛や吐き気におそわれ、なんでこんなところ

にいるんだろうか?と、ちょっとした後悔を感じていました。


朝4時半、まだ真っ暗な中にサイレンの音とともに起こされます。

眠い目でお客さんを迎える準備をして、扉を開けるととも、たくさんの

登山客が暖を求めて入ってきます。

 

すぐに怒濤のような忙しさになり、食べ物や飲み物を運ぶ仕事をして、

日の出のご来光ととに、みんなで万歳三唱をする頃が忙しさのピーク。


そんな生活も2、3日もすると、慣れてきます。

実は、忙しい時間はそれほど長くもないことが分かってきました。

昼間はキーホルダーや杖などのおみやげ売ったりするのですが、その仕

事はのんびり楽しくすることができました。

場所が場所だけに客商売の窮屈な感じがいっさいなく、売り手も買い手

もフレンドリーな感じで、そのやり取りを楽しんでいました。


この山小屋では、昼間は店内のスピーカーから音楽を流していました。

流れていたのは、サザンやユーミンなど、その時代のヒットソング。

それを私が持ってきたカセットテープに差し替えても、誰からもとがめ

られなかったため、その日以来、私の好きな曲が入ったテープを流し続

けました。

 

好きな音楽に耳を傾けながら、テキ屋のようにお土産を売るのはとても

楽しい時間でした。

 

 

 

テープの1曲目が、ザ・バンドの「怒りの涙」。

この曲は、富士山の風景ととも私の記憶に刻まれました。 

 

そのテープには、ニール・ヤング、ボブ・ディランやライ・クーダーな

ども入っていたのですが、今では他の曲を聴いても富士山の光景が頭に

浮かんできません。


1曲目だったということと、あの泥臭いギターとオルガンのイントロが、

富士山山頂の乾いた空気とあっていたのかもしれません。

iPodのランダム再生で突然この曲がかかると、その時の気持ちが蘇って

きます。


2週間を富士山で過ごし、山を降りる頃には、夏休みも残り少なくなり、

心の隙間もだいぶ埋まりました。そして、次の恋に立ち向かう勇気が持て

るようになりました。

ただ、勇気があっても上手くいくわけではないということも思い知ること

になるのですが・・・。

 

2008年12月12日

古くて美しい木製品

 

今日は午後から、デザインフィル流山工場へ。

この工場は、印刷や紙加工、製本の工場なのですが、そのための設備とは別

に電気のこぎりや万力などがあります。


これらは、木製品のプロダクトを生産するためのものではありません。

工場の様々な機械の脇に置かれた、ちょっとした棚や踏み台、作業台などを

作るためにあります。


工場の現場では、作業しやすいように様々な工夫がなされています。

例えば、ノートを化粧断裁するための断裁機の脇に置かれた台は、作業後

にノートをきれいに効率よく並べられるように、断裁機と同じ高さになって

います。さらにその台にはキャスターが付いていて、次の工程の場所まで簡

単に移動できます。


紙加工の機械にちょうど良い台は、当然お店では売っていません。だから、

自分達で木を切って作ってしまうのです。


そんな現場の工夫の上で出来た棚や台は、決してきれいに作られている訳で

はありません。しかし、無骨で質実剛健な道具として、長い年月働いてきた

姿はとても美しいことに気付きました。

おもしろい物を見つけてちょっと、わくわくした気分。

 
 
 
 
 

2008年12月15日

第2回 流山そうじ


土曜日に、2回目の流山そうじを行いました。

前回は7月だったので、半年ぶりです。

今回も南流山の駅からデザインフィル工場まで、ゴミを拾いながら歩き

ました。

 

 


今回より、オジサンも参加?(知らない人はオジサンの小部屋へ)

さらに、GARBAGE BAG ART WORKさんよりアートするゴミ袋を

提供いただきました。

陽気も良く、子供達もまざってみんなでゴミ拾いを楽しみました。

 

 

 

そして、お腹がすいたお昼頃、流山工場に到着。

工場長とスタッフが美味しいおでんやちらし寿司で迎えてくれました。


目的は、工場がある流山をきれいにするっていうことなんですけど、

まあ、それを口実にみんなで遊んでしまおうって感じです。


また、さらに工場の食堂の一角をカフェにしてしまいました。

1日限定 TRAVELER'S cafe NAGAREYAMA オープンです。

その話はまた明日・・・。

 

 

 

2008年12月16日

TRAVELER'S cafe NAGAREYAMA

 

一日だけの限定カフェ。

TRAVELER'S cafe NAGAREYAMAです。

 

 


工場の作業現場より移動した古い木の机を使って、コーヒーカウンター

を作成。

さらに道具入れだった木の箱や小さなテーブルを使って、トラベラーズ

ノートや小物、コーヒーなどをディスプレイ。

もともと食堂にあった黒革のソファーが、トラベラーズカフェのイメージ

とマッチして素敵な空間が出来上がりました。

 

 

 

 

さらに、デザイナーのハシモトがオリジナルクッキーを作ってくれました。

これを置いたら、本当のカフェみたい!

 

 

 

その場で「おいしいコーヒーの入れ方」なんて本を読みながら、

いれたてのコーヒーをみんなに振る舞いました。


本当のことを言うと、準備もちゃんと出来ず、コーヒーだって濃すぎたり

薄かったりして適当だったりしたのですが、みんな美味しいと言って飲ん

でくれました。


なんだかとってもいい感じ。

カフェ、ほんとにやれそうです。

次の機会までに、もっとちゃんとコーヒーの勉強しようっと。

 

 

 

2008年12月17日

世田谷ボロ市

 

仕事を早めに切り上げて、世田谷ボロ市に行ってきました。

ボロ市は400年以上の歴史がある市。

骨董品を中心に植木や古着などを売っている露店が700件以上集まり、

12月15日・16日と1月15日・16日の4日間だけ催されるイベント

です。 

 

香港や台湾の夜市を思わせるたくさんの屋台、さらに、そこで売られている

妖しい骨董品を見てるだけで楽しい時間を過ごすことができます。

私は初めて行ったのですが、見ているだけでは済まず、お店の方と値段交渉

をしながら買い物も楽しみました。

 

 

 

そこでゲットしたモノを紹介。

まずは、古いトランクを2つ。

 

 

 

後ろはバルカナイズドファイバーのトランク。

店主曰く、戦前に作られたとのこと。(真偽のほどは分かりませんが)

そして、その前に置かれているのは、アルミで出来たトランク。シールを

貼ったらかっこいいよ!の一言でつい買ってしまいました。

ちなみに、どちらも2000円。

衝動買いしてしまうのも無理ないでしょ?


そして、もうひとつ。

古い紙のラベルをごそっと袋に詰め合わせたもの。これは一袋300円。

まあ、一見ゴミみたいなモノなのですが、紙ものが好きな私にとっては

宝の山です。昔のラベルって活版印刷をした後に、エンボス加工をして

いたりして、けっこうきちんと作っているんですね。

 

 

 

デザインも今見るとかっこいいモノが多いし、トラベラーズノートの

リフィルの表紙に貼っても楽しそう。

 

ボロ市、1月にもありますので、興味のある方は足を運んでみては

いかがでしょうか?


2008年12月19日

HOW TO 大冒険

 

 

 

 

この本は、中学生の頃手に入れて何度も読み返した本。

エジプト考古学者として有名な吉村作治教授が、まだ有名になる前の

1974年に書いた本。自らエジプトの調査発掘の体験を交えながら、

冒険への心構えやノウハウを綴っています。


吉村氏は異国で冒険をしたいという欲求を持ちながら学生時代をすごし

ていました。そんな中で、エジプトで調査をするという学術的な目的を

見つけることで、まわりの了承を得て冒険へと旅立つことができました。

つまり、エジプトの調査は口実で、異国で冒険することが目的だったの

です。


ただし、エジプトに行ってからは、カイロ大学へ留学し考古学を学び、

さらにエジプト人の女性と結婚をするためイスラム教に改宗するほど、

その国の生活に身をひたしていました。

(現在はその女性とも別れ、無宗教を公言しています)


さらに、アラブゲリラに参加したり、クーデターに遭遇した時はその

将校にインタビューをしたり、強い行動力による冒険譚は、その時代性

を感じさせてくれるとともに、とてもわくわくさせてくれます。


この本が出版された時代は、今ほど海外旅行が一般的ではなく、若い人

が目的もなく、海外に旅立つことは少なかった時代です。

それゆえに、海外に出ることにたいして、気負いや過度の力みが感じら

れたりもしますが、その分、情報も少なく旅先での驚きや感動も大きか

ったのかもしれません。


知らない家にタダで泊まる方法、安いメシ屋を探す方法から、ラクダに

乗る方法や、肉と粘土で干し肉を作る方法まで、これらのノウハウは当時

の若者にとっては数少ない海外への冒険のための情報だったのかもしれま

せん。


もちろん今読んでも役に立つ冒険術もたくさん書かれています。

でも、今読んでなにより共感できるのは、その冒険に対する姿勢。


冒険がロマンであるなら、なにも日本を脱出し、海外を放浪するばかりが

冒険ではない、ということだ。

きみがもし、ある女性が好きになったとき、なんとかして彼女から関心を

持ってもらいたいと祈るだろう。その第一歩として、どういう形でその

女性に近づくか考えるだろう。そのとききみにとっては、それは大冒険に

なるだろうし、その行動に踏み切ることが、

この本に書かれた冒険のテーマと一致するのではないのだろうか。

               

              吉村作治著「How To  大冒険」より


決して、名作とか大作ではありませんが、中学生の頃に出会ったことで、

その後の私の価値観に少なからず影響を与えている本です。

古本屋で見つけたら、手にとってみる価値がある本だと思います。

 

2008年12月22日

My Funny Valentine


土曜日の夕方、感じの良いカフェでひとりコーヒーを飲んでいました。


本を読もうとページを開き、活字を追っているのですが、なんだか頭の

中に入ってこない。

読んでいるうちに前後の話の流れが分からなくなってページを戻す、

そんなことを何度か繰り返した後に、読むことを止めて本をパタンと閉

じました。


タバコに火を付け、煙を吸い込み、ゆっくり吐き出す。

そして、少し冷めたコーヒーを口に入れて、ぼんやり考え事をしました。


見つかった?

大切なことってどんなこと?

僕は1年後どこにいるんだろう?

今どこにいて、どこに向かっているのだろうか?


窓から外を見ると、さっきまで温かく差し込んでいた太陽の光が消えて

空がぼんやり暗くなってました。

流れている音楽が、アメリカのアコースティックなポップミュージック

からモダンジャズに変わり、テーブルの上のキャンドルに火が灯されま

した。


マイ・ファニー・バレンタインの軽やかなピアノのイントロが聴きなが

ら、残っていたコーヒーを飲み干し、もう一度本を開こうと手にとりま

した。しかし、少し考えて本を読むことやめることにしました。


コーヒーのおかわりをオーダーし、ぼんやり静かに考え事をするという

ことをもう少しやってみようと決めました。


僕の好きなことって何?

わくわくする瞬間ってどんなとき?

そして、何年後かに、僕はどこで何をしていたいんだろうか?

好きなことにわくわくしてるんだろうか?


マイルス・デイビスのミュートトランペットが奏でる繊細で切ないフレ

ーズが流れる中、頭の中のぼやけている映像は、ピントが合ってクリア

になったかと思うと、すぐぼやけていく。

そんなことを繰り返しています。


何かが見えそう、でも、まだはっきりと見えない。

でも、もう少しで見えそう。

その何かを捕まえるために頭の中の旅をする時間。


心地よい空間と素敵な音楽、そして、一杯の美味しいコーヒーとともに

巡る内なる旅。そんな旅も人生には必要です。

  

 

2008年12月24日

クリスマスの思い出


クリスマスイブです。

宗教的な意味を別にすると、クリスマスって不思議な日ですよね。

小さい頃はケーキを食べたり、サンタクロースからプレゼントをもらう

楽しい日だったのが、大きくなるにつれて、どうやら恋人同士で一緒に

過ごさないといけないらしい日になっていました。


今はそれほどでもありませんが、学生の頃はバブル時代。

さまざまなメディアがそんなことを煽っていました。


でも、いつも都合良く恋人と過ごせるわけではないから、

そんな時はなんだか肩身の狭い思いをして、ひっそり過ごさなくては

いけなかったり。


でも、今になって思い出すと、クリスマスの思い出で印象に残ってい

るのは、女の子と無理して混んでるレストランで食事したことより、

男同士でバカ騒ぎした時のことのような気がします。


学生のとき、ちょっと広めの部屋で一人暮らしをしていたU君の家は、

そんなバカ騒ぎをするための絶好の場所でした。

なんてったって学生時代の4年間ずっと彼女がいなかったU君の家は、

クリスマスイブの夜も閉め出されることがなく、ゆっくりと過ごせる

ことが約束されていました。


クリスマスの1週間前になると、イブの日に予定がなさそうな有志が

誰ともなくU君の家に集まろうと言い出し、宴会が決まる。

近くのスーパーで食材とお酒を買い込み、この宴会に参加できない幸

せ者のこと茶化しながら、鍋をつつく。


そして、レンタルビデオ店で、「男はつらいよ」と「若大将シリーズ」

を借りて見るのが定番のパターン。寅さんや田中邦衛演じる青大将の

ことを笑いながらも、自らを投影し感情移入。


そんなことが今となっては楽しかった良い思い出だったりします。


恋人と過ごす人、家族と過ごす人、そして友人同士騒いで過ごす人も、

もちろん1人で過ごす人も、すべての人にメリークリスマス!

 

 

 

2008年12月25日

TRAVELER' S notebook will set us free.


映画「あの頃ペニーレインと」の中のシーン。


厳格な母親と暮らす姉弟。

自由奔放な性格の姉は、息が詰まるその家から出て行くことを決めます。

そのとき、家に残るまだ小さい弟に向けて言います。


One day you will be cool.

Look under your bed, it'll set you free.

いつかあなたも目覚めるわよ。

ベッドの下を探してみて。あなたに自由を教えてくれるわ。


そして、ベットの下で弟が見つけたのは、たくさんのロックの名盤。

ビーチボーイス、ローリングストーンズ、ツェッペリン、ジミヘン、

クリーム、ジョニ・ミッチェル、ボブ・ディラン...

アルバムをわくわくした表情でめくっていき、フーの「トミー」を開

いたとき、姉のメッセージが書かれた紙を見つけます。


Listen to Tommy with a candle burning

and you will see entire future.

ロウソクをつけて「トミー」を聴くと未来の果てが見えるわ。


そして、緊張した面持ちでレコードの針を落とし、ロウソクに火を灯

します。


少年が新しい世界に出会う瞬間を見事に描いた場面で、とても素敵な

シーンです。

 

こんな素敵な演出はなかったとしても、自分にも新しい世界との出会

いに胸が高鳴った記憶はたくさんあります。

出会った瞬間、凄いことが始まりそうでわくわくして、不思議な力を

手に入れたような気分になって、未来に希望が持てるようになる。

 

そんな出会いの数々が今の自分の価値観を作ってきました。


その瞬間は決して少年の頃だけでなく、今でも味わうことができます。

今年も、素敵な本、音楽、旅、お店、モノ、そして人々に出会うこと

ができました。


そんな出会いに感謝をしつつ、逆にどれだけのわくわくを人に与える

ことが出来たかなと考えたりもします。


例えばロックが僕に与えてくれたような、胸の高鳴りや感動、未来へ

の希望を誰かに与えることができる、そういうモノやコトを作ってい

くことが目下の僕の夢。

トラベラーズノートと一緒だったら何かできそうな気がします。


One day, we will be cool.

TRAVELER' S notebook will set us free.

 

 

2008年12月27日

2冊のトラベラーズノート


そういえば、トラベラーズノートのことを最近書いてないなあ・・・

ということで、私が使っているトラベラーズノートについて。

 

 

 

現在私が使っているトラベラーズノートは2冊あります。

1冊は黒。こちらは前も紹介しましたが、ダイアリーリフィルとノート

をセットして、仕事用として使っています。

ジッパーケースやポケットに書類や紙切れが詰め込まれてちょっと太り

気味。


そして、もう1冊はOFFの時に使っている茶色。

これは、出来る限りスリムに使いたいと思っているのであまり余計な紙

を挟まないようにしています。リフィルは画用紙とジッパーケースのみ。 

ジッパーケースに小さいノートを付けています。

 

1人でコーヒーを飲みながらえんぴつで絵を書いたり、アイデアをラフ

スケッチしたり。画用紙だと描くことも変わります。記録するためとい

うよりは表現&遊ぶためのノート。


画用紙リフィルを使うようになって、絵を描くということに気楽に向か

い合えるようになりました。

これは、トラベラーズノートの使い方で今年一番変わったこと。

 

 

 

このトラベラーズノートの茶色ですが、写真では分かりにくいのですが、

革の表面のテクスチャーが、ちょっとスエードのような手触りになって

います。

これは違う革で作ったのではなくノーマルの革。洗ったらウォッシュド

レザーみたいになるのかなと思って、何度も手洗いをし、乾かしてを繰

り返してみました。

思っていた風合いとは違いましたが、ノーマルのものとは違った面白い

テクスチャーになりました。

 

 


洗い方や洗剤によって、どうなるのか分からないので、おすすめできる

カスタマイズではありませんが、手を加えるたびに表情が変わる革の面

白さをまた発見できました。


いよいよ2008年もあと少しですね。

デザインフィルも12月27日で仕事納め。最終日は会社で大掃除です。

掃除とあわせて、トラベラーズノートも、書き終わったリフィルやら挟

んでいた書類などを整理して、スリムアップしないと・・・。


それでは、よいお年を!


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店長のプロフィール

(株)デザインフィルでトラベラーズノートの企画を担当している飯島です。