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2009年04月 アーカイブ

2009年04月01日

家具とニット


STARNETですっかり寛いでしまって、外は真っ暗に。

その日は、宇都宮の健康センターで寝ることにしました。


益子から宇都宮までの暗く寂しい道を走っていると、

扉が開け放された木工の作業場のようなものが見えました。

一度通りすぎたのですが、なんとなく気になり

引き返してみました。


経年変化の味が出ている古い木と黒ずんだ鉄で

作られた家具が並び、その上には、

センス良いアンティークの小物と一緒に

木製の小皿やスプーンなどが置かれています。

しばらく、眺めていると奥から男性が現れてきました。

石油ストーブに火を灯し、どこからですか?と

話しかけてきました。


建築設計の仕事を行いながら、その建物の奥の作業場で

自分の手で作った家具を並べて販売しているとのこと。


解体した古い民家の床や天井の板を使ったという

テーブルや机。

ひとつひとつ丁寧に説明してくれるのは、やはり、

作った人の愛情が込もっているからなんでしょうね。

味があって、温かくて、同時に、洗練されていて

とても素敵な家具でした。


さらに、その隣の部屋には、手編みのニットの

コースターや赤ちゃん用の帽子が並んでいます。

これらは、奥様のお仕事とのこと。


夫婦2人、益子で、モノ作りの仕事を行っている。

なんだか、とてもいい感じ。

最近、そんな暮らしに憧れます。


いい気分で、夜の寒い中、再びバイクを走らせました。

 

manufact jam (家具)

http://manufact-jam.com/index.html

 

ManoSpun (ニット)

http://manospun.com/ 

 

 

 

 

2009年04月03日

新しい旅人達へ

 

まだまだ寒い日が続きますが、もう4月。

会社の裏の公園の桜もだいぶ咲いてきたし、

会社にも1日から新入社員が来ています。


自分が新入社員だったのは、かなり前のことですが、

今でもその時の緊張と不安を覚えています。


特に今年は、昨年の今頃とは一転した

厳しい経済状況の中での入社式です。

テレビのニュースも、経営者たちの挨拶は

その厳しさを強調したものが多いことを報道していました。


そんな中で仕事を始める人たちは、

きっと多くの不安を抱えていると思います。

 

今年4月から仕事を始める新入社員方々へ。 

前にも書いたのですが、ある方から伺った仕事を

楽しくするちょっとしたアイデアを。


誰かの記念日、例えば誕生日を祝うために、

その人に内緒で仲間でパーティーの準備をする

ような気持ちで仕事をしてみてください。


料理をしたり、部屋の飾り付けをしたりする時、

みんなが想像するのは、その人がパーティー会場に

入って来る時の喜ぶ姿だと思います。


入ってきた時、最初はびっくりして、そして、

どんな風に喜んでくれるのだろうか?

感極まって泣いちゃったりして...


そんなことを考えながら、みんなで準備をするのは、

その人のことを好きであればあるほど

わくわくして楽しいはずです。


仕事は、どんな仕事であっても、

誰かのためにやっていることです。

その誰かが喜び姿を想像しながら、

仕事をしてみてください。

 

そのために、その誰か好きになる必要があります。

また、本気で仕事に取り組む必要があります。

 

でも、そうすれば、きっと仕事は楽しくなるはずです。


新入社員のみなさんにとっては、

社会人としての日々が始まるのは、

新しい人生の旅立ちです。

新しい旅が、良い旅であることを願っています。


HAVE A NICE TRIP!

 

 

 

2009年04月06日

SHOZO CAFE 再び


先週の益子ー那須のカフェめぐりの続きです。


朝、健康センターで温泉に浸かりながら

その日のプランを考えていました。


寒くてあんまり遠くに行くのは辛いな~

と思っていたのですが、

やはりここまで来たらと、向かったのが

前にも紹介した那須のSHOZO CAFE


バイクで一時間半。

寒さで震える手で、ドアをあけました。

 

 


やっぱり、完璧です。

個人的には、今まで訪ねた中で最高のカフェ。


コーヒーやケーキが美味しいのはもちろん、その空間、

店員さんの気持ち良い笑顔や気遣い、すべてが完璧。


この日も、適度に混雑していたのですが、

落ち着いていて、きびきびとした対応。

とても計算されていて、

でも、温かく気持ちが込もっている。

きっと、みんなこのお店が好きなんだろうなって

いうことが伝わります。


さらに、黒磯の1988 CAFE SHOZOへ。

黒磯のお店のまわりには、SHOZOさんがやっている

セレクトショップやアンティークショップがあります。

これらを見て回るのも楽しみのひとつ。


正直言って、小さな地方都市の寂れた商店街。

そんな場所で、1988年からカフェ続けて、

たくさんの人を呼び寄せている。

ほんとうに、すばらしいカフェです。

 

 

 

 

 

2009年04月07日

旅先のカフェ pain de musha musha + coffee


黒磯からの帰り道、もう一度益子に寄って

カフェに行きました。

pain de musha musha and coffeeへ。

ここは、古い農家がそのままカフェになったようなお店。

 

 

 

お家にお邪魔するかのように、引き戸を開け、

玄関で靴を脱いで、店内に入りました。

座布団とちゃぶ台が置かれた店内は、

ほんとうに誰かのお家に招かれたような

居心地の良さを感じます。


注文をしたのは、キッシュのセット。

このお店で焼いたフランスパンと、

採れたて野菜のサラダが添えられた、

キッシュのプレートが出てきました。

 


 

素朴だけど良質の素材を使って、

丁寧にきちんと作られている、そんな味でした。

フランスの料理だけど、日本の田舎の煮物とか

おいなりさんと同じような、どこか懐かしい味でした。


窓からは西日が差し込み、ストーブで

暖められた空気がゆらゆらと揺れる影を

白い壁に映しています。


小さな音で、レナード・コーエンの曲が流れるなか、

背中を壁に預けて、ちゃぶ台の下に足を伸ばし、

すっかり寛いで心地よい時間を過ごしました。


これも、東京では成立しないカフェだなあ。

 

 


 

 

2009年04月08日

お花見


東京では先週末から暖かい日が続き、桜も満開。

もう皆様はお花見には行かれたでしょうか?


お花見と行っても、日本に住んでいれば大抵

通勤や通学の途中のどこかに桜の木はあるし、

万が一なくても、近所の学校や公園を覗けば

桜を見ることが出来ます。

むしろ、桜を見ないでこの季節を過ごすほうが

難しいですよね。

それだけ私たち日本人に愛されている花

なのでしょうね。

そういえば、ミドリで発売している

季節の柄が描かれているレターも桜の柄が

一番売れます。


普通、お花見というと、桜を見ることではなく

桜を見ながら、春の訪れを祝い、外で呑んだり

騒いだりすることを言うのも不思議です。


という訳で、私も先週末行ってきました。

桜の木がたくさんある公園では、夜店が出ていました。

それにしても、夜店で買って食べるイカ焼き

やモツ煮はなんでこんなに美味しいでしょう?

 
 
 

2009年04月10日

散りゆく桜とカフェ更新


東京は暖かい日が続きます。

桜もだいぶ散り、青い葉が多くなってきました。

桜の木の下には、桜の絨毯が出来ています。

やっぱり桜は散り際が最も美しいですね。

 

 

 

桜がみせてくれる一年に一回の華やかなショー。

東京は今週末で終わりそうです。

これから北に向かって旅立ちます。

東北地方の方々、もうすぐそちらに行きますので

お楽しみに!


今月もトラベラーズカフェ、更新しています。

かわうそさんの絵日記は、思い出の話。

なかなかジ~ンときます。

k_daruさんの革ボタンのカスタマイズ、

黒に赤のボタンが、似合います。

tomo-sさんはいち早くパスポートサイズ

の写真を送ってくれました。

夜、お酒を傾けながらノートに思いを綴る。

そんな時間も必要です。

Hideさんのストーリー「口約束1」は、

旅先での出会いのエピソード。

ひとつひとつの出会いを大切にすること

を教えてくれます。

そして、「パーゴラの天井」は5回目。

父と子の交流を描いた素敵なお話です。

 

散った桜をトラベラーズノート

パスポートサイズに挟んでおきました。 

 

 

2009年04月13日

Bruce Chatwin / The Songlines

 

 

雑誌などで旅本の特集になるとよくセレクトされるのが

ブルース・チャトウィンの本。

でも、そのすべての本が絶版で手に入らない状態が続いていて、

古本屋に入るたびにチェックをしていました。


そんなブルース・チャトウィンの代表作2作を

偶然ほぼ同時期に手に入れることが出来ました。

「パタゴニア」は古本屋、「ソングライン」は、

最近やっと復刊されることになり、新刊本を購入。

今回は手に入りやすい「ソングライン」の方を紹介します。


ソングラインとは、オーストラリアの先住民

アボリジニの間に古くから受け継がれてきた歌。

その歌は先祖が歩いて来た足跡を示し、

その道は彼らにとって聖地となっています。


アボリジニは、オーストラリア中

無数に張りめぐらされているソングラインを

歌をたよりに歩き、目的地までたどり着くことが

できたと言います。


この本は、ソングラインを巡る紀行文に、

ノートに断片的に書かれた旅をテーマにした考察

が挿入されるという構成になっています。


そこで作者が描くのは、「人はなぜ旅するのか」

という壮大なテーマ。

その洞察は、人類の祖先がアフリカで誕生する時

までにおよびます。


本の最後に描かれた、死を迎えるアボリジニが

落ち着いた表情で死という最後の目的地へ

向かうことを受け入れている姿は、

厳しい自然の中で生きていた人々は

人生の旅の目的地をきちんと知っていたことを

示唆します。


良質の紀行文は、旅先の情報というよりは、

旅に向き合う姿勢やモノの見方を教えてくれます。

そして、それは人が生きていくことの意味でも

あるのです。

 

 


2009年04月14日

不思議な喫茶店(釜山)

 

最近、仕事で韓国の方と話す機会がありました。

韓国でもカフェがちょっとしたブームになっているようで、

雰囲気が良くこだわりのコーヒーを出してくれる

カフェがたくさんあるそうです。

そこではコーヒー1杯800ウォンが相場とのこと。


前にソウルで楽器屋さんがやっている

カフェのことを書きましたが、

同じ旅で入った釜山のカフェはもっと印象的でした。


ソウルから夜行列車で釜山に向かい着いたのは朝。

街をぶらついていましたが、冬の釜山は寒く、

移動の疲れもあって休む場所を探していました。

そんな時見つけたのが、昔ながらの喫茶店。

早速ドアを開けて、中に入りました。


合成皮革のソファに座りコーヒーを注文すると、

奥に座っていた数名の女性が、私たちの

テーブルにやって来ました。

そして、彼女たちもそれぞれコーヒーや

コーラを注文しました。


親し気にいろいろ話しかけてくるのですが、

韓国語しか話せませんので、

何を言っているのかさっぱり分かりません。


正直言うと、学生だった私たちよりもかなり年上。

色々な意味でまだまだ未熟だった私たちは、

うまくあしらう術を知らず、積極的に

コミュニケーションをとることもできませんでした。


結果的には、ちょっと言い方が悪いですが、

おばちゃんたちの話がうるさい席の近くに

座ってしまったような感じになってしまいました。


なんだかよく分からないまま、

落ち着かない状態でコーヒーを飲み、

店を出ました。

後で支払ったお金を計算してみると、

どうも金額があわない。

どうやら私たちのテーブルにやってきた

女性たちの分も請求されていたようです。


コーヒー代なので大した金額でなかったこともあり、

不思議と腹も立たず、むしろ旅先の不思議な楽しい

体験として記憶に残っています。


この体験を冒頭の韓国の方に話したところ、

少し申し訳なさそうに、田舎には日本の昔ながらの

クラブのように女性が横について会話を楽しむ

喫茶店があるのです、と教えてくれました。


韓国訪問の際には、おしゃれなカフェとあわせて

昔ながらの喫茶店を探してみては。

ただ、今では貴重な存在になっているようですが...

 


 

2009年04月16日

朽ち果てたペンケース

 

 

 

錆び付いた鉄のケース。

最近、骨董品屋で見つました。

永い月日を経て朽ち果てた感じが

愛おしくなり思わず買ってしまいました。

まるでどこかの焼け野原から掘り出してきたかのような風貌。

いくら味があるものが良いと言ってもありすぎだよと言われます。


ちょうどペンケースのサイズなのですが、

もともと何を入れるために作られたものかは不明。


休日1人で出掛ける時は、

これに色鉛筆のマルチペンと鉛筆、消しゴムなどを

入れてトラベラーズノートと一緒にカバンに放り込みます。

 

 


ほとんどの金属は錆びたり変色したりします。

でも、そのサビや変色はただ放置しておくと

汚くみすぼらしく見えるのですが、

使っていたり手入れをすると、

新品の時にはなかった味わいが生まれてきます。


使い込んだ金属の道具は、とても美しく温かい。

この鉄のケースも、これから使い続けていくと

また違った顔を見せてくれるのかもしれません。


2009年04月20日

本との出会い


先月のある日、車を運転中FMラジオをかけると、

旅の本をテーマに話す声が聞こえました。


ボリュームを大きくして、耳を傾けると

語っているのは、ブックディレクターでBACH代表の幅允孝氏。

BOOK246、SHIBUYA PUBLISHING BOOK SELLERS

などの本コーナーのプロデュースをしている方で、

最近は雑誌などでもよく彼の名前を見かけます。


そのラジオで、今日の1冊として「旅する哲学」

という本を紹介していました。

気にはなりましたが運転中だったので、そのまま

メモをとることもなく車を進めました。

着いたのはあるショッピングセンター。

デザインフィルの工場の近くに、

巨大なショッピングセンターが出来たので

それを見学するために来たのです。


トラベラーズノートも置いてある旅をテーマにした

お店を見ていると、素敵な品揃えをしている本の

コーナーがありました。


すると、先ほどラジオで紹介されていた本が

置いてあるのを見つけました。

不思議な偶然に驚くと、悩むことなく

その本をレジに持っていきました。


後で調べてみるとこの店の本コーナーも幅氏が

プロデュースしていることが分かりました。


本との出会いは、

さまざまな偶然や必然によってやってきます。


平日にFMラジオを聴くというのは、

車でも運転していない限りないこと。

そして、仕事で車を運転するのは1年ぶりのことでした。

さらに、メモもしていなかったので、

その日に出会わなければ忘れていたことでしょう。

普通の本屋さんだったら、置いてあっても

見つけることが出来なかったと思います。

そんな不思議な偶然が重なり出会った本。

本の話は明日!


そして先週末、紙の商社、竹尾さん主催の

TAKEO PAPER SHOWで幅さんの講演を聞く機会

に恵まれました。


本という紙のメディアを愛する氏が、

その愛情ゆえに人とよい本との出会い機会を

創りだすことを仕事としている。


彼が大事にしているのは、

届けようとする相手のことを知ること。

その時の視点は、決して群衆でなく1人の個人を

見ていくことが大事とのこと。

短い時間でしたが、とても有意義で楽しい話を

聞くことができました。

 

 


さらに、ペーパーショーのあと代々木公園で開催のアースデイへ。

濃い1日になりました

 

 

2009年04月21日

The Art of Travel


もう10年以上前、東北で営業の仕事をしていた頃。

その頃は、まだ秋田から仙台まで高速道路が

つながってはいませんでした。

担当していた秋田から家のある仙台に帰るには、

一度横手で高速を降りて、山道を走り峠を越えて、

岩手の北上で再び高速にのらなければなりませんでした。


秋田からの帰り道、ちょうど夕食の時間にそこを

走ることが多く、峠に入ると食堂もなくなるので、

峠の手前にある「でめきん食堂」というところに

よく立ち寄りました。


そこは、トラックがとめられる大きな駐車場が

ある昔ながらの地方によくあるドライブイン。

店員やお客さんの数に不釣り合いな広い店内には

不揃いのテーブルやイス、ぼろぼろになった

スポーツ新聞やマンガ雑誌が雑然と置いてある

そんな食堂でした。


夜の8時頃、薄暗い店内でそれぞれ離れた席に座る

2、3人の客が黙々とカツ丼やしょうが焼き定食を

食べている姿は、旅の孤独を感じさせるのに十分でした。


峠の途中にあるため、周りに人が住む気配が

いっさい感じられず、

そのことも孤独な雰囲気をさらに強めていました。




「旅する哲学」は、さまざまな文学者や画家、詩人

の視点を借りて、旅で見えることの意味を語ってくれます。


私にとっては今まで考えてきた、旅の意味を明確に

分かりやすく説明してくれる本でした。

例えば、9章ある中の2章目では、画家エドワード

ホッパーと詩人ボードレールの視点から旅の意味を

教えてくれます。


エドワードホッパーは、車でアメリカ中を旅し、

そこで出会ったガソリンスタンドやモーテル、

自動販売食堂に漂う孤独な風景の中に詩情を見つけ

描いてきました。


孤独は心を空白にし、自分にとって大切な感情や

考えに接触するところまで引き返してくれると

この本に書かれています。

ホッパーの絵は旅の孤独を客観的に提示することで

そのことを教えてくれます。


もう一度ここで書かれている旅人の視点で

でめきん食堂のことを思い返してみると、

そういえば、ひとりカツ丼を食べている時間は、

うら寂しい気分ではありましたが、

そこでしみじみといろいろなことを考えている

のは嫌いではなかったことを思い出します。


今では高速道路も秋田から仙台まで繋がって

降りずに行くことができます。

でめきん食堂は、まだあるのかなあ?

 

2009年04月23日

Slumdog Millionaire

 

インドに行った時、何よりショッキングだったのは

街中で見かける物乞いの人達でした。


繁華街や駅、観光地など人が集まる場所を歩くと、

痩せ細った老女が赤ちゃんを抱きながら手を差し

出してきたり、ボロをまとった小さな女の子が

後ろから洋服のすそを引っ張ってきたりする

物乞いに必ずと言っていいほど出会いました。


さらに衝撃的だったのは、病気や怪我などで

傷付いた体で憐みを誘おうとする物乞いです。

 

駅のホームいると、何かの病気で足が潜水用の足ひれ

のように肥大化した少年が、走って追いかけてくる。

電車が駅に止まると、窓から小銭がのった指がない

手を差し出してくる。

さらには、強烈だったのは、器用にムチで自分の体

を自分で打ち付けている少年。

そんな光景に出会うと、直視できず思わず目を

背けざるを得ませんでした。


もう一つインドで印象的だったのは、人々の押しの強さ。

駅を降りると沢山のリキシャやタクシーの運転手に

囲まれるのは、他の国でもよくあることですが、

とにかく押しが強くしつこい。

普通に乗りたい時でも運転手を決めるのに一苦労。

そして、なんとか乗ることができたら、今度は

望んでいる場所まで連れて行ってもらうのが大変。

ホテルの名を言うと、そこは潰れたとか高いとか

難癖をつけて、自分がコミッションをもらえる

ホテルに連れて行こうとします。

辿り着いても、乗る前に決めた値段より高いお金を

請求してくるので、値段交渉をもう一度しなければなりません。

その強烈な押しの強さに慣れるまでは、

ちょっとした移動でも疲れ切ってしまいました。


物乞いや運転手たちを見て思ったのは、生きること

への耐性の強さ。

日本で衣食住を保証されたのんびりとした学生生活を

送っていた私にとっては、そのパワーに圧倒され続ける旅でした。


・・・・・・・・


ロック映画の名作のひとつ「トレインスポッティング」

の監督ダニー・ボイルが、インドを舞台に撮った映画。

さらに、今年のアカデミー賞最多受賞という話題の映画

でもある「スラムドッグ$ミリオネア」を見に行きました。


スラム出身の若者がクイズ番組で次々と問題を解いていく、

そして、その答えがかつての過酷な生活の中にあったとして

回想シーンになり、クイズ番組の場面と交互に映し出されていきます。

 

ムンバイのスラム街の少年が悲惨な辛い状況のなかで

したたかに生きていく姿を、エンターテイメントとして

王道のストーリー展開とともに見事に描いています。


イスラム教とヒンズー教の対立、貧困、差別、虐待など

インドが抱える暗い問題を描いていますが、その登場人物

たちは、悲惨な状況でもとにかくパワフル。

生きることにひたむきな姿は、とても美しく感動的です。


今思うと、インドの旅で感じた人々の生きるパワー

の強さは、今でも私の心に大きな影響を与えてくれている

のかもしれません。

 

2009年04月27日

魅惑の小さな紙片


土曜日、浅草で開催していた東京スタンプショウに

行ってきました。

この時期に毎年開催されているイベントですが、

私は紙もの好きの友人に教えてもらい初めて行きました。


切手の歴史などの展示とあわせて、

記念切手の販売やオリジナルの押印などを押して

もらえたりするのですが、私のお目立ては

外国製の使用済み切手。


袋にたっぷり入ってグラムで売っていたり、

古い味のある切手が1枚10円とか20円で売られていたり。

 

 

 

数センチ四方の紙片に広がる世界にすっかり魅了され、

思わず長居をして見入ってしまいました。


買ってきたたくさんの切手の中から少しだけ紹介を。

アメリカの切手はAirmail用があるんですね。

Airmailだけに、飛行機がかっこ良くデザイン

されたものが多く、旅情を誘います。

 

 


下は、ソ連時代の切手。

如何にもソビエトって感じのデザインが今見ると斬新。

 

 


細かい線画の印刷はコンピューターなどがない時代、

手描きでデザインをおこし、銅板などの版で印刷。

粗い紙の風合いとともに時代を感じさせてくれます。

 

 

これらの切手はトラベラーズノートのリフィルに

貼ったり、手紙に忍ばせたり、ハガキやカードに

貼ったりするのです。


そういえば、小学生の頃一時的でしたが、

記念切手集めにはまった頃がありました。

当時はけっこうブームだったんですよね。


他にもウルトラマンのカードアルバムや

ベースボールカードを集めたりしたし、

私たちの後の世代も、ビックリマンチョコやポケモン、

最近では遊戯王カードなどなど。

常に男の子向けのコレクションは何かしら

流行っているような気がします。


今も昔も男は、あまり役にたたないようなものを

集めたりするのが好きなんです。

 
 

2009年04月28日

How do you use PASSPORT SIZE?

 

トラベラーズノートのパスポートサイズが発売して

一ヶ月が経ちました。

発売直後から使っていただいている方は、

使うパターンが定まってきたころでしょうか。


私のパスポートサイズの使い道を紹介したいと思います。

 

私は、2冊のトラベラーズノートを使っています。


1冊仕事用で、スケジュールとノートリフィルを

セットし、ミーティングや商談などの時はいつも

持ち歩いています。

ノートリフィルには、時系列でなんでも書いていきます。


もう1冊は、プライベート用。

こちらは、画用紙リフィルを差し込んでいて、

カフェなどでの暇つぶしや日々の記録用。


それにプラスして、パスポートサイズは

仕事の時も遊びの時も常に持ち歩いています。

出かけるときは、トラベラーズノートは鞄の中に

入れますが、パスポートサイズはポケットの中。

その分、機動性が高くなります。

 

 

 

例えば、電車の中でふと思い付いたことや、

本を読んでいていいなと思ったフレーズを

書き留めたりするのが主な使い方。

また買おうと思った本やCDなど、なんでも

気付いた時に書き留めて置かないと忘れてしまうんですよね。


そんな時には、やはりポケットに入る大きさが

書く機会を増やしてくれます。

 

トラベラーズノートは多少後から読み返すことを意識し、

仕事の流れが分かるように記録したり、

仕事とプライベートを混在させないようにしていますが、

パスポートサイズはもう少し自由な感じ。

仕事のアイデアを書いた隣に、

遊びの予定を書くこともあります。

 

 

 

ジッパーケースを付けて、そのポケットにノートを

もう1冊付けています。1冊は切り取り用。

誰かに渡すメモにしたり、トラベラーズノートに

張り付けるためのメモを書いたりしています。

また、ジッパーケースのポケットには名刺を入れておきます。

これで、急に名刺が必要な時などは結構助かっています。

 

 

 

 

私の使い方は、あくまでも一例であって、

使い方は人それぞれだと思います。

その職業や趣味によってはぜんぜん違う面白い使い方を

している方もいらっしゃると思います。

皆様も自分流の使い方を見つけてください。


こんな使い方っていうのがありましたら

ぜひ、トラベラーズカフェに投稿してください!

 

2009年04月30日

休日の朝、コーヒー豆を挽く音が聞こえてくる。


休日の朝は、特に用がない場合は

たいてい10時頃目を覚まします。


家族はもうみんな起きていて、

自分が一番の朝寝坊。

その頃には、朝食の用意も

ちょうどいい具合になってきていて、

目玉焼きのぱちぱち焼ける音とともに、

みそ汁のいい匂いがしてきます。


平日は時間がないため、

パンとコーヒーだけの朝食ですが、

お休みの日はごはん。


レタスにソーセージやベーコンが

添えられた目玉焼き、キュウリの漬け物、

明太子か納豆、焼き魚はあったりなかったり。

それに、ご飯とみそ汁があれば、完璧。


目玉焼きに、一差し醤油をたらし、

カリカリの白身から食べ始める。

最後に半熟の黄身を割って、

もう一度醤油を足してご飯の上にのせて食べる。

パンも好きだけど、休日には

普通のご飯とみそ汁の朝食をゆっくり食べるのが好き。


でも、そんな朝食の後でもお茶ではなくコーヒー。

平日も休日も、コーヒーを飲まないと

一日が始まった感じにならないのです。

平日は慌てて、ごくごく飲むのですが、

休日はゆっくりと味わって飲みます。


朝食が終わって、食器を下げると、

カリカリとコーヒーの豆を挽く音が聞こえてきます。


普段は挽いてある豆ですが、

たまにお気に入りのコーヒー屋さんで

豆のまま買って来たりします。

休日は、ちょっとひと手間かけた挽きたてのコーヒー。


コーヒー豆を挽くカリカリという音とともに

今度は、コーヒーのいい匂いが漂ってきます。

美味しいコーヒーを飲み終わる頃には、

もう時計は12時を過ぎようとしています。


そんな風にゆったりと始まるなんでもない休日。

ゴールデンウィークですが、

だらだらと過ごす休日があってもいいですよね。


 

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店長のプロフィール

(株)デザインフィルでトラベラーズノートの企画を担当している飯島です。