今回の松本バイク旅。
一泊目は石和温泉の健康センターに泊まったのですが、
二泊目はちゃんとした旅館に泊まりました。
城下町らしい佇まいの蔵が建ち並ぶ松本中町通り。
民芸品店や雑貨屋、居酒屋などがあり、
ぶらぶら歩くにはもってこいの場所です。
その中心から小路を少し入ったところにある
「まるも旅館」がその日の宿。
この旅館も蔵造りで、現在の建物は明治21年に
建てられたそうです。
格子戸をカラカラと開け、小さな庭を抜けて玄関に入る。
案内された応接間は、良い感じに黒光りする床に
しっかりと作られた木のテーブルや椅子が置かれています。
永い年月を経た木の味わいを活かした空間に、
松本周辺で作られたと思われる花瓶、
民芸品の解説本や歴史の本が並ぶ棚。
決して華美でありませんが、地域や歴史に対する
さり気ないプライドと主張を感じさせるインテリア。
部屋は、6畳間でトイレやお風呂は共同。
豪華なサービスを望む宿ではありませんが、
その分無理せず心地よい時間を楽しむことができました。
そして、この宿のもう一つ大きな特徴が
素敵なカフェを併設していること。
使い込まれた松本民芸家具のテーブルとイスが
置かれた落ち着いた店内に、流れる静かなクラシック音楽。
部屋で雨で濡れた服を着替えてから、
カフェでゆっくりコーヒーを飲むと、
雨の中をバイクで走ってきた疲れを忘れ
街をあるく元気が湧いてきました。
また宿で、素朴ですが丁寧に作られた美味しい朝食を
食べたあとも、カフェで朝のコーヒーを頂きました。
こんな素敵なカフェで温かいコーヒーを飲みながら
一日の始まりを迎えることが出来る。
それだけでも、この宿に泊まる価値があるような気がします。