« 2009年06月 | メイン | 2009年08月 »

2009年07月 アーカイブ

2009年07月02日

TRAVELER'S scrap book

 

 

 

雑誌は、よっぽど気に入ったものでない限り

たまっていくと定期的に捨ててしまうのですが、

やっぱり後から見返したいときがあります。


雑誌や新聞の残しておきたい記事を

切り取って貼り付けたスクラップノート。


今まで本来の意味でのスクラップノートを

作る習慣はなかったのですが、

増え続ける雑誌の整理方法の一つとして

トラベラーズノートで作ってみました。

素材は、Coyoteのロバート・フランク特集。


写真や記事を大胆にざくざく切っていき、

トラベラーズノートのリフィルに貼付ける。

トラベラーズノートのサイズが必然的に制限となり、

ダウンサイジングせざるを得なくなります。


雑誌は、そのレイアウトも大事なので、それを

ちょっと意識して貼付けると紙面の雰囲気を残す

ことが出来ます。

また、特に印象深い文章は、あえて手書きで

書いてみました。


作っていると、雑誌の状態で読んでいるときに

気付かなかった文章に感動したり、かっこ良い

レイアウトデザインを発見したりして、

たくさんの再発見とともに、楽しい時間を

過ごすことが出来ました。

あとで読み返すのも楽しみ。


今回作ったトラベラーズノートのスクラップも

Rainy Day Bookstore & Cafeで展示してもらっています。

 
 
 
 
 

2009年07月03日

Thanks! Brian

 
 
 

久しぶりに下北沢に行った時、

気になっていたカフェがあったのを思い出し、

寄ってみることにしました。


cafe ordinaireは、自由に読めるたくさんの本と

シンプルで心地よいインテリアが魅力のカフェ。


カウンターテーブルに座り、コーヒーをオーダー

すると、カウンターの上ににずらりと並んでいる

本を眺めました。それらは、1冊ずつ丁寧に

パラフィン紙でカバーが掛けられています。


目の前にはロック関連の本が並んでいました。

その中から、ブライアン・ジョーンズのことが

書かれた本を手に取りました。


ブライアン・ジョーンズは、初期のローリング

ストーンズのリーダーで、ギタリスト。


その一週間前、彼をテーマにした映画を見て、

音楽面の業績にはほとんど触れずに、

スキャンダラスな面を強調した描き方に、

なんだか納得がいかないものを感じたのを

思い出したのです。


その映画の中でのブライアンジョーンズは、

音楽的才能を失い、他のメンバーから邪魔者扱い

されながらドラッグと女に溺れて死んでいく、

単なるダメ人間。


しかし、この本の冒頭で書かれているように、

「 ブライアン・ジョーンズは1人目の

ローリング・ストーンズ」だったのです。

さらに、「 ブライアンこそがこのグループの

創始者であり、そして世に売り出した男」なのです。


YouTubeなどで初期のストーンズのライブ映像を

見ると、最初のヒット曲となったNot Fade Away

のハープやLittle Red Roosterのスライドギターを

演奏する姿がむちゃくちゃかっこいいし、バンド

サウンドをリアルなブルースを聴かせるレベルに

引き上げるのに大きな役割を担っています。


さらに、Paint it BlackやStreet Fighting Man

でブライアンが演奏しているシタールの音は、

インド音楽的な味付けではなく、ちゃんとロック

の音になって、サウンドに深い奥行きを加えています。


ストーンズがブルースのカバー中心の構成から

ミック&キースのオリジナル曲中心のアルバムを

制作していくなかで、30種類以上の楽器を

操ることができた彼の音楽的なセンスが大きく

貢献していることは疑いのない事実です。


好きなアルバムの一枚「Between The Buttons」、

その中では、ギター、ハーモニカの他に彼が奏でる

リコーダー、セロ、マリンバ、チェンバロ、

アコーディオン、ダルシマーなどが効果的に

使われています。

例えば、名曲She Smiled Sweetlyなんてあの

メランコリックなオルガンがあって成立する曲。


Sympathy for the Devilのレコーディングシーン

を映像化したOne Plus Oneでは、虚ろな目を

してキースの指示通りただコードストークを

しているだけで、しかも耳を凝らしてみても、

CDからはその音を耳で拾うことはできません。


その頃のブライアンは、ほとんどレコーディング

にも参加しておらず、やっかい者だったことは

事実だと思います。

ただ、この本によると同曲が収録されている

アルバム「Beggars Banquet」の中の、

No ExpectationsやJigsaw Puzzle、

Salt of The Earthで聴ける印象的なスライド

ギターは、ブライアンジョーンズによるもの

とのこと。


ゴダールによる映画、One Plus Oneが

Sympathy for the Devilでなく、せめて

Street Fighting Manのレコーディングシーン

を撮っていたら、なんて思ったりもします。


もちろん、ミックやキースが優れたアーティスト

であることは疑う余地のないことです。


もうこの世にいないアーティストとしてブライアン

のことを考えるとき、彼がどう破綻し破滅したか

ではなく、彼がどんな素晴らしい作品を残し、

影響を与えてきたかということで評価するべき

なのだと思います。


そういえば、80年代のミュージックシーン

に多大な影響を与えたマイケル・ジャクソンも

晩年の彼の奇行ではなく、作品や表現によって

記憶に残っていくことを願います。


7月3日はブライアン・ジョーンズの命日。

ちょうど40年前の今日、自宅のプールで彼は

亡くなりました。

それは、私が生まれて1ヶ月と少し経った頃

のことです。

 

 



2009年07月06日

後半しゅっぱーつ!

 

 

 

トラベラーズノートの週間リフィールを後半に

差し替えると、いよいよ今年も残り半分ということ

を実感します。


09年前半戦、トラベラーズノートにとっては、

青山スパイラルでの期間限定出店と旅祭参加が

とても大きなイベントでした。


まず、空間作りの楽しみを知ることができました。

家具や壁を作り込んだり、香港から自転車を

取り寄せたり、さまざまな小物を揃えていくことで

思い描いていた世界観が、形になっていきます。

前日深夜までかけての陳列作業でしたが、

並べ終わった瞬間には、しみじみそこに佇んで、

その場の空気に浸ってしまいました。

多分、その空間を一番楽しんでいたのは、主催した

私たちだったと思います。


また、お客様がたくさんその場に訪れて、そこを

楽しんでいる姿を目にすることが出来たことも

大きな意味がありました。

言葉を交わしたり、商品を手に取る姿を見たり、

お客様のトラベラーズノートを見せて頂いたり。

そのことは、私たちに大きなヒントを与えてくれました。


これらのイベントで見えて来たこと、確信できたこと。

後半戦は、それらを深く追求し、次のステップへ

向かっていく期間。

おぼろげだった目指している場所が、少しずつ視界

に入ってきました。あとは、着実に近付いていくだけ。


--------------------------- 

 

トラベラーズカフェ、今月も更新しています。

みんなのトラベラーズノートは、かわうそさんの

オリジナルカバー。これは誰も思い付かなかった

大胆な発想です。


トラベラーズフォトは、ゆうきさんとtomo-sさん。

ゆうきさんは、旅祭参加時にカスタマイズした素敵

なトラベラーズノートの写真を送ってくれました。

tomo-sさんは京都の写真。蝉の音が聞こえてきそう

な写真です。


ストーリーはおなじみ、Hideさんとかわうそさん。

Hideさんのお話は、亡くなってしまった義父さん

の思い出。残っていく人の記憶に残るようなことを

私達はきちんと出来ているのか、なんて考えさせられます。

 

そして、かわうそさんのパーゴラの天井はこれで終了です。

最後の「河の家」の一節がかわうそさんの作品の

テーマのような気がします。

日々通り過ぎてしまう風景をもう一度立ち止まって

見てみることで、素敵な発見があるんですよね。


ぜひぜひ、皆様もお気軽に投稿ください。

 

2009年07月07日

POST CARD Campaign & TRAVELER'S air


 

 

3回目のポストカードキャンペーン。

今月末で締め切りですよ!


今回の賞品は、トラベラーズエアーオリジナルの

スノードームです。

このスノードーム、ビルや飛行機の形もキャンペーン

のための完全オリジナルです。

正直作った私たちも出来の良さの驚いています。


トラベラーズエアーは、トラベラーズノートの

1周年記念の時に発売した限定リフィル用に

考えた架空のエアーライン。

ロゴマークや飛行機のデザインなどを考えたり

けっこう楽しんで作りました。

今年は、パスポートサイズも発売したことですし、

もう少し、このトラベラーズエアーで遊んで

みたいと思います。 


エアライン用のチケットケースやペーパータグ

などまで作ってみたり・・・  

 

「トラベラーズエアーは、

旅人を安全に旅先へお届けします。

少し年代物の飛行機ですが、

パイロットの腕は一流です。

どこに辿り着くかは、パイロットの気分次第。

過去も未来も飛び越えて、自由と夢の国に

あなたをお届けします。」  

 

キャンペーン、まだまだ間に合います。

ポストカードに、旅について、または

トラベラーズノートについて、

文章・写真・イラスト・スクラップなど

お好きな方法で表現してください。


詳しい応募方法はこちらを。

昨年の入賞作品を参考にしてください。


皆様からのご応募、お待ちしています!!!

 

2009年07月09日

Goodbye STUDIO VOICE

 

 

雑誌「スタジオボイス」が休刊になるとのこと。

サブカル雑誌の代表みたいな存在で、20代の頃は

けっこう頻繁に買って読んでいました。

 

デザイン、映画、音楽、文学などを年代やテーマ

ごとにアンダーグラウンドな視点で深堀りしていく

各号の特集は、インターネットがない時代には

貴重な情報源でした。

 

当時、東北で営業職をしていた自分にとって

この雑誌を手に取ることで、時代との接点を

持っている気分にさせてくれる、そんな雑誌だった

のだと思います。

 

トラベラーズノートを作り上げていく過程で、本棚

から「スタジオボイス」のビートジェネレーションの

特集号を取り出して、参考にしたりもしました。

 

しかし、最近は本屋で見かけてもパラパラと

めくるのみで買うこともなくなってしまいました。

 

5月には「エスクァイア日本版」が休刊になり、

前にここで紹介した「ダイアリーズ」も休刊、

そういえば斬新なデザインがかっこ良かった

「ブルータストリップ」は最近見ないし。

 

ネットの普及による部数の落ち込みや、最近の不況

で広告収入が減ったことが休刊の理由のようですが、

気に入っていた雑誌が次々なくなっていくのは、

やっぱり寂しいものです。

 

ネットがない時代に育ってきた私たちにとって、

雑誌は新しい世界への扉を開いてくれる貴重な

情報源でした。

中学高校時代には、雑誌を買うことが、その世界に

足を踏み入れる第一歩だったような気がします。

 

「FMファン」は、より多くの音楽に触れる機会を

作ってくれたし、さらに「ロッキンオン」は、

ロックは生きる姿勢でもあることを教えてくれました。

 

バイク雑誌「モーターサイクリスト」は、バイクに

乗れない年齢の時、舐めるように読んでいたし、

「アウトライダー」でバイクツーリングの魅力に

はまっていきました。

 

「宝島」や「ポパイ」は、学校では教えてくれない

カルチャーがあることを僕たちに教えてくれました。

 

他にもカメラ、アウトドア、釣り、コンピューター、

旅、新しいライフスタイルなど雑誌はいつも新しい

世界へ僕らを導いてくれました。

 

まだまだ、世界観をきちんと作り込んだ

定期購読したくなるような雑誌や、わくわくする

特集を提案してくれる雑誌もあります。

最近は、リトルプレスなどのインディーズな小冊子

が増えていたりもします。

 

紙の質感や雑誌だからこそできるレイアウトなど、

PCの画面では伝えられない世界を伝えるメディア

として、雑誌にはまだまだ私たちに必要なメディア

だと思います。


2009年07月13日

ISOT 2009

 

 

 

7月8日~10日、東京ビックサイトで行われた

ISOT(国際文具・紙製品展)にデザインフィルも

出展していました。

今年もたくさんの方々にお越しいただき、

ありがとうございました。


ISOTでは、なかなか普段会えない方々に期間中

に会えるのが楽しみ。

今年もプロフェッショナルユーザーに掲載させて

いただいている土橋さんやPatrickさんを始め、

たくさんの方々とお話をできました。

さらに、会いたいと思っていた方と知り合うことが

できたり、大収穫のISOTでした。

 

 

 

下の写真は、展示会場で見せていただいたPatrick

のトラベラーズノートパスポートサイズ。

スパイラルのイベントでも素敵なカスタマイズを

したものを展示しましたが、それ以降もずっと、

使っていただいているようです。

チケットや切り抜き、ポラロイド写真などを

ざっくりと挟まみこんでいて、膨れている感じが

かっこ良かったです。


ISOTの出張前に家族で日本を旅していたというで

小さな息子さんのために行ったというマザー牧場や

ディズニーランドのチケットが挟まれていたのが

なかなか微笑ましかったです。

 

 

 

2009年07月14日

アジ紙まつりとセンヌキビールバー

 

 

 

ISOT明けの土曜日、午前中だけ会社の行事があり

それが終わった後に、2つのイベントに足を運びました。


まずは、蔵前のアノニマ・スタジオへ。

ここでは、大阪のチャルカさんのイベント、

アジ紙まつり」を見学。


チャルカと言えば、今の東欧雑貨ブームの先駆者

であり、古くて味のある紙「アジ紙」の名付け親

でもある、大阪の雑貨屋&カフェ。


2年前、一度お店には行ったことがありますが、

東欧をテーマにした世界観を通じて、古いモノや

伝統的な文化を見直し、創造的な暮らしをしていく

ことを提案している素敵なお店です。

今回は、嬉しいことにチャルカの店主さんに

お会いし、お話をさせて頂くことができました。


そして、次は、ISOTにも足を運んでいただいた

ヤマザキデザインワークスの山崎さんが主催する

神楽坂のフラスコで行われている

センヌキ ビール バー」へ。

6名のデザイナーが作ったセンヌキの展示販売と

ともに、COEDOビールと美味しいおつまみが頂ける

イベント。


そういえば、センヌキで瓶を開けるということ

最近はほとんどなくなっいることに気付きました。

ビンってエコでもあるし、開ける時のシュポッ

っていう仕草もいいものです。


ちょうどこの日はオカズデザインさんのおつまみ

が頂ける日!もちろん美味しかったです。


山崎さんより、オカズデザインさんを始め、

出展デザイナーさんたちをご紹介して頂きました。

その中のお一人小野さんは、なんと偶然ご夫婦で、

トラベラーズノートを愛用中!


下町風情の残る神楽坂の路地で、美味しいビール

とおつまみを頂きながら、デザイナーさん達と

お話をする。刺激多い、楽しい一日となりました。


 

 

 

出張チャルカ「アジ紙エキスポ」はアノニマ

スタジオで7月17日まで。

http://www.anonima-studio.com/frameset.html


センヌキ ビール バーは、神楽坂フラスコで

7月15日まで開催です。

http://frascokagurazaka.com/thisweek2009/73-sennuki.html

 

 

2009年07月15日

Mix Tape : the art of cassette culture

 

 

 

毎年、ISOT(国際文具・紙製品展)とあわせて

東京国際ブックフェアが開催されます。

期間中はISOTの会場を抜けて、このブックフェア

を覗きに行くのも楽しみ。


この展示会は、出版業界のためのものなのですが、

出版社の各ブースでは本が20%オフで販売されて

いたりします。

さらに、洋書の特設ブースがあって、そこでは

傷モノの写真集などが結構安く売られています。


今年も荷物になるにも関わらず、重い写真集など

を購入してきました。


その中の1冊、

Mix Tape : The Art of Cassette Cultureは、

いろいろな人のオリジナルのミックステープを

紹介している本。


自分の好きな曲を録音したカセットテープ。

そのインデックスシートに雑誌から切り抜いた

写真を貼ったり、レタリングシールで文字を

貼付けたり・・・。

カセットテープを使っていた世代は、そんな

ことをした記憶があると思います。

私はけっこう好きでした。

 

好きな曲をたくさん詰め込んだテープを

付き合ってた女の子にプレゼントしたり。 

自分のバンドのオリジナル曲を入れたテープ

なんて歌詞まで手書きでびっしり書き込んだり

して、友達に配ったり。

今思うとちょっと恥ずかしいですが・・・ 

 

この本はそんな他人のミックステープを

覗き見る楽しさがあります。


今だと、デジタルファイルにしてメールで

転送とかで簡単に出来ちゃうんだけど、

それはそれで便利なのですが、

ちょっとつまらないような気がします

 
 
 

2009年07月17日

Beautiful!

 

 

 

旅行人代表、蔵前仁一氏のブログを読んでいたら、

面白い事が書いてありました。

美しさについての話なのですが、それによると

美しさの概念は、時代で変化していて

例えば、人々が山が連なる大自然の風景を

美しいと感じるようになったのは、それほど

昔のことではないそうです。

シンプルな形が美しいという概念も最近になって

言われるようになったとのこと。


美しさの概念は普遍的なものではなく、時代に

よって移り変わりゆくものとも言えるのです。


一方で、美しさとは普遍的な概念であるという

考え方もあります。


両方の考えを重ね合わせ思うのは、そこに潜んで

存在する美しさに気付くかどうかなのでしょう。

山が連なる風景の美しさに多くの人が気付くのは

それを描いた絵画による影響が大きいそうです。


そういえば、私はトラベラーズノートを使うよう

になって、経年変化することで出てくる味わいの

美しさを強く意識するようになりました。


毎日手に持って使うことによって、傷や手の油

などで革の表情が変化していく様が、なんとも

美しく思えるようになったのです。

見方をかえれば、みすぼらしくなったとも言える

のですが、その奥には深い美しさがあることを

教えてもらいました。


さらにそのことによって、例えば、今まで

気付かなかった下町の路地裏の古い長屋が連なる

佇まいの美しさや、古くなって色あせた紙の

味わいに安らぎを覚えたりするようになりました。


もっと言うと、歳をとって老いていくことは

人間としての味わいを深めることであり、

そのことで、より深い美しさがあらわれてくるはず

なんて考えたりします。


まだまだ、その美しさを理解している訳では

ないのですが、そんなことを考えると歳をとって

いくことに前向きになれるような気がしませんか?

 
 

2009年07月21日

BOOKS & CO.

 

 

 

ニューヨークにあった小さな書店、

Books & Company(本と仲間たち)の物語。

本を愛して止まないオーナーとその想いに共感し

集まって来たスタッフ、そして、そんなお店を

愛するお客さんや作家達との交流を綴っています。


本が好きなだけの素人の女性が、本とそれに

かかわる人々への想いだけを頼りに本屋を作り

上げていく。そして、多くの人々から愛される

お店にしていく。その過程は、これから何かを

初めようとしている人達には、とても勇気を

与えてくれます。


90年代に入り、大手ブックチェーン店の台頭や、

店舗賃料の高騰などによって、20年の歴史に

幕を閉じてしまいます。しかし、その時に

ウディ・アレンから発せられたメッセージが、

この書店が人々にとって、とても大切な存在

であったことを伝えてくれます。


私は、ブックスアンドカンパニーのような本屋

さんで本を買いたいです。


仕事柄もあるのかもしれないけど、お店を見て

歩くのはとても好き。そんななかで、自分の

感性にぐっとくるお店を見つけたときは、本当

に胸がワクワクし、嬉しくなります。


どんなお店にぐっと来るかと考えると、

その全体をまとめる強い世界観とあわせて

売り手の想いと作り手の想いが伝わってくる

ようなお店です。


大抵のそんなお店は大手チェーンよりも、

独立系の店舗だったり、個人やチームの個性が

色濃く出た店舗のことが多いです。

その魅力は、資本力に基づいた計算された

マーケティング力や巨大な販売力による仕入れ

パワーなど簡単に飛び越えてしまうのです。


例えば、文具業界で言うと、店舗の立地が

まったく販売力に影響を及ぼさないネット通販

で成功しているお店の多くが、地方の独立系の

お店であることも、同じ理由だと思います。


昨今の不況によって、価格訴求力が求められる

割合が高くなると、必然的に販売ボリュームが

大きい大手チェーン店のシェアが高くなっていく

傾向があります。


もちろん価格訴求力やさまざまな利便性は、

小売業にとってとても大切な要素であるし、

わくわくさせてくれるチェーン店もたくさん

あります。


こんな時だからこそ、私はきちんと想いを表現し、

こちらの感性を揺さぶり、文化的な発信をしている

お店で買うようにしていきたいと思います。

すべての商品は無理でも、長く大切に使いたい

感性を刺激する商品は、好きと言えるお店で

購入していくようにします。


だって、いつまでもお店は私たちをわくわく

させる場所であってほしいですよね?

 

2009年07月23日

日食と虹

 

 

 

日本国内では、46年ぶりという皆既日食。

残念ながら、東京は曇り空で確認することが

できませんでしたね。


その時間、路上ではたくさんの人が曇り空を

見上げていました。

私も同じように、太陽があるらしき場所を見上げて

目をこらしてみましたが確認できませんでした。


その代わりかどうかは分かりませんが、

先週の土曜日、東京ではとても美しい虹を

見ることができました。

空がオレンジ色に変わっていく夕暮れ時に、

雨上がりでもないのに、大きくはっきりとした

虹が空にかかりました。

よ~く見ると、2重に虹がかかっています。

 

 

 

貧乏人でもお金持ちでも誰もが見ることができる、

神様が与えてくれる素敵なショー。

みんなで眺めていたら、それだけで気持ちが

ちょっと通じ合って、何か良いことがありそうな

予感がしてくるのが不思議です。


皆既日食ですが、太平洋上ではくっきりと見えた

ようですね。

YouTubeでNHKの中継を見ることができます。 

 

2009年07月24日

上質なもの

 

 

 

随分前に地方のあるお店で注文していた靴が

届きました。


切りっぱなしの革のくたっとした佇まい。

さらに、店員さんが数年履いているという

同じ靴の革が良い感じに味が出ているのを見て、

トラベラーズノートと通じるものを感じました。


靴としては、安くはないけど、それほど高いわけ

でもないという値段。旅先でしたが、衝動的に

買うことを決めてしまいました。


すると、品切れ中で次の入荷は数ヶ月後になる

とのこと。

すぐ必要なものでもないので、まあいいかと、

注文をしておいたのが、送られてきたのです。


早速、足を入れようとしましたが、

なかなか入りません。

裸足になって強引に押し込んで、なんとか履く

ことができたものの、足の甲を思いっきり

締め付けられている感じ。


サイズを間違えたのかと思いましたが、

店員さんが言っていた、履いてるうちに

革がのびて必ず足のサイズに合ってきます、

という言葉を思い出しました。


数日履き続けると、その言葉通り、

足にぴったりとフィットしてきました。

このまま履き続けると、もっと足に馴染んで

心地よくなる感じです。


靴には手紙が添えられて、ソールの張り替えが

出来ますと書かれていました。

そんなサービスが、長く使って欲しいという

売り手の気持ちを伝えてくれます。

 

手紙は、「夏休みにこの靴を履いて遊びに

来てください」と結ばれていました。

作り手の想いに共感し、素敵な出会いの場を

演出してくれたお店の気遣いは、モノへの愛着を

より深くしてくれます。


上質とは、決して高級なことではなく、

使う人がその佇まいに惹かれ、愛着を持って

長く使えるモノのことだと思います。

そういう意味では、この靴は私にとって上質な

モノになってくれる気がします。


そんな上質なモノに囲まれて暮らしていきたい

と思う今日この頃。

 
もうすぐ締め切りですよ!
 

2009年07月27日

夏が本格的にやって来た

 
 


昼間には、太陽の容赦ない日差しが

皮膚を突き刺すように襲ってきます。

夜は夜で、昼間に暖められた空気が

大量の湿気を含んで、寝床を重苦しくします。

いよいよ夏が本格的にやって来たようです。


この前の土曜日は隅田川の花火大会。

夕暮れ時、パンパンパンという音が聞こえてくと、

ビールとおつまみを部屋から持って外に出ました。

マンションの階段の踊り場が花火見学の指定席。

まだ少し明るい空に、花火が景気よく打ち上がる

のを眺めながら、早速、ビールを開けて乾杯を

しました。


ほろ酔い加減になった頃には、空は暗くなり、

花火はより美しく夜空に瞬いています。

ちょっと行儀が悪いですが、階段に腰掛けて

ビール片手に眺めていました。

すると、夜風が心地よく吹き抜けていきました。

毎年この花火が夏の訪れを教えてくれます。


夏の夜は、家にいると暑さにイライラしたり、

落ち着かなかったりしますが、そんな時は

うちわでも持って、ちょっとお散歩してみるのも

いいかもしれません。

行き先が思い付かなかったら、銭湯がおすすめ。


夏の夜の風は、クーラーの冷気とは全然違う

心地良さがある事に気付かされるはずです。


2009年07月28日

イスタンブールの鯖サンド

 

 

 

旅先の楽しみのひとつに、その土地に根付いた

庶民の味の中から、口に合う物を見つけることが

あります。

さらに、それが見た事がない珍しい物だったり、

意外な組み合わせや調理法だったりするのを、

見つけると、旅人の優越感に浸ることが出来ます。


例えば、もう20年くらい前のことですが、

トルコのイスタンブールで食べた鯖サンド

もそんな食べ物のひとつでした。

鯖サンドとは、塩で味付けした鯖を焼き、

それにレモンを絞り、レタスなどと一緒に

フランスパンで挟んだもの。


焼き魚をパンで挟んで食べることに、最初は

抵抗がありましたが、食べてみると意外に

合うんです。


鯖サンドは、普通のレストランにはなく、

ボスポラス海峡にかかるガラタ橋のたもとに

船の上で調理して売っています。

その近辺に漂う大量の鯖を焼く匂いは、日本人

にとっては、とっても食欲をそそります。

鯖の塩焼きは、日本の居酒屋を思い出させる味。

それをパンに挟むという食べたことない取り合わせ

は、新鮮ながら、どこか落ち着く懐かしい味でした。


でも、きっと異国情緒あふれるイスタンブールで

食べたから美味しかったんだろうなと思ったりもします。

日本で食べると違和感を感じるんだろうなあ。

 

 

 

2009年07月30日

闘うクワガタ

 

 

 

友人からクワガタを頂きました。

ノコギリクワガタとコクワガタ。


ノコギリクワガタのオスは凶暴なようで、

一つのカゴに複数のオスを入れておくと喧嘩を

始めてしまい、最後の一匹になるまでそれを続ける

そうです。


頂いた容器の中にも元々オスが数匹いたのですが、

受け取りにいく間に一匹になってしまいました。

容器に敷かれたオガクズの中には、無惨に

切り刻まれたクワガタの残骸が埋もれていました。


メスも同じ容器に複数入っていたのですが

こちらはみんな無傷で生きています。


別に喧嘩をしないで仲良くそれぞれ相手を

分け合えばいいものを、クワガタ界においては

そうもいかないようです。

クワガタに生まれなくてよかったなあ~なんて

思ってしまいました。

女性だって、男がみんなジャイアンみたいな奴

ばっかりじゃつまらないでしょ?


ちなみに、昨年捕まえたコクワガタは無事越冬して

最近まで生きていたのですが、新しい仲間が

やってくる直前息をひきとってしまいました。


強力な敵がやってくるのを事前に察知したのかも

しれません。

 

 

 

2009年07月31日

ポストカードキャンペーン締め切り間近

 

 

 

まもなく7月も終わろうとしています。

7月が終わると言えば、ポストカードキャンペーン

の締め切りです。


今年は、ちょうど都合良く月末が土日。

7月最後の休日の過ごし方として、ゆっくり

ハガキに向き合って文章を書いたり、

絵を描いたり、切ったり、貼ったりしてみては

いかがでしょうか?

そう、子供の頃の夏休みの宿題みたいに!

そういえば、自分も8月31日に宿題に追われて

いる方でした。


週末の日曜日までにポストに投函していただければ

OKですよ。

応募の詳細はこちらです。 

 

このキャンペーンをきっかけに普段、絵を描いたり

しないような方が、描いてくれたりしたら嬉しいなあ。

 

 

2010年06月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

店長のプロフィール

(株)デザインフィルでトラベラーズノートの企画を担当している飯島です。