
雑誌「スタジオボイス」が休刊になるとのこと。
サブカル雑誌の代表みたいな存在で、20代の頃は
けっこう頻繁に買って読んでいました。
デザイン、映画、音楽、文学などを年代やテーマ
ごとにアンダーグラウンドな視点で深堀りしていく
各号の特集は、インターネットがない時代には
貴重な情報源でした。
当時、東北で営業職をしていた自分にとって
この雑誌を手に取ることで、時代との接点を
持っている気分にさせてくれる、そんな雑誌だった
のだと思います。
トラベラーズノートを作り上げていく過程で、本棚
から「スタジオボイス」のビートジェネレーションの
特集号を取り出して、参考にしたりもしました。
しかし、最近は本屋で見かけてもパラパラと
めくるのみで買うこともなくなってしまいました。
5月には「エスクァイア日本版」が休刊になり、
前にここで紹介した「ダイアリーズ」も休刊、
そういえば斬新なデザインがかっこ良かった
「ブルータストリップ」は最近見ないし。
ネットの普及による部数の落ち込みや、最近の不況
で広告収入が減ったことが休刊の理由のようですが、
気に入っていた雑誌が次々なくなっていくのは、
やっぱり寂しいものです。
ネットがない時代に育ってきた私たちにとって、
雑誌は新しい世界への扉を開いてくれる貴重な
情報源でした。
中学高校時代には、雑誌を買うことが、その世界に
足を踏み入れる第一歩だったような気がします。
「FMファン」は、より多くの音楽に触れる機会を
作ってくれたし、さらに「ロッキンオン」は、
ロックは生きる姿勢でもあることを教えてくれました。
バイク雑誌「モーターサイクリスト」は、バイクに
乗れない年齢の時、舐めるように読んでいたし、
「アウトライダー」でバイクツーリングの魅力に
はまっていきました。
「宝島」や「ポパイ」は、学校では教えてくれない
カルチャーがあることを僕たちに教えてくれました。
他にもカメラ、アウトドア、釣り、コンピューター、
旅、新しいライフスタイルなど雑誌はいつも新しい
世界へ僕らを導いてくれました。
まだまだ、世界観をきちんと作り込んだ
定期購読したくなるような雑誌や、わくわくする
特集を提案してくれる雑誌もあります。
最近は、リトルプレスなどのインディーズな小冊子
が増えていたりもします。
紙の質感や雑誌だからこそできるレイアウトなど、
PCの画面では伝えられない世界を伝えるメディア
として、雑誌にはまだまだ私たちに必要なメディア
だと思います。
コメント (3)
ペンは剣より強しだが大手芸NO事務所やスポンサー企業はメディアより強しだからねぇ~
TVも出版社も視聴者や読者の方を向き自分たちにしか出来ないものを作れば。。。
投稿者: 中熊猫 | 2009年07月10日 10:12
日時: 2009年07月10日 10:12
読み親しんだ雑誌が休刊や廃刊になるのは寂しいものですね。ここで取り上げられた「STUDIO VOICE」の最新号が旅と本(旅の本だったかも?)の特集なのは偶然でしょうか?中学3年の時に「ロッキンオン」とともに読み始めた「MUSIC LIFE」も随分前に休刊。「ロッキンオン」も読むのは「渋松対談」だけになり手に取らなくなって久しいです。高校生になり創刊と同時に現在も購読している「BURRN!」も知らないバンドが誌面を占めるようになり、熱心に読むのは専ら連載コラムのみになりました。後は昔熱心に聴いていたバンドの変わり果てた姿を目にして涙したり・・・(笑)。旅行雑誌も「Gulliver」等好きだったものがどんどん消えて行きました。手に取る雑誌で自分の年齢の重ね方を認識したりすることがこれからは少なくなっていくと思うと寂しいですね。
投稿者: Hide | 2009年07月12日 21:45
日時: 2009年07月12日 21:45
中熊猫さま、コメントありがとうございます。
確かに視聴者や読者を向いて、自分達にしかできないことをすることが出来れば、スポンサー企業にとっても価値あるコンテンツになるんでしょうね。ただ、それは言うほど簡単なことではないし、そうしようと努力している人達もたくさんいます。私たちは良いものを買うということで応援していきたいですね。
Hideさま、読んでいた雑誌を振り返ると、その時の思い出が鮮明に蘇ってきますね。
雑誌は、時代の波を捉えることも大きな使命だと思いますので、新しい本が出るのにあわせて、廃刊していくのはしょうがないことだとは思いますが、やっぱり寂しいですよね。
まあ、その分新しく好きになった雑誌にがんばってもらいましょう!
投稿者: iijima | 2009年07月13日 01:07
日時: 2009年07月13日 01:07