先日、赤塚不二夫展に行って来ました。
赤塚不二夫氏が昨年の8月2日に亡くなったのは、
まだ記憶に新しいと思います。
赤塚不二夫と言えば、やっぱり「天才バカボン」。
あのシュールでナンセンスなギャグの世界は、
少年時代に原作を読んだり、アニメを見た人達
の人格形成に大きな影響を与えているはず。
アニメでは多少スポイルされていますが、
原作は過激で実験的な作品がたくさんあります。
今回の赤塚不二夫展は、その部分にもきちんと
焦点をあてていました。
左手でぐちゃぐちゃに描いてみたり、
1ページ毎にバカボンやパパの顔を大きく描き、
原寸大で描いてみましたという作品があったり、
描くのが面倒になったと、空白のコマが
いっぱいある作品があったりするのですが、
それらは、まるで筒井康隆氏の実験小説のように
シュールで挑戦的。
今回はその生の原稿も展示されていました。
正直言うと、少年時代にはなんだかよく分からず、
適当なコトやってるな~なんて思ってたのですが、
今見るとギャグ漫画というメディアの在り方の限界
をぶっ壊そうとする赤塚不二夫氏の過激なパワーを
感じます。
そもそも、このバカボンという名前の語源は
英語のバガボンド(放浪者)からきていて、
バカボンパパこそ生粋のFree Spiritを持つ
トラベラーなのです。
また今回の展示では、その過激さの行き着いた先
である作品「レッツラ・ゴン」まで、きちんと
紹介していました。
「レッツラ・ゴン」は、赤塚氏が一番好きな漫画
と公言していますが、もっとも下品でくだらなく
過激で暴力的な作品です。(もちろん良い意味で!)
あと、もうひとつ気付いたのが、赤塚不二夫氏の
キャラクターデザインの素晴らしさ。
シンプルでありながら、実に個性的でキャラが
立っています。
あのアメリカ発の夢と魔法のテーマパークの
パロディーで、下品でナンセンスの楽園を
作ったら楽しそう。
主役のキャラクターは、猫のニャロメ。
クマは、レッツラ・ゴンのベラマッチャ。
他にもケムンパスやウナギイヌなど
動物キャラもたくさんいるし。
シンボルのお城の代わりは、バカ田大学。
パレードは、バカ田大学の校歌を歌いながら、
これらのキャラクターが殴り合って進んでいく。
最後は、目ん玉つながりのお巡りさんが
ピストルをぶっ放し、その後ろをレレレの
おじさんが掃除して歩く。
なんてね。
コメント (3)
気が付いたら、バカボンパパより年上になっていました....
投稿者: tomo-s | 2009年09月11日 01:23
日時: 2009年09月11日 01:23
漫画やアニメは世襲が難しい世界だからレベルが高いよね!
投稿者: 中熊猫 | 2009年09月11日 16:33
日時: 2009年09月11日 16:33
tomo-sさま。
私は来年の春に同い年になります。あの歌を聴いていた頃は、あるか遠い先のことのようでした...
でも、まだバカボンパパのように、自由に生きることは出来ません。やっぱり天才はすごいですね。
中熊猫さま。
世襲が厳しいからなのかはよく分かりませんが、世界中で日本の漫画やアニメが見られています。
そういえば、バカボンが海外で見られているといるというのは、聞いたことがないかも。
あの世界は、外人には理解しがたいのかな。
投稿者: iijima | 2009年09月14日 00:16
日時: 2009年09月14日 00:16