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恋する香港

 

 

 

中国の工場で仕事を終えたあと、香港へ向かう。

船、電車、バス、車など、その時によって

交通手段は違いますが、国境を越えて香港の街中

に入り九龍の中心を通るネイザンストリートまで

来ると、自然と胸が高鳴ってきます。


古い崩れかけた建物と新しいスタイリッシュなビル

や格調高い高級ホテルが混在するメインストリート、

道の半ばまで突き出しているネオンの光る看板群を

くぐり抜けて2階建てバスが走っていきます。


上半身裸で街を闊歩する男、

暑いのにビシッとスーツを着こなすビジネスマン、

軒先で佇むリタイアしてからかなり年月が経った老人、

めかしこんで街にくりだす若者達、すべての人達が

違和感なく同じ場所に溶け込んでいます。


政治的に複雑な歴史を辿って来たがゆえに、他の

都市にはない独特の混沌とした雰囲気を持っています。

この場所の魅力は、あらゆる階層や人種、文化を

飲み込んでしまう懐の深さと、そこに漂う自由な空気。


香港を初めて訪ねたのは、18年前の学生時代。

イスタンブールに行く時に、この街でトランジット

する必要があり、ならばと2泊することにしたのが

最初の訪問。この時は、ビル群すれすれに飛行機が

滑降することで有名な啓徳空港からの入国でした。


ガイドブックも持たず、安ホテルがあるという

重慶大厦に向かい、ビルの前に立つ客引きに

導かれてその日の宿を決めました。


その後、何度もこの街に足を運びましたが、

その度にその魅力に引き込まれていきました。


なんだかこの感じ、まるで恋のようなのです。

会えると思うと、心がときめき、

会った瞬間に胸がワクワクする。

そして、会うたびに新しい魅力を発見し、

ますます好きになり、そうなってしまうと

欠点さえも魅力と思えてしまう。


夜のスターフェリーに乗り、

心地よい風に吹かれて美しい夜景を眺めていると、

香港を舞台にした映画「恋する惑星」で流れる歌

フェイ・ウォンの「夢中人」が、頭の中で

鳴りはじめました。

(クランベリーズ「Dreams」のカバー曲)

 

そんな時は、恋したようなロマンチックな気分。

まさに、夢中人なのです。

 

 

コメント (5)

中熊猫:

香港の建設中のビルの足場が竹と言うイメージがある。

Hide:

Peking Road と言えば、通り沿いにあるマルコポーロホテルに滞在したことがあります。Hard Rock Cafe もスイーツの糖朝もこの通り沿いにありますね(笑)。以前はジャッキー・チェンの専門店や湯葉を使ったお惣菜のお店もありました。
日本ではどちらかと言うと買い物が目的で女性がよく訪れるというイメージがありますが、街歩きや食事がメインの男性のトラベラーもかなり多いと思います。日本からの移動時間も適度で完全に異国を感じさせてくれるところですね。東京だとうんざりする人込みも風景の一つと自然に受け入れられてしまう不思議なところでもあります。二年振り行こうかなと思いました。いつかストーリーで香港について書こうと思います。

iijima:

中熊猫さま。
今でも香港では竹を足場に使っていますよ。あれは確かにインパクトがありますよね。

Hideさま。
ここのHard Rock Cafeは行ったことありませんが、糖朝はよく行きます。スイーツだけでなく、ラーメンやお粥も美味しいです(笑)
香港って旅人にも優しいところが良いんですよね。一人でも寂しくないし、何人かで行っても楽しいし。ぜひ、香港について書いてください。

Hide:

糖朝はお粥も点心、特に腸粉も美味しいですね。
朝食とデザートで一日2回行ったこともあります(笑)。二年前に行った時は店内が改装された後でした。しっかり儲かったというのが表れた内装でした(笑)。昔のほうが良かったなぁ~。たまに食べたくなって青山店に行きます。、美味しいんですけど、やはり香港と一味違うんですよね~(笑)。
しかし、深夜にオッサン二人がこうして海外のスイーツ屋の話をしているというのも何だか笑えますな(笑)。

iijima:

Hideさん、こんばんは。
確かにそうですね。
でも、スイーツが好きなオッサンがいてもいいのではないでしょうか(笑)

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店長のプロフィール

(株)デザインフィルでトラベラーズノートの企画を担当している飯島です。