夜、台湾の地方都市を走る車に乗っていると、
道路脇に不思議な建物を見かけました。
紫やピンクに光る怪しいネオンサインの看板。
中が素通しのガラス張り壁の小さな建物が
ぽつんと建っています。
その中では、薄暗い灯りの中で女性が一人
うつむいて何か作業をしているようです。
しかも、その女性はロングヘアーできつめの化粧、
上はノースリーブに、下はミニスカートをはいて
あらわになった足を組んでいます。
要は、娼婦のような格好をしている訳です。
日本で言えば、
周りに何もないうら寂しい夜の国道沿いにある
ほのかに灯りがともる潰れかかった小さな
ドライブインがあるような場所。
妖しく光るネオンの中にいる派手な女性が
その周りの場所の雰囲気にそぐわない分、
どこか物悲しい気分になりました。
夜に街から街へ移動する間、同じような建物を
何度も見かけ、とても気になったのですが
その時は、ドライバーは言葉が通じなかったため、
聞くことが出来ませんでした。
翌日、そのことを台湾の方に尋ねると、
それは檳榔を売っているお店だということが
分かりました。
檳露とは、東南アジアに昔からある噛みタバコ
のこと。
檳榔を好むのは、たいてい男性であるため、
彼らの気を引くために、そんな格好をしている
とのこと。
なんだか、噛みタバコを売るのには、少し大げさな
感じですが、台湾では、そんなスタイルで売るのが
習わしだそうです。
そんな視点であらためて見てみると、
日本の国道沿いによくある、パチンコ屋さんや
ラブホテルなども、海外の人から見ると、かなり
不思議な光景なのかもしれませんね。
コメント (2)
いや~檳榔懐かしいです(笑)。
台北に仕事でよく行っていた頃、
気になって現地の人に尋ねて何だか教えてもらいました。どうも覚醒作用があるようで、長距離トラックのドライバーが眠気覚ましに使うようです。だから街道沿いにその独特の店が多いのだと聞きました。檳榔でいろいろと思い出したのでひとつストーリーが書けそうです(笑)。
投稿者: Hide | 2009年10月17日 16:51
日時: 2009年10月17日 16:51
この檳榔屋さん、調べてみるとだんだんと過激になっていき、台湾でも規制されるようになってきたと書いてありました。
正否はどうあれ旅行者からみると、このような変わった風習は楽しいものではありますね。
檳榔ストーリーも楽しみにしています。
投稿者: iijima | 2009年10月20日 00:18
日時: 2009年10月20日 00:18