もしかしたらいけない事なのかもしれないけど
学生の頃、友人とよく多摩川の土手でたき火を
していました。
通学で利用していた京王線の多摩川近くの駅で
降りて、河原まで歩いて行き、その辺に落ちて
いる流木や材木を拾って、火をつけます。
たき火をするのは音楽仲間だったので、ギター
をかき鳴らしたり、音楽談義から恋の話まで、
若気の至りで、いろいろ話をしたりしました。
薪が豊富にない場所でのたき火は、けっこう
せわしなくて、燃やすものを探すため河原を
歩き回ったり、効率良く燃やすため火を
いじったりしているうちに、あっという間に
終電の時間になってしまいます。
あわてて河原を出て、駅前の明るい場所に
来ると、みんな煤や灰で顔も服も真っ黒に
なっていて、お互い顔を見合わせながら
笑ったりしたものです。
そう言えば、はじめてその仲間たちとたき火を
したのは、今日のような陽気の一日。
久しぶりに暖かくなったのが嬉しくて、河原に
行こうということになりました。
お金はないけど、時間だけはたっぷりあった
僕たちは、寝っ転がったり、ギターを弾いたり
しながら夕方の河原で時間をつぶしていました。
しかし、日が暮れると、だんだん寒くなってきて、
誰からともなくたき火をすることになりました。
温かい火を見つめていると、それまでの時間を
無為に過ごしていたような空しさがなくなり、
胸が高鳴り気分が満たされていくのを感じます。
次第に話も深まり、お互いの気持ちが通じ合えた
ような気になりした。
うん。久しぶりに火を囲んで、お酒やコーヒーを
飲みながら、仲間たちとゆっくり話をするのも
いいかもしれません。
そんなことを思い出した春の暖かい1日でした。

コメント (2)
飯島さん。はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいてます。
私は現在多摩川の神奈川側に住んでおり
京王線沿線なので、書かれていた近辺には
電線の無い抜けた空を見によく行きます。
モノクロ写真の多摩川、素敵ですね。
ishi
投稿者: ishi | 2010年04月20日 11:29
日時: 2010年04月20日 11:29
ishさま。コメントありがとうございます。多摩川や江戸川などの河原は、東京では数少ない、電線のない抜けた空が見える貴重な場所なんでしょうね。
たまに空を見上げる時間を持つのは、とても大切なことのような気がします。
これからもよろしくお願いします。
投稿者: iijima | 2010年04月22日 08:47
日時: 2010年04月22日 08:47