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2010年05月 アーカイブ

2010年05月06日

オートバイ日和


 


ゴールデンウィークは、いままでの

うっぷんを晴らすかのような快晴。

久しぶりに暖かい青空の下、バイクで走りました。


都内の混雑した道を抜けて、一桁国道から少し

脇道に入る。道の近くに田んぼや牧場がせまって

くると、いろいろな匂いがしてきます。

田んぼで草を焼いている匂い、馬や牛の匂い、

森の匂い。バイクは体を外気にさらしている分、

匂いも風もダイレクトに体にぶつかってくる

のです。


前にも後ろにも誰もいない中、ひとりバイクで

走っている瞬間が好き。

点数が少ないので、ねずみ取りには気をつけて

まっすぐ続く道路で、ヴォーっと思いっきり

アクセルをひねる。流れる風にのっている

ような気分。すると五感が敏感になり、

心の扉が開いていくような気がします。


そんな時、思いっきり大きな声で叫んだりする。

音楽が鳴っている時には、大声で歌ったり、

涙を流したり。日差しの暖かさや風の心地よさ

に笑ったり、喜んだり。

ヘルメットに覆われているのをいいことに

感情のおもむくままに、剥き出しにします。


開いた心の扉に、風が吹き抜けて行きます。

開けた口には、虫が入ってきたりもします。


虫をぺっと吐き出しながら、アクセルを少し

抑える。すると、西の空に夕日が沈むのが

見えます。

あ~、オートバイに乗っていてよかったなあ

と思う瞬間です。


方向音痴のくせに幹線道路を外れて、適当に

寄り道するため、すぐに道に迷って遠回りして

しまいます。

だけど、こんな風景に出会うと、迷うことは

けっして悪い事ではないのかな、とか思ったり

します。ふだんも迷ってばかりだしね。


バイクを走らせながら、さまざまな自然の

声に耳を傾ける。そうすることで、

聞こえてくるのは、自分自身との対話なの

かもしれません。

それにしても、この天気、週末まで続いて

欲しいんだけどなあ。土日は絶対晴れて

もらわないと困るのです。


2010年05月07日

弦の錆びたギター

 

 

 

映画「ソラニン」を見に行きました。

子供たちが見に行くというので、なんとなく

一緒に行ったのですが、思いがけず感動して

しまいました。


簡単に言ってしまうと、ロック好きの若者達が

仕事も中途半端に、バンドをやっていて、

成功したいと思っているんだけど、結局うまく

いかず、その時の心の葛藤を描いた映画。


でも、その感じよく分かるんですよね。

私もバンドをやっていたし、実力がないのも

分かっていた。だから一度は止めてみたけど

仕事を始めたばかりの頃は未練がましく

ギターをいじってばかりいた。


仕事は仕事できちんとやって、趣味として

音楽をやればいいじゃんっていうことを

言う人もいますが、少なくともロックに

限って言えば、そういうものじゃない

ような気がします。


本気で表現に立ち向かうことがロックで

あれば、いつもそのことを第一に考えて

生きることと表現が直結していないと

いけないような気がしていました。

趣味として・・・なんてその時点でぜんぜん

ロックじゃないよな、なんて思っていた。


トラベラーズノートとその世界を作る時、

好きな音楽をつくるような気持ちでやって

みようと考えました。そして、その時

ギターが必要でなくなったような気がします。


今はまだその世界を作る途中。

バンドで言えばインディーズでアルバムを

何枚か作り、ライブハウス巡りをしている時

なのかな。

自分がほんとうに作りたい世界が出来上がった時、

自分が奏でたい音楽を鳴らすことが出来た時、

また、もう一度ギターを弾いてみたいなと

素直に思うのかもしれません。

 

 

 

2010年05月10日

TRAVELER'S camp!

 

 

 

最高の天気になりました。

ずっと快晴の2日間。

那珂川のほとりでトラベラーズキャンプです!

しかも、トラベラーズプレスでお世話になった

今をときめく料理&デザインユニット

オカズデザインの吉岡さんご夫妻、

天才写真家キッチンミノルさんが一緒。

さらにチームトラベラーズの141が所属する

カヌークラブアメーバもサポート。


最高の仲間たちと楽しく遊んで、

美味しいものを食べて、夜は火を囲んで話をし、

最高の時間を過ごしました。


1冊のノートを通じて、素敵な人たちとの

出会いがあって、さらに、その仲間たちと

素敵な時間や感動を共有できる。そして、

次はもっと素敵な時間ともっと大きな感動を

共有したいから、素直にがんばろうと思う。

そうやってこれからも続けて行けばいいんだと、

あらためて気付かされた旅でした。

 

今回も旅と仲間たちから、たくさんの知恵と

勇気をいただきました。楽しかったなあ~。


美味しい料理の話などは後ほど紹介いたします。

 

 

 

2010年05月12日

更新しました。

 

 

 

本日、皆様からの投稿ページを更新しています。

それにあわせて投稿ページのシステムを少しだけ

変更させていただきました。


今度のあたらしい投稿ページは、コレッカという

サイトのシステムを使っています。

使い方や見え方が若干変わっていますので、

見づらい点もあるかと思いますが、

検索機能(左上の虫眼鏡をクリック)や

メール送信機能(右下の手紙アイコンをクリック)

など今までより便利な機能もありますので

お使いいただければ幸いです。


このコレッカは、立ち上げ以来ずっとトラベラーズ

ノートのホームページのレイアウトデザインを担当

しているYさんが中心になって立ち上げたサイトです。

カードという概念で、自分で気軽にコンテンツを

アップできることが特徴のコミュニティーサイト。

こちらもぜひぜひチェックしてみてください。


今後、このコレッカと連動していくことで

もっと楽しいことしていくことを考えています。

まずは今までの形を継承しながら、いろいろ

試していきたいと思いますのでよろしく

お願いします。


では、今回の更新について。

みんなのカスタマイズは2作品。

estrellaさんは研究ノートとしてトラベラーズ

ノートを使ってくれています。

どこかアカデミックな香りのするのが不思議。

そして、アリスさんのトラベラーズノート。

使用1ヶ月にも関わらずすでに何年も使っている

かのような味わいです。


 

みんなのフォトは3作品。

141styleさん。春の菜の花と桜のツートーン

カラーにトーキョーバイク。春ですね~。

いつも大阪のカフェ情報を送ってくれている

ringo.kさんは、今回も素敵なカフェを紹介

してくれました。そういえば、新しいサイトの

検索機能を使って「ringo.k」で調べると、今まで

紹介してくれた大阪のカフェを見ることができます。

大阪に行く予定の方はぜひ、チェックしてみてく

ださい。

tomcatさんは鎌倉の紅茶専門店を紹介して

くれました。

こんな感じで、みんなのオススメの場所や

お店が増えていくと楽しいですね。


そして、みんなのストーリーは2作品。

先月から連載のかわうそさんのゴミ巡回と

Hideさんのカリフォルニア・エンゼルス。

野球観戦に良い季節がやってきましった。

こちらも検索機能を使えば、お気に入りの

お話を書いた方のストーリーをまとめて

チェックできます。

 

2010年05月13日

FLAT HOUSE STYLE

 

 

 

自分のやりたいことを追求していくために、

新しい一歩を踏み出して行く。

そんな姿を見せつけられると、やっぱり

気持ちを奮い立たせられます。

トラベラーズがお付き合いさせていただいて

いるイラストレーターのアラタクールハンドさん

は、その一歩として、自費出版で雑誌を作ること

を始めました。


FLAT  HOUSE STYE がその雑誌です。

前著のFLAT HOUSE LIFEに収まらなかった

平屋暮らしの魅力をより深く伝えるため、

雑誌を作ってしまったのです。


今まで何の疑問も持たず当たり前だと思って

受け入れていたことが、突然覆されるような

経験、それもポジティブな方向に覆されること。

それが人を大きく変えていくパワーになるような

気がします。


アラタ・クールハンドさんがこだわっている

平屋暮らしのライフスタイルも、多くの人に

そんな経験を与えてくれるはずです。


築40年以上の古い家を、自分の手で

リノベーションしながら、かっこいいカフェの

ようなリビングスペースを作ってしまう。

お金持ちでなくても、庭とガレージのついた

家に住み、暮らしを楽しむことができる。

そんなことを提案しています。


アラタさんの提案するライフスタイルの根底に

あるのは、世の中の当たり前だと思われている

常識、例えば新しい高層マンションの暮らしが

素敵だとか、スクラップ&ビルドで次々新しい

モノを作ることが豊さをもたらすなど、そんな

世の中の常識に疑問を持ち、主流ではないもの

にも価値を見いだしていこうと考えです。


その目線で見ていくと、古き良きフラット

ハウスが、経済的な理由で画一的なマンション

にどんどん建て替えられていく状況は許しがたい

ことなのかもしれません。


雑誌「FLAT HOUSE STYLE」はそんな熱い

想いが溢れています。

この雑誌を作る際に、想いを共感できるものと

して、トラベラーズノートの広告出稿の依頼

を受けた時には、そこに関われることに素直に

嬉しくなりました。

アラタさん渾身の本、手にする機会がありましたら

ぜひ、じっくりと手に取ってほしいと思います。


まずは、創刊のお披露目として渋谷パルコの

ロゴスギャラリーにて行われている

FLAT HOUSE LIFE展でお披露目されています。

アラタさんの原画やオリジナルグッズなども

ありますので、お近くに行かれた際には、

足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

イベントの詳細などはアラタさんのブログで確認できます。 

http://arata-coolhand.cocolog-nifty.com/coolhand/

 

 

 

 

2010年05月14日

TRAVELER'S campの食事

 

 

 

バイクでツーリングに行く際に、キャンプを

したりしますが、そんな時は一人なので

食事はカップラーメンやおにぎりをコンビニで

買って、ガスバーナーでお湯だけ湧かし、

ささっと済ませたりしていました。それでも、

しみじみ焚き火に夜空を見上げてのご飯は

美味しかったりもします。


でも、今回のキャンプはぜんぜん違います。

オカズデザイン&キッチン&トラベラーズの

キャンプです。当たり前ですが、美味しさの

レベルがまったく違うのです。

(まあ、食事に関してはトラベラーズはほとんど

役に立っていませんが・・・)


夕食のメインメニューは、パエリア、メキシコ風

煮豚コチニータピビル、手作りの羊肉ソーセージ。

メニューからして違うでしょ?

焚き火に、ダッチオーブンやパエリア鍋を

駆使して最高の料理を作ってくれました。


また、キッチン先生が命がけでカヌーで対岸まで

行き、蟹と鮎をゲット!蟹は茹でてパエリアに

添えて、鮎は塩焼きで食べました。

さらに、全員のお腹を満たすには少し少ないと

いうことで、蟹のゆで汁を使ってお米を炊いて

蟹風味ご飯を追加。野菜が足らないなあ~と言えば、

河原にある菜の花や野草を採っておひたしも作って

しまいます。すごいなあ~。オカズデザインさん。

全部美味しく頂き、食後は焚き火を眺めながら

ゆっくりと語り合うのでした。


そして、朝食。

朝と言えばパン。パンと言えばもちろん

トラベラーズブレッドです!昨日いただいた

羊肉のソーセージを挟んで食べました。

うわ~。ほんとに異国の旧市街の屋台で

腕っ節の強い店主が作ってくれたような味!

(TRAVELER'S PRESS P.04参照)

僕たちトラベラーズは、お雑煮を作りました。

これはこれで美味しくできました。


そして、食後はaalto coffeeさんより送って

いただいたコーヒー、トラベラーズブレンド。

僭越ながら私が入れさせていただきました。


なんだか夢のようなキャンプです。

やっぱり何事も本気で丁寧にやれば、最高の

時間が楽しめるのですね。

オカズデザインさんにキッチン先生、

今度はトラベラーズもちゃんと料理を仕込んで

きますので、また遊んでください!

 

 

 

 

 

2010年05月17日

たんぽぽのお酒

 

 

 

12歳の夏、やっと手に入れることができた

スポーツタイプの自転車とラジカセが夏を

輝かしいものにしてくれました。


その年の夏休みの早朝、毎日のように友達と

2人で自転車の荷台にラジカセをのせて、

近くの空き地まで自転車を走らせていました。


今は美術館がある大きな公園は、その当時は

整地する途中で放置された空き地になっていて、

草が生い茂る場所と土の見える場所が混在する

ちょっとしたラリーコースのような場所だった

のです。


誰もいない早朝の空き地、当時憧れていた

パリ・ダカールラリーで砂漠を走るバイクを

イメージし、でこぼこの土の上を必死に

なって走りました。

雨が降った翌日は、土がどろんこになって、

その上を泥まみれになりながら走るのが

とても気持ちよかったのです。


水飲み場の蛇口から直接水をかけて、

泥でよごれた足を洗うと、ベンチに座って

はだしの足を夏の太陽にさらして乾かしながら、

ラジカセから流れる佐野元春やYMOを

聴いていました。


夏が終わると、本格的に工事が始まり

その空き地は完全に入ることが出来なく

なってしまいました。

夏は永遠に続くような気がしていましたが、

空き地がなくなるとともに、夏にも終わりが

あることに気付かされました。

 

 

「たんぽぽのお酒」はアメリカ、イリノイ州の

グリーンタウンという小さな街に住む12歳の

少年ダグラスの一夏の体験とそこで感じた事が、

街で暮らす人々の生活とともに美しくもほろ苦く

描かれています。


たんぽぽのお酒を作ることから始まったその夏、

様々な事が少年に、そしてその周りで起こります。

幸福マシンを作ることで幸せを失いそうなる男、

若い新聞記者と老いたヘレンの切ない恋、

父の転勤で突然街を出て行くことになった親友

との別れ...。

夏はさまざまな経験を少年にもたらし、

切なく儚い、大切な思い出となって記憶に

刻まれます。

そして、読者はともに同じ夏を経験することで

それぞれの少年の日の夏の切なさと美しさに

気付きます。

物語の最後、少年は夏が終わっても、

たんぽぽのお酒を口にすれば夏の日の記憶を

思い出させてくれることを知ります。


間もなく、また新しい夏が始まります。

この本を読んで、もう一つ気付いたのは、

今年の夏もまた二度と来ないということ。

夏は、靴を脱いではだしで草の上を走ること

ができる季節なのです。

だから新しい発見や体験がいっぱいあって、

輝かしかったり、ほろ苦かったりする思い出を

作る季節。それは、少年だけの特権では

ありません。


たんぽぽのお酒を作るように、ノートに

たくさんの記憶を刻むことができるのが夏

なのです。

 
 

2010年05月18日

東京のカオソーイ

 

 

 

週末、代々木公園で行われていた

タイフェスティバルに行ってきました。

タイ料理のたくさんの屋台があって、

さらにタイの食材、雑貨などが安く購入できる、

まさにタイ好きにはうってつけのイベント。

でも最近は来場者が多過ぎて、タイの緩やかな

雰囲気が感じられなくなってしまっているのが残念。

もちろん、それだけタイが日本の人たちに

愛されている証拠なので、それはそれで喜ばしい

ことなのですが。


もう5年以上前ですが、チェンマイの友人が

このイベントに参加するというので、手伝いで

売子として参加したのを思い出します。

当時は来場者も今よりだいぶ少なくて、

お客さんとのやりとりもどこか学祭的なノリで、

そのゆるい感じがいかにもタイっぽくて

楽しかったのを思い出します。


まるで朝のラッシュなみの人混みと、どこも

行列ができている屋台にうんざりしながらも、

会場を歩き回りそれなりに楽しんできました。


たくさんの屋台の中で私が並んだのは、

チェンマイ料理のお店。看板に掲げられた

カオソーイの文字に呼び寄せられたのです。


カオソーイは、ここでも何度か紹介している

チェンマイ名物のラーメン。はじめて食べた時

には感動するほど美味しかったのを覚えています。

久しぶりに食べたカオソーイは、それなりに

美味しく食べたのですが、正直言うと

こんなもんだったかな~という感じ。


ちょっと嫌みな感じですが、やっぱり本場で

食べるのが一番。素材や味付けはもちろんですが

それ以外にもチェンマイの優しい日差しと

穏やかな空気の中で食べて、始めて本当の

美味しさが分かるのかもしれません。


B級グルメブームなどの影響で、日本中、

世界中のたくさんの庶民の味が、東京で

味わえるようになっています。

でも、そこに行かないと味わえない料理も

これまでと同じく残っていってほしいなと

思いました。少なくともカオソーイみたいな

料理との始めての出会いは、現地であって

欲しいと思います。

 

 

 


2010年05月20日

Wouldn't it be nice if we were older

 

 

 

先日のトラベラーズキャンプの帰り、みんなで

黒磯のSHOZO CAFEに寄ることにしました。

SHOZO CAFEは、ここでも何度か紹介して

いるほんとうに大好きなカフェ。


美味しいコーヒーとケーキ、素敵なアンティーク

のインテリア、気持ちよいスタッフの方の接客、

相変わらず最高の時間を与えてくれる素敵な場所

でした。


その後、いつものようにカフェの周辺にある

SHOZOさんのお店を見て回っている時、

一緒にいた写真家のキッチンミノルさんが

面識のあるオーナーのSHOZOさんを見付け、

私たちに紹介してくれました。


洗いざらしのブルーのシャツを来て、

少年のように自然な笑顔、オープンで

温かな人柄がにじみでるような佇まい。

ああ、この人がこのカフェを作ったんだ

ということを知って、なんだかとても

嬉しくなりました。

きっと自分の好きな事を本気で、さらに

自然体で追求した形がこのカフェなんですね。

他の人がどう評価するとか、流行りがどう

とかまったく関係ない。

そこには、あざとさとか計算高さなんて

微塵もなく、自分の好きな空間だからこそ、

来た人には喜んでもらいたい。

そんな素直な気持ちが伝わってくるのです。


初対面にもかかわらず、SHOZOさんは

気さくに温かく話をしてくれました。

厚かましく持っていたトラベラーズノートや

トラベラーズプレスを見せると、いいね~とか

面白いね~と嬉しくなる言葉をかけてくれます。


勝手に同じ匂いを感じ、ずっと憧れていたカフェ。

それを20年以上前から続けているSHOZOさんに、

そんな言葉を言ってもらいすっかり舞い上がって

しまいました。


今日で41歳。

厄年ということで、今年の前半はいろいろ

ありましたが、後半もきっといろいろある

のだと思います。

でも、SHOZOさんとお会いして、ひとつの

答えをいただいたような気がします。

少し話しただけなのに、こんな風に生きて

いきたいなって思わせる、そんな佇まい。


世の中の当たり前の常識にとらわれず、

自分の価値観で本気で好きなことを追求する。

そして、朗らかに温かく、風のように自然体。

もちろん、その道のりはまだまだ遠いかも

しれませんが、素直にがんばろうと思うことが

できました。

もっと年をとったら素敵だろうな、

そう思いながら生きていきたいですよね。

 

 

 

2010年05月24日

そうじとカフェとバイキング

 

 

恒例のデザインフィル流山工場のイベント

流山そうじが週末に行われました。

見事な五月晴れのなか、南流山駅から工場まで

みんなでゴミ拾い。オリジナルゴミ袋まで作って

やる度にグレードアップしています。

余計なもの作ってゴミ増やしてるんじゃないの

なんて声も聞こえてきそうですが、やるからには

とことこんこだわって楽しくしないとね。


そして、掃除のあとは工場で楽しくあそびます。

まずは腹ごしらえ。工場スタッフの方々による

カレーライスや唐揚げなどの豪華メニューに加え、

今回も一日だけのTRAVELER'S cafeがオープン。

メニューはもちろん、トラベラーズブレッドと

トラベラーズブレンドです。

トラベラーズブレッドは、チームトラベラーズ

の女子がプレスのレシピを忠実に再現。

ソーセージやカレーを挟んで美味しく食べました。

そして、食後は旅を感じるコーヒー、

アアルトコーヒーのトラベラーズブレンドです。

こちらは私が、ガリガリ豆を挽いて、一杯ずつ

丁寧にいれました。(最初だけだけど...)

定番のメニューもできて、TRAVELER'S cafeも

グレードアップ。もういつでも開店できるなあ。

 

 

 

 

そして、今回の新しい試みは、141考案の

スパイラルリングノートのノートバイキング。


まずは、ずらりと並んだ紙の中から好きな紙を

選びます。定番のMD用紙やクラフト紙などの

他に、厚い紙や色の紙、薄い紙など、たくさん

の紙を用意。


それを工場のリング製本職人Wさん&Nさんが、

その場でしゅるしゅる~とリング綴じして

くれます。


最後に、スタンプやシールを貼ったり、紐で

しおりを付けたりして、自分だけのオリジナル

スパイラルリングノートが完成!


インレタシールで名前を入れてプレゼントに

したり、紐にビーズつけたり、封筒まで綴じたり

みんないろいろなアイデアが湧き出て来ます。

これは楽しい!会社のイベントだけじゃなくて

みんなが参加できるトラベラーズのイベントでも

出来そうです。

ぜひ、お楽しみに!

 

 

 


2010年05月26日

ブランコ

 

 

 

通勤の途中に公園があります。

そこは、遊具はブランコと滑り台しかなく、

他にはベンチがぽつんとひとつだけある、

住宅街の一角によくあるような小さな公園です。


その公園の前を通ると、朝にもかかわらず、

高校生らしき女の子がひとりブランコに

のっているのをよく見かけました。

しかものんびり座り揺られているという感じ

ではなく、力強くかなり高くまでこいでいます。


きっと学校ははじまっている時間。

どうして、朝のこの時間にひとりブランコにのって

いるのだとうかと考えると、ブランコにのりたい

からというよりも、何かを忘れるか、何かから

逃れるためだということを想像し、少し切ない

気分になりました。

 

そんなある日、いつもの朝の通勤の途中、

公園の前を通ると、女の子のそばに2人の

警察官が立ち、大きな声で詰問しているのを

見かけました。

警官の問いかけに対し、最初は無言で下を

向いていた女の子は、しばらくすると、大きな

叫び声をあげて泣き出しました。

そして、警官を振り払い逃げ出そうとしました。


警官は、女の子の腕をつかみ、さらにきつい

声でどうして逃げようとするんだと、問い詰め

ていました。


たしかに、高校生の女の子が朝の8時過ぎ、

公園のブランコに一心不乱でのっている光景は、

ちょっと普通ではなく、警官がそれについて

理由を訪ねるのも素直な正義感や世話心から

くるものだと思います。


ただ、授業を少しだけさぼって公園で無邪気に

ブランコに乗ることで、一人の不安定な女の子の

少しだけ気持ちを落ち着けることができるので

あれば、そっとしておくことも大事なのかも

しれないと思いました。


もちろん、どちらが本人にとって良い事なのか

他人には想像でしか分かりませんが。


それ以来、その公園で女の子がブランコに

のっているのを見ることはなくなりました。


ちなみに私は、酔ってしまうのでブランコには

小さい頃からのることができません。

 

2010年05月27日

cafe vivement dimanche (鎌倉)

 
  

音楽は、耳に触れる空間や時間、その時の

気分などで、印象が変わる場合が多いですよね。


例えば、知っている曲が映画でかかったりして、

今までそれほど印象がなかった曲が、大好きな

曲に変わってしまうのはよくあることです。

キンクスのアルバム「ローラ対パワーマン」は

まあまあ好きなアルバムだったんだけど、

映画「ダージリン急行」を見た後には、大好き

なアルバムになったし。


ビートルズとかジミヘンみたいな音楽は、

最近自分でCDを選んで流したりすることは

ほとんどないんだけど、たまに好きな場所で

偶然流れてくると、やっぱりいいな~とか

思ったり。


ビーチボーイズの「ペットサウンズ」は、

その時の心の状態によって、何年かごとに、

聴かずにいられなくなるんだけど、

今はまさに聴かずにいらない時期で、2、3日に

一回は聴いているし。


ヴィレッジヴァンガードの手書きPOPに、

ブルーノートの名盤、ソニー・クラークの

「クール・ストラッティン」に添えられた

”僕はこのアルバムを流したくて、お店を開いた”

っていうような内容のものがあったというのを

昔何かで読んだ事あるのですが、その気持ち、

すごくよく分かるんです。


空間を作るということは、そこにいる人の

心の状態を演出することでもあって、その時に

映画のBGMのように音楽ってとても大事な

ものでもあるんですよね。

わくわくしたり、ドキドキしたり、前向きに

なったり、気持ちが穏やかになったり、そんな

気分を演出されるような空間を作ることは、

きっと映画を作ることと同じで文化を作ると

いうことなのかもしれません。


鎌倉のカフェ・ヴィヴィモン・ディモンシュ

他の優れたカフェがそうであるように、まさに

文化を作り、発信しているカフェ。


コーヒーの主要原産国のひとつであるブラジル

の音楽に造詣の深い店主は、カフェを拠点に、

イベントや本などでブラジル音楽を広めようと

さまざまな活動をしています。

美味しいコーヒーを素敵な空間で味わって

もらうということを起点に、そこから発展して

いく素敵な暮らしを演出するための文化を創造

しているのです。

例えばこのコーヒーの味に似合う最適の音楽は

なんだろう?っていうことを突き詰めることから

始まり発展したのだと思います。


だからこそ、それは押し付けがましいものでは

なく、このカフェでコーヒーを飲んで、この空間

が好きになった時に、次の奥行きがさりげなく

用意されているといった感じ。


このカフェを訪れると、コーヒー豆から広がった

世界の可能性を見せてもらうことができます。

もちろん音楽以外にもたくさんのこだわり満載です。


そう言えば、このカフェを訪れたら、久しぶりに

ジョアン・ジルベルトのボサノバが聴きたく

なりました。


ノートから広がる世界。

こちらもいろいろ創造中です。

 

 
 
 
 

2010年05月31日

We love a Factory!

 

 

 

ものづくりの仕事をするようになって、

さまざまな工場を訪れましたが、今でも

はじめての工場を訪れる時は、胸が

高鳴ります。


たくさんの使い込まれた機械や道具。

素材が形を変えて、モノになっていく過程。

それに関わる人たちの知恵や経験によって

培われた技。

それらは、美しく、見ている私たちの

創造力を刺激してくれます。


先日、ブラスプロダクトのペンケースとペンの

の軸を作っている工場を訪れました。どちらも

東京の下町に古くからある小さな工場です。


真鍮の無垢感を活かした仕上げや、微妙なカーブ

のラインの美しさを出すために、職人さんの匠の

技が活かされています。


実際にものが作られている現場で、お話を聞くと

様々な工夫によって作らていることが分かります。

例えば、ブラスペンの軸はもともと板状の真鍮を

何度もプレスすることで筒状に変えていきます。

その際、一度プレスしたものを釜で温めてから

ゆっくり冷ます「なまし」という工程を行います。

これによって伸ばした後に、再び真鍮の内部組織

が均一化されます。

プレス→なましを4回くりかえし、やっと筒状の

軸ができあがります。そして、その後さらに

先をしぼり、頭にスリットを入れ、刻印を打った

のちにやっとあの形ができあがります。


一つずつ手でプレス機にセットし、手際良く

丁寧にプレスしていく様を見ていると、機械を

使ってはいますが、手を動かしていくことで

作られていくことを実感できます。

それは手作りに近く、大量生産に向くような

作り方ではありません。

しかし、それゆえにあの繊細な美しさが

表現できているのだと思います。


それぞれ半世紀以上前からある工場ですが、

昨今の中国などへの生産拠点の移動により

昔は近くにたくさんあった同じような工場は

かなり少なくなってしまったようです。


もの作りの仕事に関わっている端くれとしては、

日本のクラフトマンシップを次世代に残していく

ために、その良さを伝えていく努力をもっとして

いかないといけないですね。

 

 

 

 

 

 

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店長のプロフィール

(株)デザインフィルでトラベラーズノートの企画を担当している飯島です。