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We love a Factory!

 

 

 

ものづくりの仕事をするようになって、

さまざまな工場を訪れましたが、今でも

はじめての工場を訪れる時は、胸が

高鳴ります。


たくさんの使い込まれた機械や道具。

素材が形を変えて、モノになっていく過程。

それに関わる人たちの知恵や経験によって

培われた技。

それらは、美しく、見ている私たちの

創造力を刺激してくれます。


先日、ブラスプロダクトのペンケースとペンの

の軸を作っている工場を訪れました。どちらも

東京の下町に古くからある小さな工場です。


真鍮の無垢感を活かした仕上げや、微妙なカーブ

のラインの美しさを出すために、職人さんの匠の

技が活かされています。


実際にものが作られている現場で、お話を聞くと

様々な工夫によって作らていることが分かります。

例えば、ブラスペンの軸はもともと板状の真鍮を

何度もプレスすることで筒状に変えていきます。

その際、一度プレスしたものを釜で温めてから

ゆっくり冷ます「なまし」という工程を行います。

これによって伸ばした後に、再び真鍮の内部組織

が均一化されます。

プレス→なましを4回くりかえし、やっと筒状の

軸ができあがります。そして、その後さらに

先をしぼり、頭にスリットを入れ、刻印を打った

のちにやっとあの形ができあがります。


一つずつ手でプレス機にセットし、手際良く

丁寧にプレスしていく様を見ていると、機械を

使ってはいますが、手を動かしていくことで

作られていくことを実感できます。

それは手作りに近く、大量生産に向くような

作り方ではありません。

しかし、それゆえにあの繊細な美しさが

表現できているのだと思います。


それぞれ半世紀以上前からある工場ですが、

昨今の中国などへの生産拠点の移動により

昔は近くにたくさんあった同じような工場は

かなり少なくなってしまったようです。


もの作りの仕事に関わっている端くれとしては、

日本のクラフトマンシップを次世代に残していく

ために、その良さを伝えていく努力をもっとして

いかないといけないですね。

 

 

 

 

 

 

コメント (3)

Hide:

"Metal on MetaL" って感じがいいですね~。
あっ、ちょっと違いますね(笑)。
機械を使って作っていながらも、ブラス製品は手作りなんですね。
こうして製作現場を見せていただくとさらに愛着が湧きます(笑)。
Made in Japan バンザイ(笑)。

albatros:

お店で買って、いつも大切に使っているブラスボールペンとペンケース。
これほど手をかけて作られているから、あんなに味わいがあって美しいのですね。
大切に使おう、という気持ちが増しました。
制作過程を見せていただくことは、ものを大切に使おうという気持ちにもつながります。

iijima:

Hideさま、ブラスプロダクトの工場は、金属のかたまりといった感じの機械や道具がたくさんあって、さらにそれらが使い込まれている感じが美しく、下町の正しい工場といった趣きでした。
海外に行くとMade in Japanの信頼度の高さを実感しますが、日本人としては、いつまでもMade in Japanに誇りを持っていたいですよね。

albatrosさま、モノがあふれて信じられないような低価格で売られるものが出てくると、それがどうやって作られたかの想像力が働かなくなってしまいます。
でも逆に作られた過程や作っている人たちに目を向け、それが丁寧に作られていることを知ると、ものをたいせつにしたり、愛着を持って使いたいと思うようになります。私たちも大事にこの商品を育てていきたいとあらためて思いました。

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店長のプロフィール

(株)デザインフィルでトラベラーズノートの企画を担当している飯島です。