« トラベラーズてぬぐい | メイン | 眠い一日 »

モジャ公

 

 

 

ディズニーランドが中学生の頃に出来た私に

とって、子供の頃に一番影響を受けたのは

ミッキーマウスやディズニー映画よりも

藤子不二雄の漫画でした。


ドラえもんやパーマン、オバケのQ太郎は、

自分と同じような普通の少年がひとつの

出会いをきっかけに、冒険のような日常生活を

送るようになった話。


藤子不二雄漫画の良いところは、

あり得ないんだけどぎりぎりのあり得そうな

感じを残しておいてくれるところ。

ドラえもんだって、どこにでもにある机の

引き出しからやって来たし、その後も人生が

大きく変わってしまう訳ではなく、普通の

日常生活を維持しながら、普通の少年が味わう

ことのできない冒険を楽しんでいます。

そこが、もしかしたら自分にもっていう気持ちを

抱かせてくれました。


漫画のなかに思いっきり感情移入する子供にとって

この要素はとても重要なことだったのでしょうね。


そんな藤子不二雄作品のなかで、小学生の時

好きだったのが「モジャ公」。古本屋で見つけて

何度も何度も読み返した漫画です。


ふとそのことを思い出し、ネットで購入し、

何十年かぶりに再読をしてみました。

普通の少年が、宇宙からやって来た異星人と

ロボットに出会い、彼らと一緒に家出をして、

宇宙への旅に出てしまうストーリーです。

この漫画が、他の藤子不二雄漫画とちょっと

違うのは、ドラえもんやパーマンのように、

日常生活をキープしながら冒険を味わうので

はなく、完全に日常生活を離れた旅先の

世界で物語が進んでいくというところ。


さらに、その冒険も自殺をショーにしようする星、

不治の伝染病のため破壊される星、マインド

コントロールされた霊が住む星などが舞台で、

仇討ちや詐欺師なども登場し、

子供向けにしては重く、死や人のエゴ、残虐性を

題材にしたギャグも散りばめられています。


ただし、そんなテーマの重さが宇宙旅行という

非現実な冒険をリアリティーを与えてくれて

います。


また、主人公が気負いなく淡々と旅を楽しむ

感じが、まるで日常生活を送るように冒険の

旅をしているように見えて、小学生だった私は、

その生活に憧れを抱いたのを覚えています。


スピルバーグやルーカスがネタにしているの

ではないかと思うようなSFネタもたくさん。

子供の頃に本当に面白いと思っていたことは

大人になっても面白いんですね。

 

 

 

<

コメントを投稿

2010年08月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

店長のプロフィール

(株)デザインフィルでトラベラーズノートの企画を担当している飯島です。