海外行きの飛行機に乗ったときの楽しみに
日本で公開前の洋画が見られることがあります。
先日の香港行きの際には、日本で公開直前だった
「ソーシャル・ネットワーク」を見ることが
できました。
前に予告編を見たとき、聖歌隊のような歌声の
レイディオヘッドの名曲「クリープ」のカバーが
とても印象的で、気になっていた映画でした。
「ソーシャル・ネットワーク」は、世界最大の
SNSサイト、フェイスブックを創設したマーク・
ザッカーバーグを描いた映画。
ハーバード大学の学生だった主人公が、友人らと
一緒にフェイスブックを作り上げていき、さらに
仲間との確執やさまざまなトラブルを経験しながら
世界で最も若い億万長者となるまで成功していく。
いろいろな見方のできる映画だと思いますが
なにより感動したのは、主人公マークのフェイス
ブックへの強い情熱と愛情。
振られた女性に認めてもらうためとか、
権威的な人々に対する反骨精神、アイデアの借用、
裏切り、巨万の富など、彼の成功のさまざまな
要因が伏線として描かれていますが、あたらしい
何かを産み出し、それを育て上げていくには
何よりも作り手の一貫した強い想いが一番大事だ
ということを語っているように思いました。
なんとか収益を出そうと街を歩き、やっとの思いで
スポンサーを探してきた共同経営者の友人を、
主人公が広告を載せるなんてクールじゃないよと、
一蹴してしまうシーンが印象的でした。
それにしてもネット業界のスピードの早さは
凄いですね。この映画の中の話だって、わずか
5年前の話。
新聞で見たのですが、数年前までSNSの覇者
といわれていたアメリカのマイスペースは
フェイスブックに押されて従業員の半数を
リストラするとのこと。
悪名高いナップスターの創業者も映画のなかで
重要な役割を果たしていたりしますが、それも
すっかり過去の話。
ネットをうまく利用しながらも、やっぱり
リアルで息の長い物づくりや人間関係を構築
していきたいなあとも考えたりしました。
