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2011年04月 アーカイブ

2011年04月01日

 

 

 

日本中の人達にとって、きっと永遠に忘れること

ができない1ヶ月が終わり、またあたしらしい月が

はじまります。


東京でも桜が開花し、あと1週間もすると満開の

桜が見られるようです。

その後も桜前線は、暖かい空気とともに北に

向かって進んでいきます。


自然は時に大きな試練を人に与えるけれど、美しい

景色や心地よい空気とともに喜びも届けてくれます。

今年の桜は、きっと例年に増して美しく咲き誇る

ような気がします。


会社のなかでみんなを明るく楽しませてくれた

桜のような存在の方の送別会がありました。

みんなも本人も寂しくてしょうがないんだけど、

終始冗談が飛びかって明るくて楽しい会でした。

やっぱり笑って楽しく話をするって大切ですね。


4月。次のステップに向かって本格的に始動です。

ギアのシフトを1段上げて、加速しながら前に

進んでいこう。

 
 

2011年04月04日

シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々

 

 

 

最近、本に向かう時間が多くなりました。

テレビのスイッチをオフにして、ニール・ヤング

やニック・ドレイク、ティム・バックリィなどの

アコースティックな曲を小さな音でかける。

そして、コーヒーを飲みながら、ゆっくりと本の

ページをめくる。


こんな時に読むのは、気持ちを前向きにさせて

くれるような物語がいい。重々しくなくて、

人と人の繋がりや夢を見ることの素晴らしさを

教えてくれるような本がいい。例えば最近読んだ

「シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々」

もそんな本でした。


題名にあるシェイクスピア&カンパニー書店は、

アメリカ人のジョン・ホィットマン氏によって

営まれているパリに実在する書店です。

英語書籍の専門店で、ウィリアム・バロウズや

アレン・ギンズバーグ、ヘンリー・ミラーも

通った伝説的な書店ですが、この本屋の大きな

特徴は、書棚のあいだに狭苦しくて汚いベッド

がいくつかあること。

そして、世界中からパリを目指してやって来て、

無一文になり行き場のなくなった若い書き手に

店の手伝いをさせるかわりにそのベッドと

最低限の食を提供しているのです。


「シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々」

は、仕事を辞めて逃げるようにカナダからパリに

やってきた著者が、この書店に居候をして暮らす

日々を綴ったノンフィクションです。


ちょっと偏屈で子供っぽいところもあるけど

文学を愛し、人間愛に満ちたオーナー。

彼は80歳を越えてまだなお、この書店を

ユートピアにして、そこから世界を変えていく

と本気で信じています。さらに、20歳の女性

に恋をしてしまうほどのロマンチスト。

そして、彼の魅力と寝床に惹かれて集まって

きた個性的な仲間たち。みんな必死にもがき

ながら、何かをつかもうとしている。

たくさんの本と夢がつまった奇跡のような場所。


ページをめくり読み進めていくと、どんどん

あたらしい夢が膨らんでくる、そんな本です。

  

 

2011年04月06日

5周年ラベルステッカーで整理整頓

 

 

 

私のことをよく知っている人には周知の事実

ですが、私は整理整頓が苦手です。

先日も会社で席の移動があったのですが、机の

まわりに溜まっていたダンボールの山を開けて、

必要なものと要らないものを仕分けするのに、

大仕事となってしまいました。


たくさんの使いかけの付箋紙や伝票、

なくなってしまったと諦めていた資料、

買ったまま封を開けていないポストカード

などなど 、いろいろものが発掘される始末。

今までやってきた仕事の説得力がなくなって

しまいそうですが、やっぱり私は整理整頓が

苦手なのです。


ただややこしいのは、ちゃんと出来ているか

どうかは別として、整理整頓が嫌いというわけ

ではありません。


例えば、ある日、突然CDの並べ方を変えて

みようと思って、アーティストをABC順に

並べ替えて、さらにそれぞれのアーティストの

中でもリリース年順に並べたりしていると

つい無心になって熱中してしまいます。

また、本棚の背表紙の見え方にこだわって、

色やタイトル、デザインのバランスを考えて

並び替えたりするのも好きだったりします。

ただそれを日常的に継続できないのです。


並び替えたCDや本も何日か過ぎると、

乱れてしまい今にも崩れ落ちそうな状態に

なってしまいます。


そんな訳で、席の移動にあわせて5周年記念

ステッカーを使って、小物を整理してみました。

ラベルにテーマや内容などを明記して貼って

おくだけで整理しようと気分にはなります。

仕事のメモを書いたリフィルはトラベラーズ

ボックスに。仕事用のトラベラーズノートにも

きちんと居場所を作ってあげました。

さらにクリップやカードなどの小物はラベルを

貼った箱に。


うん。なかなかいい感じで仕事ができそうです。

問題はいつまでこの状態をキープできるかですが。


ラベルシールは、ノートや箱だけでなくビンに

貼っても素敵です。

 

 

 
 

2011年04月08日

旅写真ノート

 


3月26日(土)、カメラピープルさんとの

ワークショップ「旅写真ノートを作ろう!」を

行いました。


このワークショップは、南国カンガルーノートを

使って、それぞれの旅の写真と思い出を記録した

ノートを作ろうという企画。カメラピープルさん

の店舗「monogram」で、前半、後半2回に

2時間ずつ行われました。


ワークショップといいながらも、旅写真ノートを

作るにあたって特別な方法や決まりがある訳では

ありません。

私たちは簡単なコツを説明して、カスタマイズや

ページをため装うためのシールやスタンプなどを

ご用意しただけ。

あとは参加者の方々が自由に、それらを使ったり

写真を切ったり、貼ったり、さらにそこに思い出

を書き込んだりして、自由に作っていました。


皆さんの作品は、こちらでご覧頂けますが、

私たちもぜひマネをしたくなるようなアイデア

が満載です。写真の選び方や入れ方から、

紙のスペースの使い方、表紙のアレンジまで、

それぞれの思い描くテーマや個性が反映され、

見ていてとても楽しくなります。

シンプルな南国カンガルーノートが、14冊の

まったく違うオリジナルノートになっています。


写真は今はデジカメが主流で、プリントをする

機会も減ってしまいましたが、やっぱり紙に

写された写真はいいですね。

参加された方の多くが、写真と一緒に旅先で

手に入れたチラシやレシート、ショップカード

などを持参し、ノートに貼ったり、ポケットに

収納したりしていました。

プリント写真やチラシなどの紙の質感、手書き

の記録などは、デジタルでは表現できないもの。

きっと何年か経って見返してみると、その時の

情景や思い出が蘇ってくるステキな記録に

なっているはずです。


写真がたっぷりつまって、分厚くふくらんだ

ノート。その厚みや重みがたくさんの旅の

思い出を想像させてくれるのもアナログなら

ではの楽しさですね。


とても楽しい時間を過ごすことができました。

今回のイベントを提案くださったカメラピープル

さん、そして、参加いただいた方々、ほんとう

にありがとうございました。


こちらのページでは、参加者の方が作られた

「旅写真ノート」の写真、作るときのちょっと

したコツを記した説明書などがご覧いただけます。


また、カメラピープル・ミヤモトさんのブログ

今回のイベントことを詳しく掲載いただいてます

ので、ぜひチェックしてみてください。

カメラピープルサイトは、写真を楽しくする企画

やアイデアが満載の楽しいサイトです。

 

 

 

2011年04月12日

僕の好きな先生


 


高校生の頃、面白い先生がいて、最初の授業で

人類の起源について説明をする時、教科書を

開かせて、これとこれとこれは嘘と言って、

書いてあることを次々否定し始めました。

挙句の果てには、この教科書はいんちきです、

と言い放つ始末。教科書や先生の言うことを

すべて信じるほど素直な生徒ではなかったけど、

そこまで否定されると、この先生は大丈夫なのか

と不安になるほどでした。

でも、その先生の授業は面白い話が多くて、

今でも印象に残っています。


学校はいろいろなこと教えてくれるのと同時に、

それを疑うことの大切さをも教えてくれる場所

だったような気がします。

もちろん、それを教えてくれるのは学校だけ

ではなくて、音楽や本、映画もそうでした。

先生やテレビに出ている人が言っているのとは

まったく違う見方を教えてくれました。


そして、旅もまた多くの事を教えてくれます。

旅をしてその場の空気に触れたり、そこに暮らす

人々と顔をあわせて話すことは、単なる情報を

痛みや心地よさなどのリアルな皮膚感覚を伴った

ものにしてくれます。


何が正しいか、何が真実か、それは見方や立場に

よって変わってしまうもの。そのときに大切に

したいのは、自分の直感と皮膚感覚。

それを信じて、冷静にそして柔軟に旅を進めて

いきたいです。

  

 

2011年04月14日

音楽は友人、ノートは相棒

 

 

 


カセットテープでしか持っていなかったので

ずっと聴けなかったザ・スミスのアルバムを

15年ぶりくらいに聴いてるけどやっぱりいいなあ。


さえない風貌で上手いんだか下手なんだか、

よく分からないナヨナヨした声で歌う皮肉屋の

地味な文学青年モリッシーと、繊細でポップな

ギターを鳴らす音楽的才能に溢れルックスも

クールなジョニー・マー。

その対照的な2人の才能がぶつかって、攻撃的

なんだけど優しくて切ない、無垢で美しい奇跡

のような音楽を作り出している。

まさに理想的なロックバンドのひとつ。


”There Is A Light That Never Goes Out”

「そこには決して消えることのない光がある」

なんて聴いた瞬間、高校時代の切ない気持ちが

蘇ってきます。


ピーター・バラカン氏がFM局のCMで、

良質な音楽は生涯の友人みたいなものだと

言っていましたが、まさにその通りですね。

15年ぶりに会っても、一緒に遊んでいたときの

ように、温かく迎えてくれて心を許し合える

友人のようです。


夜の寝る前のひととき、大好きな音楽を

聴きながら、ノートに何か書いている時間が

好きです。


音楽がたまに会っても温かく迎えてくれる友人

のような存在だとすれば、ノートはいつも近くで

自分を支えてくれる相棒のような存在かもしれ

ません。


今月もトラベラーズノート投稿ページを更新

しています。

それぞれの方々の相棒としてトラベラーズ

ノートが寄り添っている姿がご覧いただけます。


みんなのカスタマイズは3作品。

ツインズままさんのステキな地図とベスパの

写真で彩った表紙。まゆさんのトラベラーズ

ノートが何冊か重ねられた写真は、その使い手で

あるご家族が寄り添う姿を想像させてくれます。

そして、さかな子さんは、おばあさんの手書き

のメモを宝物として挟んでいるノート。

どれも使う方の大切な相棒であることを教えて

くれます。


また、みんなのストーリーの3作品は

先月の地震について触れられています。

Takuさん、かわうそさんは、地震後の生活で

のトラベラーズノートの存在について教えて

くれています。Hideさんは今までストーリー

に登場した世界中の友人の方々からの地震後

の温かい反応について。


友人と相棒、どちらも掛け替えのない大切な

存在です。

 

2011年04月18日

古本探索


 

 

暖かな土曜日。

ふらりと自転車に乗って、久しぶりに根津まで

行く。旅ベーグルを食べながらへび道を歩き、

お気に入りの古本屋へ。このお店は地震でお店

の中がぐちゃぐちゃになって大変だったようです。

でも、たくさんの古いガラクタと古本にあふれた

店内は、以前と同じように混沌とした佇まい。

無造作に積み重なった本や雑誌からお気に入り

のモノを探すのが宝探しのようで楽しいのです。

狭い店なのにたっぷり一時間ほど滞在し、数冊

面白そうな本を手に入れることが出来ました。


そして、谷中銀座の先にある古本屋へ。

たくさんある写真集をパラパラめくっていたら、

思わず目に留まったページがあって、それが上

の写真。

アメリカ・サウスダコタ州のガソリンスタンド、

デスクに積み重なった書類や工具。そこに座って、

カメラに向かって振り向く男の自然な表情。

けっしてきれいではないんだけど、まさに

男の仕事場っていう感じで、かっこいい。

こんな感じの場所で仕事をしたいなあ~なんて

思いながらレジへ持って行く。


最後に買った本を手に、カフェで一休み。

コーヒーを飲みながら、本のページをゆっくり

開いてみるのが、また楽しいのです。

 

 

2011年04月19日

手紙社「紙ものまつり」

 
 


ホームページでも紹介していますが、

もみじ市」や「今日のお手紙」を運営している

手紙社さんの「紙ものまつり」というイベントに

トラベラーズノートが参加します。


手紙社さんの名前を知ったのは、3年前はじめて

行ったもみじ市でのこと。もみじ市は、毎年秋に

多摩川土手で行われている、クラフト作家さんや

お菓子屋、アンティークショップなどが参加

している蚤の市のようなイベントです。


文化祭的な手作り感の温かさがありながら、

クオリティの高いブースやライブがあって、

プロの人たちが本気で楽しみながらお客さんを

もてなしている感じがとても素晴らしいイベント。


作り手と使う人が直接顔をあわせて話をしながら

売り買いをする。大量生産品よりはちょっと高い

けど、不当に付加価値がついた超高級品じゃない

から普通の人でも買えるもの。作り手の想いや

過程が見えるから、永く大切に使おうと思う。


もみじ市のようなモノと人との出会いの場は、

大きな震災を経験した日本人にとって、今まで

以上に意義深いものになっていくような気がします。


こんなイベントは、高い志と熱い想いがないと

きっとやり遂げられないはずで、どんな方々が

運営しているのか気になって辿り着いたのが

手紙社さんのサイト「今日のお手紙」でした。


そんな手紙社さんからお声がけをいただき、

「紙ものまつり」に参加させていただくことに

なりました。

イベントの詳細は、「今日のお手紙」で確認

できますが、たくさんの紙もの雑貨やリトル

プレスを販売するとのことで、私たちも今から

ワクワクしています。


また、今回はなんとトークショーも行います。

タイや日本の生産現場でモノができあがる過程

を中心に、画像などをまじえてお話させて

いただく予定ですが、あまりかしこまらずに

ゆる~い感じでできればと考えています。

トークにがっかりしたとしても、後悔されない

ように、下の写真のちょっとスペシャルな

お土産もご用意しています〜。

ぜひ、ご参加ください。

事前予約は手紙社さんのサイトよりできます。

 

 

 

2011年04月25日

自転車と銭湯

 

 

 

最近、オートバイの調子が悪い。

もう18年も乗っているから、そろそろ寿命

なんだろうけど、それなりに愛着もあるし

とりあえず必要に迫られる機会もないので

結局そのままになってしまっています。


そんなわけで、最近は土日のちょっとした

移動はもっぱら自転車。でも、暖かくなって

気持ちのよい季節だし、エコだし、健康的だし

自転車もなかなか良いのです。


タオルと石けん、本とトラベラーズノートを

トートバッグに入れて、自転車のカゴに放り込む。

iPodのお気に入りの曲が詰まったプレイリストを

セット。1曲目のラモーンズの電撃バップを

聴きながら軽快に走り出す。

途中、気になった場所があったら写真を撮ったり、

お店に入ったり。自転車なら、ちょっと止まったり

するのも気軽にできます。


1時間くらい走って、たどり着いた場所はどこか

の街の銭湯。まだ明るいうちに入るお風呂は

とても贅沢。


「昼間の銭湯は、平安と静けさにみちみちていて

天窓から光がゆったりとさしてきて、ボォーっと

湯気ととけあって・・・(中略)ま、あの味を

覚えたら、立身出世しようなどとは夢にも

考えられなくなる」

文筆家の田村隆一氏もその魅力を語っています。


さて、たっぷり昼ブロを楽しんだあとは、喫茶店

でアイスコーヒーを飲みながら、本を読む。

そんなことをしているうちに、外はすっかり

真っ暗に。すこし空気がひんやりとした夜の街を

ライ・クーダーのスライドギターを聴きながら

再び自転車を走らせる。


そして、まあ、今日もこれはこれで良い一日

だったなあと思えるのです。

 
 
 

2011年04月27日

桜前線と田園風景

 


 

東京では、朝晩の冷え込みもだいぶおさまり

1年でもっとも穏やかな季節になりました。

桜前線は、もう北東北まで到達したようです。


東北地方を営業でまわっていた頃、

仙台から青森まで桜前線が到達するまで

2週間ほどギャップがあり、ずいぶん長い間

桜を見ることができて、得をした気分になって

いたのを思い出します。

仙台では、4月の中旬頃に満開になりますが、

桜の名所、弘前公園ではゴールデンウィークが

いちばん美しい季節です。


そして、ゴールデンウィークが過ぎる頃

仙台では、田植えの時期がやってきます。


東北の農家の人達にとっては、田植えと稲刈り

は一大イベント。当時は青森の取引先では

シーズンになると田植え休暇をとる人が何人も

いて、数日休んで田植えを手伝っていました。


田植えの時期になると、田んぼに水をいれる

代かきという作業が行われます。

今まで土が見えていた田んぼに水がはいると

太陽の光が反射し、風が吹くと規則正しく並ぶ

青い苗とともに揺れてきらきら美しく光ります。

そんな光景を眺めていると初夏の訪れを実感

できます。


東南アジアの田園風景を見たあとに日本の

田んぼを見てみると、いかに日本の稲作が

繊細で丁寧に行われているかが分かります。


今回の地震で大きな被害があった仙台空港の

あたりも、周囲は田んぼが広がっていました。

いままで当たり前のように見ることができた

田園風景も、津波被害があった場所では、

農地流出、水没、さらに塩害などの土壌被害で

しばらく作付けができないそうです。


お米が私たちの生活にとって欠かせないもので

あるように、日本のほとんどの場所で市街地を

離れると見ることができる田園風景もまた

私たちの生活に欠かせないもの。


季節が変わるごとに今まで当たり前のように

あったものを失われた人達がいることを

考えさせられます。

 

 
 

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店長のプロフィール

(株)デザインフィルでトラベラーズノートの企画を担当している飯島です。