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シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々

 

 

 

最近、本に向かう時間が多くなりました。

テレビのスイッチをオフにして、ニール・ヤング

やニック・ドレイク、ティム・バックリィなどの

アコースティックな曲を小さな音でかける。

そして、コーヒーを飲みながら、ゆっくりと本の

ページをめくる。


こんな時に読むのは、気持ちを前向きにさせて

くれるような物語がいい。重々しくなくて、

人と人の繋がりや夢を見ることの素晴らしさを

教えてくれるような本がいい。例えば最近読んだ

「シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々」

もそんな本でした。


題名にあるシェイクスピア&カンパニー書店は、

アメリカ人のジョン・ホィットマン氏によって

営まれているパリに実在する書店です。

英語書籍の専門店で、ウィリアム・バロウズや

アレン・ギンズバーグ、ヘンリー・ミラーも

通った伝説的な書店ですが、この本屋の大きな

特徴は、書棚のあいだに狭苦しくて汚いベッド

がいくつかあること。

そして、世界中からパリを目指してやって来て、

無一文になり行き場のなくなった若い書き手に

店の手伝いをさせるかわりにそのベッドと

最低限の食を提供しているのです。


「シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々」

は、仕事を辞めて逃げるようにカナダからパリに

やってきた著者が、この書店に居候をして暮らす

日々を綴ったノンフィクションです。


ちょっと偏屈で子供っぽいところもあるけど

文学を愛し、人間愛に満ちたオーナー。

彼は80歳を越えてまだなお、この書店を

ユートピアにして、そこから世界を変えていく

と本気で信じています。さらに、20歳の女性

に恋をしてしまうほどのロマンチスト。

そして、彼の魅力と寝床に惹かれて集まって

きた個性的な仲間たち。みんな必死にもがき

ながら、何かをつかもうとしている。

たくさんの本と夢がつまった奇跡のような場所。


ページをめくり読み進めていくと、どんどん

あたらしい夢が膨らんでくる、そんな本です。

  

 

コメント (2)

Hide:

おっ?久々のブックレヴュー(笑)。
この本も面白そうですね。
読んでみようと思います。
僕も最近本を読む時間が増えています。

iijima:

Hideさん、こんにちは。
ぜひ、読んでみてください。
こんなステキな本屋さんが実在するんだということを知ると、嬉しくなって気持ちが温かくなります。
やっぱり本っていいなあと思えます。

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(株)デザインフィルでトラベラーズノートの企画を担当している飯島です。