はじめての海外へ旅でインドに行った時、
たくさんのお土産を買ってきました。
ヒンズー教の神様が印刷されたカードや
神様を形どった木彫りの人形、エスニックな
デザインのストールやシャツ、ブレスレットや
ネックレスなどのアクセサリー、ビディーと
呼ばれる安い葉巻タバコ・・・。
どれも旧市街のマーケットや屋台で売っている
粗悪品ばかりでしたが、物価も安いし、混沌と
した市場を歩きながら値切り交渉をして買い物
をするのは楽しい時間でした。
日本に持って帰ってからあらためて見てみると
やっぱり安物然としていて、使いようもない
駄物ばかりで、友人に配ってもたいして喜ばれ
なかった記憶があります。
当時付き合っていた女の子には、神様の人形を
あげようとしたのですが、気持ち悪がって
貰ってくれませんでした。
ちょっと稚拙な作りや派手な彩色が味があって
かわいいのになあ、なんてその時はがっかりした
のを覚えていますが、今思えば宗教的なものを
お土産にするなんてセンスがないですよね。
でも、今でも海外へ行くと、ちょっと変わった
ものや、くだらないものをよく買ったりします。
J・J氏こと植草甚一氏がニューヨークを旅した
ときの日記を読んでいたら、彼の買い物の仕方
が大胆で面白い。
古本屋巡りが好きな彼は、約4ヶ月間の
ニューヨーク滞在中、普通の観光はまったく
せず、毎日、本屋巡りをして過ごします。
行きつけの本屋に通い何時間も棚をあさって
一日に20~30冊も本を買っていく。
その合間にアンティークショップや
アクセサリーショップを覗いて、友人への
お土産にちょっと変わったアクセサリーや
時計などを買ったりしています。
ホテルの部屋は何百冊もの本でいっぱいに
なって、その整理に追われたりします。
そこまではいかなくても、旅先でお店を
覗きながら歩いて、面白そうなものを探す
のは、楽しいひとときです。
そして、日常生活で普通に使っていたり、
身の回りに置いてあるもののなかに、旅先で
手に入れたものが少しずつ増えていくのも
また楽しいのですよね。
特別な思い出や思い入れが込められたものに
囲まれるだけで、毎日の暮らしが楽しくなる
ような気がします。