東京では暑い日が続いていますが、
皆様お元気でしょうか?
ISOTのため東京へやってきたパトリックは、
香港に帰国後すぐにタイのプーケットへ旅立った
そうです。ネット上にアップしているその写真を
見ていると、私も東京を飛び立ち南の島へ行きたく
なります。
南の島でのんびりと過ごす。もう20年以上前の
ことですが、きっと誰もが抱くこの魅惑的な憧れを
満たすべく、タイのサムイ島を訪ねたときのことを
思い出します。
バンコクからひとり夜行列車とフェリーを乗り
継いで、サムイ島にやってきました。
学生だったので、泊まったのはリゾートホテルでは
なく、一泊500円ほどの小さなバンガロー。
何もしないで南の島でぼーっとして過ごす。
サムイ島でやってみたかったのは、まさにその言葉
通りのことでした。早速、バンガローの前に広がる
砂浜に出て、のんびり海を眺めていました。
すると物売りのおばちゃんがやってきて、土産物や
マッサージを勧めてきます。
面倒に思いながらも、その中にハンモックがあった
ので購入。バンガローの前にある木に結び、そこに
寝転がると南国気分は盛り上がりました。
しかし、しばらく寝ていると暑さと退屈さで
じっとしているのに飽きてしまい、レンタルバイク
を借りて島をめぐりました。
次の日も朝起きてご飯を食べると、海の前で
ぼーっとしていましたが、やがて手持ち無沙汰に
なり、砂浜をたどって歩いてみることにしました。
少し賑やかな場所に出ると、そこのカフェでランチ
を時間をかけてゆっくり食べました。それで今日の
タスクは終わり。また来た道を戻り、バンガロー
まで歩いて帰りました。
一日の一番の楽しみは夕日を見ること。
その時間になると、みんなバンガローから出て
まっすぐ海に向かって座ります。
恋人といる人、老夫妻、家族、友人達といる人、
そして、一人。誰と見ているかは様々ですが、
みんな言葉を発することなく、じっと海の向こう
に沈んでいく夕日を眺めていました。
一人で夕日を眺めていると、いろいろなことが
頭に浮かんでは消えていきます。普段の生活では
引き出しに奥に閉まっておいた思い出や夢が頭に
あらわれてその意味を自分自身に問いかけてくる。
心地よい波の音と遠い海の向こう側から吹き抜け
ていく風。たった一人でそこに身を浸す孤独感。
どうしてボクはここにいるのだろうか?
次の日もまた何もせず海を見て過ごし、そして、
その翌日、そこをを発つことにしました。
4日間、南の島でのんびり過ごすということを
やってみて分かったのは、何もしないという時間
は実は自分と向き合う時間に他ならないという
ことでした。しかし、その中で確かな何かを掴む
ことはできませんでした。
あれから20年経った今、もう一度、南の島で
何もしない時間を過ごしてみると、どんなこと
が頭に浮かんでくるのか、そんなことを考えたり
します。
コメント (2)
何もしないって、けっこう苦痛なのですよね。
私が住んでいるところも「南の島」と言えないことはないですし、東京に比べれば、多少のんびりとはしていますが…
旅に出ると結局、決まった時間内でいろんなものを見たり、いろんなことをしたいという思いで、ふだんより急いでしまうのが常になってしまっています。
投稿者: 多田野 乙 | 2011年07月20日 00:38
日時: 2011年07月20日 00:38
多田野さん、こんばんは。
そうなんですよね。
何もしないというのもけっこう難しいんですよね。
自分も旅先では忙しく動き回ってしまいます。
なにもしないっていうことをするつもりで臨まないとできないです(笑)
でも、いつかそんな余裕も欲しいです。
投稿者: iijima | 2011年07月22日 02:29
日時: 2011年07月22日 02:29