ストーリー
プロフェッショナル ユーザー
トラベラーズノートの使い方は十人十色。
その使い方が同じであることはほとんどないでしょう。
使うスタイルや、工夫、アイデアで個性がはっきり表れるのもトラベラーズノートの特徴です。
これからの自分のスタイル次第で、どのように変化するのかをじっくり楽しみながら、思い入れを深めて下さい。 ここでは、トラベラーズノート愛用者の様々な楽しみ方をご紹介します。
012 謝 孝浩(作家・トライアスリート)
「旅に誘う手帳」
ローカルバスに乗った。
平日の昼下がり。乗っているのは、オジイやオバア。乗り降りするのにも、時間がかかる。時刻表より、少しずつ遅れていくけれど、誰もが、そんなことは気にする様子もないし、必要もない。おんぼろバスの中は、時間がゆっくり流れていく。
2時間かけて辿り着いたバス停は、海沿いの高台にあった。亜熱帯の強烈な日差しに中で、コバルトブルーの海の向こうに、島影が、遥か遠くに見晴らせた。このバスの小さな旅に駆り立てられたのは、この土地に、半年ほど前に移り住んだアーティストに会うためだ。自然素材をモチーフに作品を作り続けている。
最近、自分の旅の相棒でもあるお気に入りのトラベラーズノートを、彼に飾ってもらった。柔らかくも丈夫な鹿の皮紐で、ノートを巻く。紐をとめるのは、その土地で拾ったイルカンダという植物の豆。栞がわりの海と同じ色の麻紐には、アリゾナのトルコ石と真鍮のライスビーズをつけてくれた。彼の作品の中からは、心地よい風が吹き、土が香ってくる。
ほんの2時間ほどの滞在。僕はまたローカルバスに乗り込んだ。
車窓からは、いつの間にか、夕陽の柔らかい日差しが注ぎ込んでいた。
ひとりで旅をするときにはよくノートをつけます。
行き先に辺境が多いせいか、雑踏の屋台とかで、ひとり食事をしていると、結構淋しいんですよ。そんなときに、街角を見ながら、時間つぶしに書いたりします。
また、ひとり旅のときこそ、今思っていることを素直に書き留めたりしますね。
ご飯を食べているときや歩いているときに、見たもの、感じたものを記録に残したいという気持ちが湧き上がっても、少し時間が経つとすぐに忘れてしまう。
だから、そのときすぐに書き留める。少しだけでも良いんです。そのとき頭をよぎった言葉や感じたことは、写真には残らない。だから書くことは重要だと思います。
今回の沖縄もひとり旅。半日自由な時間が取れたので、トラベラーズノートを飾るためのパーツを探しに知り合いのアーティストの店を訪ねました。そんなフットワークの軽い動きが出来るのもひとり旅の魅力です。













