TRAVELER'S notebook & company
トラベラーズノートと仲間たち

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ストーリー

トラベラーズ ストーリー

トラベラーズノートが伝えたいのは、旅するように毎日を過ごして欲しいということ。
旅人の視点で見つめることで、なにげない日々の出会いや風景の中に新しい発見や感動を見つけることが出来ます。
ここでは、トラベラーズノートを携えて旅をする中で出会ったモノ、コト、ヒトについてのストーリーを綴っています。

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003 中国 紹興のとある市場

チャン・イーモウ監督の映画「活きる」を見ると、中国の近代史がダイナミックに激動して行くさまをかいま見ることが出来ます。
人々が辮髪(べんぱつ)をしていた清の末期から、辛亥革命、日中戦争、国民党から共産党への政権交代、文化大革命、そして現在の経済成長。その短期間での激しい政治の動きは、そこで暮らす庶民の生活を翻弄してきました。

ここ紹興は、その名の通り紹興酒の名産地として知られる街です。日本酒の名産地がそうであるように水の豊富な街です。
街の縦横に水路が走り、水路の脇には古くからの民家が立ち並んでいます。
そこでは、人々が洗濯をしたり、料理をしていたりする姿を見ることが出来ます。
まるで、映画のワンシーンのようなその光景を見ると、「活きる」で見たような清の時代の息吹を感じることが出来ます。
また、ここは中国近代史に大きな影響を与えた、日本にもゆかりのある文学者 魯迅の故郷でもあります。
彼もまた激動の時代を生き、その時代の人々の生活を書き記しています。
歴史を感じることも旅の大きな醍醐味です。

撮影したのは、紹興にはいくつかある市場のひとつです。
市場に入ると、臭豆腐の突き刺すようなにおいが迎えてくれます。
紹興の人々は、この強烈な臭いがする食べ物が好きなようで、中国のほかの地域よりも多くの屋台がこの食べ物を売っています。
もちろん食べ物に関しては、懐が深い国ですので、無難で美味しい食べ物もたくさんありますのでご安心を。

中国は、あの広大な大地に13億の人民が生活する巨大な国家ですので、簡単にその国を説明が出来ませんが、そこを訪れて感じるのは、ありとあらゆるものが渾然一体になった混沌としたパワーです。
そのパワーが最近の激しい経済成長の源になっているのは、さまざまな場所で感じることが出来ますが、その影で、失われつつある歴史の面影を見つけることもまた、中国の旅の魅力です。

中国 紹興市 屋台

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