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2019年7月 アーカイブ

2019年7月 1日

Global Gathering 2019 at Nagareyama Factory

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トラベラーズノートのリフィルや
スパイラルリングノート、他にもミドリの便箋や
メモなどを作っているデザインフィル流山工場は
1964年に建てられた。
この場所には、55年間紙製品を作り続けてきた
ことで、引き継がれてきたさまざまなノウハウが
あり、熟練の技を持つスタッフがたくさんいる。
場内には、最新の巨大なオフセット印刷機から、
壊れたら修理を繰り返して永く使い続けてきた
機械までさまざまな機械が並んでいる。
それらを職人たちが、操縦桿を握るように操作して
紙に印刷したり、切ったり、折ったりするのは
かっこいいし、眺めていても楽しい。

ましてや、そうやって作られたものが、
自分たちが好きで使っているものであれば、
なおさら楽しいと思うし、実際に作る工程や
作っている人を知ることで、よりモノに対する
理解を深め、愛着を持って使うようになる。
さらに、工場のスタッフにとっても、
実際に愛情を持って使ってくれたり、販売する
人たちと会うことは、嬉しいはず。

そんな思いがあって、海外のトラベラーズノート
の代理店の方に年に一度集まってもらい、
情報交換をしたり、方針を共有するためのイベント、
グローバルギャザリングを今年は流山工場で
開催することにした。

どうせやるなら、みんなに楽しんでもらいたいと、
工場長をはじめ、スタッフも全力で支援してくれて、
普段の仕事を止めて、この日は印刷も製本も
トラベラーズ関連のものを中心に流してくれた。

トラベラーズノートのリフィルを作る製本機は
見学のタイミングにあわせて、このイベントのための
オリジナルリフィルを製作。
できたてほやほやのリフィルに、自分の好きな色の
箔を選んで、その場で箔押しをして参加者の
みんなに配った。

さらに見学が終わると、工場の広い食堂を使い、
トラベラーズカンパニーの定番イベント、
スパイラルリングノートバイキングを開催。
また、ブラスクリップの工場から職人さんに
来てもらいクリップの刻印に好きな色を入れること
ができるカスタマイズイベントも実施した。

ここでも何度か書いているけど、
もともとスパイラルリングノートバイキングは、
流山工場で社内イベントではじめたのが最初だった。
みんなで集まって、取り寄せたアアルトコーヒーを
淹れて、カフェごっこのようなこともした。
その時の経験から刺激を受けて、自分たちの基地
となる場所を作ろうと決心したし、
その名前をトラベラーズファクトリーとしたのは、
流山工場に対する敬意からだった。
トラベラーズファクトリーは、流山工場から
はじまったという思いもある。

だからこそ世界各地でトラベラーズノートを
販売してくれている仲間が、ついに始まりの場である
流山工場に集まり、工場の機械をワクワクしながら
眺めていたり、あの頃と同じようにノートバイキング
を楽しんでいる姿を眺めるのは、僕らにとっても
とても嬉しく、感慨深いものがあった。

最後には、ビールとちょっとした食事も用意して
パーティーを行なった。
今は、YouTubeやSNSでは世界中で起こっている
光景を動画や写真で見ることができるし、
簡単に世界中の人たちと繋がることができる。
それはそれで素晴らしいことだとは思うけど、
こうやって世界中の人たちがひとつの場所に集まり、
ものづくりの現場を見たり、顔を合わせて話すのは
やっぱりネットでは得られない感動や体験を与え、
より深い人と人の繋がりを作ってくれるのだという
ことをあらためて実感できた。
みんな、旅とノートを愛する人たちだしね。

イベントが終わろうする頃、参加者の一人が声を
かけて、みんなのトラベラーズノートを一箇所に
集めた。そして、自然と手慣れた一人が上手に
積み上げて、タワーを作った。
いつ誰がはじめたのか僕らも知らないのだけれど、
こういったギャザリングイベントの最後に、
トラベラーズノートを積み上げた写真を撮ることが
恒例になっている。
食堂の壁に飾られている世界地図をバックに、
みんなのトラベラーズノートを積み上げて
記念撮影した。
それもなんだかトラベラーズノートらしいなあ
と思った。

次はぜひ一般の方に参加してもらえるような
イベントをここで開催したいと思うので、
工場長はじめ工場の皆様、その節はよろしく
お願いしますね。
皆様もぜひ楽しみにしてください。


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2019年7月 8日

tokyobike × TRAVELER'S COMPANY

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先週の金曜日。
閉店間際にトラベラーズファクトリーに行き、
しばらく待っていると「お待たせしました〜」との
声とともに、楽しみにしていたものがやってきた。
もちろん、お寿司の出前でもないし、
最近流行りのウーバーイーツでもない。
Tokyobike中目黒の店長、深田さんがスタッフと
2人でトラベラーズバイクを持ってきてくれたのだ。
フレームには丁寧にスポンジが巻かれていて、
まさに出来立てほやほやといった感じ。

お店の中にいれると、さっそくそれらを取り外し、
トラベラーズバイクの全貌が目の前に現れた。
マット調の深めのオリーブに塗装されたフレーム
には、tokyobikeのロゴとあわせてトラベラーズ
カンパニーのロゴが記されている。
さらにフレームパッドとしてトラベラーズノート
の革が巻かれている。
自転車と顔となる正面に貼られているヘッドバッジ
は、無垢の真鍮にトラベラーズノートの地球のロゴ
が刻印されたオリジナルバージョン。
思わず「みんなでかっこいい〜」と声をあげた。

それまで2輪といえばオートバイだった僕が、
自転車で遠出をするようになったのは、
2013年に手に入れたtokyobikeがきっかけだった。

この年、会社からある賞をいただき、
金一封としてみんなで10万円ともらった。
その10万円をどうしようかと考えて思いついたのが
トラベラーズファクトリー用にtokyobikeを1台
買おうといことだった。

早速、tokyobikeに連絡してみたところ、
だったらコラボレーションモデルを作りましょう、
と声をかけていただき、最初のトラベラーズバイク
が生まれた。
あわせて、僕らもパスポートサイズのリフィルなど
のコラボレーションアイテムを作り、それらを
双方の店で販売した。
その時、僕も個人的にトラベラーズバイクを購入
した。

あれ以来、トラベラーズファクトリー中目黒の
ロフトには初代トラベラーズバイクが飾られ、
僕自身も、自宅から駅までの道を毎日走ることから
はじまり、東京から盛岡まで3年がかりで走ったり、
湘南、山梨、霞ヶ浦へ行ったり、日常の足として、
旅の道具として、たっぷり楽しませてもらっている。
トラベラーズバイクという新しい道具を手にいれる
ことで、日々の暮らしに変化がうまれ、
たくさんのあたらしい体験を与えてくれた。

あれから6年。
タイヤやブレーキパッドは何回か取り替えながら
毎日活躍している。
だけど何度か転倒したし、乗り方も荒かったせいか、
傷も増え、フレームやペダルにも少し歪みが
でてしまってもいる。

そんなある日、tokyobikeさんよりご連絡があり、
谷中のお店が10周年、中目黒のお店が5周年を
迎えるということで、6年ぶりにコラボレーションを
しませんか、というお誘いをいただいた。
僕らは喜んで「ぜひ!」と答え、早速打ち合わせを
はじめることになった。

トラベラーズノートと同じように、旅の道具で
ありながら、同時に日常にも旅気分をもたらして
くれるような自転車でありたい。
そんな思いでフレームの色を選ぶことからはじまり、
ハンドルにサドル、キャリアなどのパーツも
tokyobikeスタッフのアドバイスを受けながら、
みんなで選んだ。

例えば、スピード重視ではなく、気軽にのんびり
走りやすいように、ハンドルは手前に少し
カーブがはいったゆったりしたタイプを選んだり、
街乗りだけでなくツーリングにも使えるように
キャリアをつけ、そのデザインもシンプルで
質実剛健なものを取り付けてもらったりした。
さらにサドルは英国ブルックスの本革製で、
ベルやクランクボルトキャップは、無垢の真鍮製と、
素材や乗り心地もトラベラーズらしいものなった。

今回、一番嬉しかったのは、フレームとヘッド
バッヂにロゴを入れてもらったこと。
乗り心地には関係ないのかもしれないけど、
僕らにとってはトラベラーズのロゴが入った
tokyobikeなんて、夢のようなことだった。

そうやってできあがった二代目の
トラベラーズバイクを、Tokyobike中目黒店長の
深田さんが、トラベラーズファクトリーの天井から
ワイヤーで吊るして、店内に飾るのを手伝って
くれた。

天井からぶら下がっているトラベラーズバイクは
自転車で夜空に飛び立つ映画「ET」のワンシーン
を連想させ、ジョン・ウィリアムスによる
あの壮大なテーマソングが頭の中に鳴り響いた。
「かっこいいなあ」その姿を眺めながらあらためて
それぞれが呟いた。

トラベラーズバイクは中目黒にしか置いてませんが
tokyobikeとのコラボレーションで作った
パスポートサイズリフィルとtokyobikeが刻印された
ブラスタグは、トラベラーズファクトリー各店で
販売中です。オンラインショップでは7月9日より
発売します。
また、Tokyobike 谷中、中目黒、高円寺、豪徳寺
でも発売しています。

トラベラーズバイクは、Tokyobike 谷中と中目黒で
オーダー受付中です。もちろん私はオーダーします。
楽しみだなあ。


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2019年7月16日

トラベラーズ米 草取り編

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トラベラーズ米の田植えから約2ヶ月。
再び田んぼがある鴨川ヒルズに招集がかかった。
今回はミッションは、草取りだ。
トラベラーズ米は無農薬なので定期的に雑草を
手作業で除去しなければならないようだ。

そんなわけで土曜日、寝ぼけ眼をこすりながら
朝早く家を出て、電車に乗った。
東京を過ぎると少しずつ電車の中の乗客も減り、
千葉駅で内房線に乗り換えると車両はボックス席
に変わった。
向かいの席にハイキング姿のおじさんが座り、
おもむろに駅弁を広げて食べ始めた。
そんな姿にちょっとした旅気分を感じていると、
駅弁の匂いが漂ってきた。
あわてて家を出たので、朝食は小さなパンを
ひとつしか食べてこなかった僕はお腹が鳴った。
弁当を食べ終わって、さらに缶チューハイを飲んで
いたおじさんもやがて電車を降り、車内はさらに
閑散とした。だけど、目的の駅まではまだ先。

ボックス席を独占した僕は足を伸ばした。
電車のボックス席は、僕にとって本を読むのに
最高の場所だ。
前日はあまり寝ていなかったのに、眠くなること
もなく、たまに車窓の風景に目を休めながら、
ずっと本を読んで過ごした。
そして電車に乗ってから2時間半。
やっと目的の駅に着いた。

駅からは、車で迎えに来てもらいさらに20分。
途中スーパーに立ち寄りお昼の食材を買い、
やっと鴨川ヒルズに着いた。

5月に植えた稲は順調に育っていたけど、
その周りにはたくさんの雑草が生えていた。
今日はこれをすべて取り除かなくてはならない。
早速農作業用の長靴を履くと、勢いよく田んぼの
中に足を入れた。
すると足は田んぼの泥の中にズブズブと沈んだ。
泥の中は不安定で、一歩ずつ進むだけでも足が重い。
さらにずっと中腰のまま、泥の中に手を入れて
草を根から引っこ抜いていく。なかなかの重労働だ。
汗を滴らせながら、抜いても抜いてもなくならない
雑草と格闘した。

雑草魂という言葉にあるように、
僕はどちらかと言えば、雑草に対しては
ちょっとしたシンパシーを抱いていたのだけれど、
この日は心を鬼にして雑草を取り除いた。
「ごめんな。ここまでがんばって育ったのに
引っこ抜いてしまうのは不本意ではあるけど、
やっぱりお米が育つためにはしょうがないんだ」

40分ほど続けると、日頃の運動不足と寝不足、
さらに仕事の疲れがたまっていた僕は限界を感じて
休憩を提案。その後作業を再開するみんなを尻目に
しばらく休んでしまった。

お昼は、みんなで鴨川ヒルズにあったパスタを
茹でて、スーパーで買った野菜とベーコンを炒め
ナポリタンを作った。
棚田を見下ろすオープンデッキで、ビールとともに
食べるナポリタンは思いのほか美味しい。
気持ちの良い風にあたりながら、しばらく休んで
いると、雨が降ってきた。
その後、雨足はだんだんと強くなってきたので、
もうこれで草取りは中止かなあ、と勝手に思って
いたら、「さて、やっちゃいましょう」という声
が聴こえた。

「そうか、やるのかあ」
僕は観念して雨具を取り出し、再び草取りへと
向かった。小雨が降るなか、ズブズブと田んぼの
中に足を入れた。
みんな疲れているから言葉も少ない。
僕はもはや雑草の立場などこれっぽっちも考えず、
ただ黙々と雑草をむしり取っていった。

いつかそのことについてここに書くのか、
書かないのか、今は分からないけど、
最近出会ったある人たちの影響で、ここ数日
頭の中でオザケンの「痛快ウキウキ通り」が
リフレインしている。
「プラダの靴がほしいの〜」と頭の中で歌いながら
農作業用の長靴を履いて、田んぼの中で泥まみれに
なって雑草と格闘した。
歌詞の世界と現実とのあまりにも大きいギャップに
気づかないくらいヘトヘトになりながら、ようやく
今日のミッション終了。

たっぷり汗をかいたせいで、ほとんどその意味を
成さなかった雨具を脱ぎ、びっしょりに濡れた
Tシャツを着替えると、苦しみをわかり合ったみんな
でデザートにと買っておいた、スイカを食べた。

いや〜、お米づくりは大変です。
みなさん、ご飯は残さず食べましょう。


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2019年7月22日

分断より共有

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それまでも海外を旅することはあったし、
仕事で海外に行くこともあったけれど、
トラベラーズノートの仕事をするようになって、
世界をより近くに感じるようになった。

例えばトラベラーズノートのイベントで海外に行き、
そこに足を運んでくれた人たちと話をすると、
トラベラーズノートを通じて、同じ価値観を共有
できる。その時には、まるで知らない土地で
同郷の人に出会った時のような、安心感を感じる。

トラベラーズノートは、日本においても
誰もが知るようなモノではないし、人によっては
どうしてこんなものがいいのだろう、と思われて
しまうようなモノでもあると思っている。
前にも書いたけれど、仮にその割合を考えると
こういったモノに興味を持って使ってくれる人は
100分の1くらいだろうと思っている。

ただ、その100分の1は、日本のみならず、
海外にもいるかもしれないということが分かった
時に、一気に世界が広がり、同時に世界を身近に
感じるようになった。

今まで、ヨーロッパではパリ、ロンドン、ベルリン、
アムステルダム、マドリード、アジアでは、ソウル、
香港、台北、上海、アメリカでは、ロサンゼルス、
ニューヨークでイベントを開催してきたけれど、
どのイベントでも足を運んでくれた人たちは、
みんな目を輝かせて、僕らに自分たちの
トラベラーズノートを見せてくれた。

さらに、このノートを使うことで毎日の暮らしが
変わったとか、この寛大で温かく優しい佇まいが
いいとか、このノートは自分の相棒だとか、
まさに僕らが思うトラベラーズノートの抽象的
だけどこうありたいと思うことを、彼らの言葉で
僕らに伝えてくれた。

それぞれの国の歴史や文化、受けてきた教育、
政治的な背景とは関係なく、トラベラーズノートを
作った僕らに敬意を示してくれて、同じ価値観を
共有できる仲間として僕らに接してくれたし、
僕らもまた異国で仲間と呼べる人たちに出会えた
ことが嬉しかった。

トラベラーズノートという一つの価値観が軸にある
ことで、国籍を超えて理解しあえることがたくさん
あった。

旅の楽しみは、文化の違いを発見することでもある。
だから旅が好きな人は、その違いを発見し、楽しむ
ことが得意な人が多い。
文化の違いを楽しむことができる人は、同時に
自分たちの文化を大切にしている。
世界にはたくさんの文化や考え方があるから
旅をする意義がある。
違いを尊重し、理解しあう。そのために共有できる
何かがあると世界はもっと近くなる。

インターネットやSNSは、心の声を世界にさらし
拡散することで、多くの分断を生んでいるけれど、
同時に好きを拡散することで、多くの価値観の共有
を生み出している。
トラベラーズノートを通じて、世界中の人たちと
好きを共有する楽しさを知ってしまった僕らは
後者を支持したい。

選挙のために、かつて子供たちが通っていた
小学校へ行く道すがら、そんなことを考えていた。


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2019年7月31日

香港で世界記録に挑戦

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「トラベラーズノートのタワーを作って、
その世界記録に挑戦するんだよ」
パトリックがそう言って、イベントのアイデアを
僕らに伝えた。

パトリックは発売当初からトラべラーズノートを
扱うcity'super/LOG-ONで仕事をしながら、
個人的にもトラベラーズノートのユーザーとして
世界中の人たち人たちと繋がり、その楽しさを
伝えてくれている。
LOG-ON20周年を記念した今回のイベントは、
パトリックが中心となり企画が組まれ、
トラベラーズへの参加の依頼があった。

また、トラベラーズノートを積み上げてタワーを
作るということは、僕らが始めた訳ではなく、
ユーザー同士で自然発生的にはじまったことで、
今ではトラベラーズノートユーザーが集まる
ギャザリングイベントfでは恒例行事のように
なっている。

「香港はもちろん、マレーシア、シンガポール、
台湾、インドネシア、タイなど近隣の国の
ユーザーにも声をかけて、アジアのユーザーが
集まって、みんなのトラベラーズノートを積み
上げるんだ。たくさん集まったらギネスブックにも
世界記録として申請しようと思っている」
パトリックは、さらにそう付け加えた。

例えば、トラベラーズファクトリーの2階では
年齢や性別、国籍も違う人たちが、
ただトラベラーズノートを使っているということで
話をはじめて繋がっていくのをよく見る。
例えば、それほど英語が話せなくても、
国が違う人同士がお互いのトラベラーズノートを
見せ合いながらコミュニケーションを取り、
インスタのアカウントを交換して、その後も
連絡を取り合ったりすることもよくある。

さまざまな人たちのトラベラーズノートを
一箇所に集めて積み上げてできあがったタワーは、
まさにそんな人と人の繋がりを象徴するようで
SNSなどでトラベラーズノートタワーの写真を
見つけると嬉しくなる。

そんなわけで、香港のイベントでは
各地から香港まで足を運んでくれるユーザーと
会うことも、集まったトラベラーズノートを
見るのもほんとうに楽しみだった。

そしてイベント当日に朝、会場に着くと、まずは
ブラスクリップのカスタマイズワークショップを
開催。1時間ずつ3回開催し、全部で40名近くの
方にブラスクリップの刻印に色を入れるのを
体験していただいた。みなさんにとても楽しんで
くれていて、今後トラベラーズファクトリーでも
開催したいと思った。

そして午後から、だんだんと会場内に
人が増え、賑わいを見せるなか、世界記録へ
の挑戦がはじまった。
さすがにタワーを作るのは無理があるので、
LOG-ONで専用の棚を作ってくれて、そこに
ひとりずつ持ってきたトラベラーズノートを
並べていった。
最後の人が棚に並べ終わると、数量は206冊になり
みんなで記念撮影をした。
パトリックが会場に集まるみんなに声をかけると、
香港はもちろん、マカオ、マレーシア、タイ、
インドネシア、シンガポール、台湾、中国、韓国、
そして日本からトラベラーズノートユーザーが
集まった。
ニュースでご存知のように、今香港では旅に来ること
を躊躇してしまうようなことが起こっている中で
こんなにもたくさんの人たちがトラベラーズノートを
使うということを理由に集まり、繋がっている。
同じのものが好きだということで、年齢も性別も
国籍も政治的立場も超えて、笑顔で繋がっている。

なんだか面白い。
2006年にトラベラーズノートが生まれた時には
想像もできなかったようなことだけど、
トラベラーズノートは、思いかけないような
人たちとも繋げ、予想もしなかった面白いことに
導いてくれる。
そんなことを思いながら、次の旅先台北に
向かった。


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店長のプロフィール

(株)デザインフィルでトラベラーズノートの企画を担当している飯島です。