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夏の定例行事

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トラベラーズタイムズの制作は、まずテーマを
何にして、どんな内容でいこうかと話をすること
からはじまる。
その後だいたいの方向性が決まると
僕が原稿を書き、橋本が写真を撮影したり、
各ページをデザインしたりして、全体のレイアウト
をするのがいつものパターン。
例年、夏休み前後が入稿のタイミングになるので、
トラベラーズタイムズの制作は、もう15年続く
夏の定例行事のようになっている。
データの入稿が無事終わると、色校正をチェック
した後に、流山工場で印刷、製本を行い、
9月中旬に完成する。

前回のブログで、タイムズの原稿を書いたことに
触れたけど、先週はその後もいくつか原稿を書き、
「How Do You Use TRAVELER'S notebook」に
登場いただく方の取材と撮影に行ったりして、
タイムズの制作にいくらかの時間を割いた。
そして金曜日の夜、橋本が入稿前の最終デザイン
を出力してくれた。

この出力された最終デザインを見るのは
個人的にはとてもワクワクする瞬間でもある。
A3の紙が4枚。折って貼り合わせて、8ページの
小冊子の見本ができあがる。
そしてページをめくりながらしみじみと眺めると
まるで僕の書いたテキストに、素敵なメロディーが
ついて、ギターの伴奏とともに美しい声で歌って
くれているような気分になるのだ。
表紙は心をつかむ印象的なイントロのようだし、
写真やデザインはかっこいいギターソロみたいで
歌詞の隠された意図もくみとりながら、美しい
メロディーを奏でるように全体をまとめてくれる。
いつものように、橋本はすごいなあと素直に
感心しながら見本を眺めた。
トラベラーズタイムズを作ることは、
それなりに手間もプレッシャーもかかる大変な
仕事なんだけど、こんな瞬間を味わえるから
16号まで続けることができたのかもしれない
なんて思ったりもする。

手間とプレッシャーがかかる理由のひとつに
トラベラーズタイムズが印刷物であることもある。
このブログを読んでくれている方ならお分かりの
ように、僕は誤字脱字などの間違いも決して
少なくない。(分かりやすく言うと多い)
ブログに限らず、サイトのイベントやプロダクト
情報に、インスタグラムのテキストだって
アップ後に日付のミスから、内容の間違いなど
自分で見つけたり、人から指摘されたりして、
修正するなんてことはしょっちょうある。
ネットはその点においてはとても気楽で、
いつでも簡単に直したり、さらに削除してしまう
ことだってできる。(だからと言って当然間違い
は良くないし、その気楽さゆえの問題もあるけど)
だけど紙の印刷物は、一度印刷してしまったら
もうそれを元に戻すことができないし、
誰かの手に渡ったものを消去することもできない。

なので、トラベラーズタイムズの原稿を書く時は、
当然ブログよりも慎重になる。
書き終わると、紙に出力して読み込んで赤入れを
することを何度も繰り返す。
レイアウトが終わってからも、自分だけでなく
他のスタッフにもチェックをしてもらう。
幸い校正が得意なスタッフもいて、僕が全く
気づかなかったミスを見つけてくれて、
驚きとともにホッと胸をなでおろしたことが
たくさんあったし、それでもチェックをすり抜けて、
できあがってからミスに気づいて呆然としたことも
少しだけある。

それでも、トラベラーズタイムズを印刷物として
制作してきたのは、僕らが本や雑誌が好きで、
紙の印刷物に特別な思い入れがあることとあわせて、
アナログの革と紙で作られたトラベラーズノートを
使ってくれる方々に届けたい大切な情報は
やっぱり紙であるべきだと考えているからでもある。

そんな想いで毎年、休むことなく作り続けた
トラベラーズタイムズも次号で16号になる。
今年はトラベラーズノートの15周年になるのだけど
15周年迎えるにあたっての言葉のようなものを
きちんと発信していなかったということもあり、
この場で綴らせてもらった。
また「How Do You Use 〜」には、きっと皆さん
ご存知のとても素敵な方に登場いただきます。
個人的には15周年らしく、トラベラーズノートの
魅力をあらためて感じてもらえるような内容に
なっていると思います。
発行まではあと1ヶ月と少しありますが、
ぜひ、楽しみにしていただけると嬉しいです。
まずは校正をしないと...。

話は変わるけど、僕が住む墨田区はワクチン接種の
スピードが速いようで、日曜日に無事に2回目の
接種を終えた。
今のところ、体に異常がないようでほっとしている。
相変わらず感染状況はかんばしくないけれど、
はやくみんな安心して旅ができるようになったら
いいな。


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コメント (2)

Sally:

8月に入ったのでもう来月は2022年ダイアリーの発売時期ですね。
来年のテーマはなんでしょう。
月間のオレンジ色の表紙にシールを貼るのが毎年9月の楽しみです。
「How Do You Use 〜」の皆さんご存知の方とはどなたでしょうね。
気になって眠れないかもしれません ミ☆

iijima:

Sallyさん、ありがとうございます。2022年のダイアリーは9月に発売になります。8月下旬には詳細をサイトにアップできると思いますのでもう少々お待ちください。 またタイムズもぜひ楽しみにしてください~。

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(株)デザインフィルでトラベラーズノートの企画を担当している飯島です。