
- 頭語と結語
- 時候のあいさつ
- 結びのあいさつ
- 便箋の基本
- はがきの基本
- 一筆箋の基本
- 宛名の書き方(封筒)
- 宛名の書き方(はがき)
- 手紙の折り方、封筒への入れ方
- 忌み言葉について
- TPOに合った便箋、封筒、一筆箋選び
- FAQ(よくあるご質問)
- リンク集
慶事や弔事のシーンの手紙には、縁起が良くないので使うのはタブーとされている「忌み言葉」があります。手紙を書く上で、忌み言葉を避けるのは、大切なマナーです。せっかく心をこめて書いた手紙も、忌み言葉が使われていると相手の気持ちを害してしまうこともありますので、言葉選びには十分気を配りましょう。
別れや結婚を繰り返すことを連想させる言葉は避けましょう。また、最近は、子どもの誕生を示唆する言葉もタブーとなってきています。
一般的な手紙ではよく使う、「くれぐれも」「近々」などは、「くれぐれもご新郎様にもご伝言を」や「近々、御祝いの挨拶に伺います」のように、思わず使ってしまいがちですので、特に気をつけましょう。
別れる、離れる、壊れる、割れる、飽きる、冷める、終わり、切れる、流れる、途絶える、帰る、戻る、短い、悲しい、薄い、再び、もう一度、重ねる、重ねがさね、度々、繰り返す、くれぐれも、再三、近々、皆々様(再婚時には、二度と、再出発、今度こそは)
流産や死産、子どもの死を連想させる言葉は避けましょう。
流れる、失う、破れる、消える、死ぬ、苦しむ、落ちる、滅びる、早い、短い、四(=死)、九(=苦)、悲しむ、痛ましい
火災や災害を連想させる言葉は避けましょう。また、経営不振や倒産を思わせる言葉も慎みましょう。
燃える、焼ける、火、煙、傾く、倒れる、壊れる、つぶれる、失う、閉まる、負ける、落ちる、詰まる、錆びる、赤、緋
再入院や苦しみ・死を連想させる言葉は避けましょう。
死ぬ、苦しむ、寝る、悪い、長い、滅びる、弱る、折れる、繰り返す、再び、度々、落ちる、尽きる、枯れる、四(=死)、九(=苦)
今後の苦労や先行き不振を連想させるような言葉は避けましょう。また、自分と比較し、自分を卑下するような表現は避けた方が良いでしょう。例えば、「できの悪い私の息子とはとは大違いで~」など。しらじらしく感じる褒め方も避けましょう。
変わる、崩れる、終わる、破れる、負ける、落ちる、すべる、消える、変更、取り消す、中止
病気・怪我・災害などが、繰り返すことや長引くことを連想させる言葉は避けましょう。
続く、重なる、重ねて、重ねがさね、繰り返す、再度、度々、またまた、弱る、衰える、終わる、消える、落ちる、長引く、長い、寝付く、失う、見失う、四(=死)、九(=苦)
死や不幸が続くことを連想させるような言葉や重ね言葉は避けましょう。また、喜ぶ、楽しい、嬉しいなど、悲しみのシーンに不適切な言葉も避けましょう。
死、死亡、四(=死)、九(=苦)、度々、ますます、重ねがさね、返す返す、次々、続いて、引き続き、近々、繰り返す、再び、追って、くれぐれも、まだまだ、いよいよ、ときどき、しばしば、さらに、生きる、生存