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手紙の達人コラム 朱色のハンコで、福を呼びこむ

秋風が少しずつ身体に馴染むようになりました。
気温が下がるにつれて、手紙の雰囲気もこれまでとは変えたくなります。
夏には猛烈な暑さを吹き飛ばす元気のよい手紙になるよう意識していたものですが、これからはしっとりとエレガントな雰囲気で。 そのための工夫として、「朱(しゅ)」を取り入れてみるのはいかがでしょう?

ここでいう「朱(しゅ)」とは、ハンコを捺すときに使う朱肉の赤のことです。
ひと言で朱肉といっても、いろいろな色がありますね。
オレンジのような赤、茶色がかった赤、深紅など、よくよく注意してみると、その微妙な色合いの違いにびっくりするかもしれません。

朱は、赤よりも少し明るい太陽の色、日の出の色。
つまり、朱には辺りを照らし、明るくする意味があるといいます。

その歴史は古代までさかのぼります。
古代、朱は古墳の内壁や壁画に使われていました。
これは、朱の成分である水銀に殺菌力があり、遺体が腐敗しないよう防腐剤の役目を果たしていたからであると同時に、邪気を寄せ付けない、いわゆる魔除けの意味もあったといいます。

また、朱の成分である水銀は、水と同じく蒸発すると地に還ることから、転じてご縁がめぐりめぐって自分に返ってくるということ。

つまり、手紙にポンとひとつ朱を添えることで、相手に幸せを届けられるだけでなく、自分にも福を呼び込むことができるのです。

少しでかまいませんので、想像してみてください。
心を込めて書かれた文字の隣にひとつ朱色のアクセントが添えられていたら?
そこにハッと目が留まるのはもちろん、全体の雰囲気が大人っぽく、品よく感じられるのではありませんか。

手紙に朱を添えるのは、見た目のイメージだけでなく、それがもつ意味からいっても最高のことだといえそうです。

手軽に購入できる数百円のスタンプ台も楽しいですが、秋には少し奮発して、ワンランク上のこだわりの朱肉を手に入れてみてはいかがでしょう? 印泥(いんでい)と呼ばれる練り朱肉の場合、印鑑屋さんで3000円くらいから手に入るようですよ。

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