流山工場見学ツアーを開催しました!
2023年6月9日、一般ユーザー向けの流山工場見学ツアーを開催しました。普段なかなか目にすることのない、生産現場の裏側をご覧いただき、「ミドリ」のものづくりへのこだわりを知っていただくことができました。
当日は5つの班に分かれ、製造工程~品質管理~物流までのツアーを行いました。参加者の皆さんの様子をレポートします。
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南流山駅からデザインフィル号に乗って
工場に向かいます。 -
まずは会議室へ。
工場長から工場の概要、スタッフから見学の流れを聞いたらツアースタート!
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工場見学用のリーフレット
『MDノートライト』の文庫サイズと同じ作りで、工場見学用のリーフレットを作りました。
表紙は活版印刷、裏面にあるデザインフィルのロゴは空押しに。流山工場での作業工程をぎゅっとまとめた一冊です。
参加された皆さんは、こちらのリーフレットを片手に見学いただきました。
ツアー中、リーフレットのメモ欄に熱心にメモを取ってくださる方も。
刷版エリア
印刷に使用する版(刷版)を作るエリア。デザイナーがイメージした色を印刷機でしっかりと再現するために、刷版室で色味の細かなデータ調整を行います。
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細かく色味を調整し、何パターンも試し刷りします。
色味調整は腕の見せ所です! -
版が作られるところも見学!
「こんなに大きいんですね!」と驚かれる方もいました。
印刷エリア
オフセット印刷、活版印刷と紙製品の印刷工程を見学。普段見ることがない大きな印刷機。『オリガミブロック』や『ダイヤメモ』『活版レターセット』が印刷されている様子を間近でご覧いただきました。
中でも活版印刷機は大人気で、1枚1枚丁寧に印刷していく機械の動きをずっと眺めている方が多くいらっしゃいました。
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巨大な印刷機を見学。
参加者の方からの質問も多く、印刷エリアの社員が
その場で回答しました! -
迫力のある印刷機の動きに皆さん興味津々。
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活版印刷機の動きに釘付けになる方多数!
デザインによって印刷の速度も異なります。 -
活版印刷に使う版も並べてご紹介。
1色ずつズレなく印刷する職人技をご覧いただきました!
加工・製本エリア
印刷された紙を断裁、穴あけ、丁合、折り、箔押し、天糊製本、リング綴じ、ステッチャー製本などの加工・製本を行います。流山工場の職人たちが、さまざまな機械を稼働させ、実際に製品が出来上がっていく様子を見ていただきました。さまざまな工程の中で、機械だけでなく人の手も多く関わっていることに驚かれている方もいらっしゃいました。
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製品に合わせて紙をさまざまなサイズに断裁。
大量の紙が一気に切れる様子に感動する方も! -
紙がきれいに揃うように断裁機から空気が出ています。
実際に機械に触れて確かめてみました。 -
レターセットの表紙に折り目を付ける機械を見学。
一つひとつ折られていく動きに皆さん真剣な眼差しに。 -
天糊製本を実演。
素早く均等に糊を塗っていく姿はまさに職人技!
検収エリア
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流山工場以外で作られた製品を含めた全ての製品を対象に、JIS規格に基づいて出荷前の最終の品質チェックを行います。チェック用の製品カタログには、漏れがないよう仕様変更や見るべきポイントがびっしりと書き込まれています。ここは品質を保持するための要としてとても重要な場所で、確かな品質の製品を世の中へ送り出しています。
物流エリア
検収室で厳しいチェックをクリアした製品は、工場内の倉庫で保管されます。国内外で販売されるデザインフィルの製品は全て流山工場から出荷され、世界中のユーザーの皆さんの元に届けられます。
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「ミドリ」をはじめとした製品が並んでいる様子に
感嘆の声が上がりました! -
ピッキングの仕方や出荷されるまでの流れを
丁寧に説明しました。
ワークショップ
今回、流山工場見学ツアー限定デザインの『プラススタンド』をカスタマイズするワークショップを開催しました。この日のためにデザイナーが一からデザインを起こし、流山工場らしいモチーフを散りばめたオリジナルデザインの版をご用意しました。
表紙の箔の色とリングの色を選び、その場で職人さんたちに箔押しとリング製本をしていただきました。また、箔押しをした際に残った箔の抜け殻を再利用し、厚手の紙にさらに箔押しをしてポストカードも作成しました。
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流山工場見学ツアー限定デザイン『プラススタンド』と
箔の抜け殻を再利用したポストカード -
お好きな色の箔とリングを選んでいただき、いざ製本!
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箔押しをした後にご自身で表紙から箔をめくる体験も!
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完成したノートをお互いに見せ合っていました!
工場見学ツアーに参加してみてのご感想をいただきました
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実際に作業されてる方の話が聞けたり、大きい機械を触れるくらい近くで見せてもらったり、普段はできない体験をさせてもらいました
各過程の説明が充実していたため、印刷や製造についての知識が全くなかった私でも十分に理解できました
ミドリの文具への愛着がますます湧き、大切に作り出されているものを私も大切に使っていきたいなと思いました
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全部が機械なのかな?と思っていましたが、機械にも必ず人の手が入っていてやっぱり文具はあったかい!と思いました
「ていねいさ」「こだわりぬく」という、とても職人気質な方々が作り出してくれているんだと分かりました
想像以上に経験が必要な作業工程が多く、それを間近で見れたことはとても貴重な機会でした
今回、初めて一般ユーザーさま向けに工場見学ツアーを実施しました。改めて「ミドリ」のものづくりを知っていただく良い機会となりました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。