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BRUTUS & BLUE HEARTS

 

 

 

雑誌ブルータスの最新号の特集は、美しい言葉。

今流行りのTwitter、赤塚不二夫や忌野清志郎

などが記憶に新しい哀悼の言葉や辞世の言葉、

さらに流行歌の歌詞から文学作品まで、

さまざまなところから、美しい言葉を集めた

力の入った内容になっています。


その中で、思わずぐっときてしまったのが

甲本ヒロトの歌詞を集めた見開きページ。

先日書いたように、最近ストーンローゼズを

よく聴いていて、頭はすっかり80年代末モード。

そんな頭に、このブルーハーツの歌詞の羅列は

ぴったりはまってしまいました。

電車の中でページをめくりながら思わず目が

ウルウルしてしまいました。


まだ10代だった時のブルーハーツの新譜CDが

発売された日を思い出します。


バンド仲間の友人と2人、学生協の売場に並んだ

ばかりのCDを買い、部室の練習スタジオの脇で

ドキドキしながらCDウォークマンにセット。

イヤフォンを2人で片方ずつわけて耳にあてて

プレイボタンを押す。

イントロが鳴ると、いいね~、という感じで

お互い目を合わせるんだけど、曲が進むと

思わず2人ともそっぽを向きはじめる。

さらに、咳き込んだり、うつむいたりする。

目に涙が溜まり、今にもこぼれそうになるのを

必死で堪えてるのです。

1曲目が終わると、そのまま聴き続けることが

出来ず、お互いにひとりなってから聴くことに

する。そして、思う存分涙を流す。


僕達にとってブルーハーツとは、そういうバンド

だったのです。

あまりに直球でストレートの歌を受け止めようと

思うと、グローブでキャッチすることなど出来ず、

ドカベンに出てくる豪速球投手土門剛介の

キャッチャー谷津のように、お腹にぶち当てて

痛みを感じながら受け止めるしかないのです。


素直でやさしく、正直で剥き出しの青臭い言葉。

すべての人達に美しさがあり、自分を貫き通す

ことを肯定する歌は、たくさんの勇気と自信を

与えてくれました。


ここだけの話、今でもたまに打ちのめされて

ぐだぐだになってしまうような事があるんだけど、

そんな時は、ブルーハーツが必要だったりします。

 


コメント (3)

Sakura:

ブルーハーツ!大好きでした。
中学生の時、友達がカセットテープに録音してくれたのを、毎日聞いていました。当時は、CDが買えなくて(お小遣いが足りず!)、大人になってから、CDを購入しました。中学時代を思い出し、なんだか、ドキドキする時間が過ごせます。

Hide:

僕もこの号を買って読みました。
言葉・・・特に日本語は昔から大切にしていかなければいけないとずっと思っています。
ストーリーを書くようになってから強く思うようになりました。
こんなに美しい言語を読んだり書いたりできるなんて幸せだと思います。
行ったことがない旅先がたくさんあるように、まだまだ知らない日本語もたくさんあると
思います。
そういった日本語が少しずつ身に付いてくると嬉しいですね(笑)。
最近テレビを観ていると日本語が乱れているのが気になって仕方ありません。

iijima:

Sakura様、中学生の時は、めったにCDとか買えない分、今よりも大切に聴いていたような気がします。
私が中学生の時はレコードでしたが(笑)
そういえば、ブルーハーツの曲には、青空や旅人など旅を喚起する曲がたくさんありますね。

Hide様、私も文章を書くようになって、自分の語彙の少なさに気付きました。出来る限りシンプルでストレートに表現しようと思えば思うほど、言葉を知る必要があるのでしょうね。
この号でもうひとつ印象的だったのが、太宰治、石川啄木などの手紙。人間味溢れる手紙の文面がほっとさせてくれます。

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店長のプロフィール

(株)デザインフィルでトラベラーズノートの企画を担当している飯島です。