メイン

Cafe in Travel 旅先のカフェ アーカイブ

2007年09月25日

旅先のカフェ 香港

 

カフェということで旅先で出会ったカフェの話です。


香港には、茶餐庁と呼ばれる喫茶店のような軽食やお茶がとれるお店が

あります。今は、スターバックスなどのコーヒーチェーンが香港にも多

くなってきましたが、10年前くらいまでは、お茶やコーヒーを飲むと

いうと茶餐庁ぐらいか、もしくは高級なホテルやレストランでないとあ

りませんでした。


この茶餐庁は、洋と中華がまざりあった不思議な場所です。

マカロニスープやフレンチトーストなどの洋食と一緒に、香港風の丼もの

やラーメンが一緒に出される感覚は、昔からある日本の喫茶店のランチ

メニューに近いのかもしれません。

正直言うと、この手の店で食べる洋食やコーヒーで美味しいと思うことは

ほとんどありませんでした。

甘ったるいインスタントコーヒーやふやけるくらい茹でられたマカロニは

中華風なアレンジがされたもので、こちらの想像を思いっきり裏切ってく

れます。

しかし、その香港の庶民的な雰囲気が好きで、つい入ってしまうのです。

 

美都餐室(ミドーカフェ)は、そんな茶餐庁で、美味しいなあと思った数

少ないお店です。

泊まっていたホテルの近くにあり朝食をとるためにふらりと入り、

フレンチトーストとミルクティーを注文しました。

甘いフレンチトーストが、香港の少し湿った空気によく合います。

すこし懐かしい店内の雰囲気もまた魅力的でした。

 

忙しい香港で、ゆったりした時間が味わえる場所です。

ミドーカフェ 1

 

ミドーカフェ 2

カップが素敵なデザインでした。

 

2007年10月03日

旅先のカフェ インド・ニューデリー


バックパッカーとして最初に行った国はインドでした。

 

インドの首都、ニューデリーの空港を出ると、一斉にたくさんの客引きが

襲ってきます。

そんな中でたくさんの人の波から、人のよさそうな人を見つけ、なんとか

目的の安宿街までの料金の価格交渉をし、タクシーに乗り込みました。

 

それでも乗ってる間、どこのホテルが良いとか、あそこは評判が悪いとか

言って、なかなか目的の場所まで連れてってくれません。

何度も、けんか腰になりながら、やっと目的の場所に着くと、今後は最初

に決めた価格とかけ離れた金額を請求してきます。

 

そこでまだしつこく交渉し、やっと宿に着いた時は、もうへとへとでした。

これからの旅のことを思うと、ちょっとした不安を感じずにはいられません

でした。

 

そんな時、同じ宿に泊まっていた日本人に出会い、

彼のお勧めの場所で夕食を一緒にすることにしました。

 

宿を出て、市場のような路地に出ると同時に、突然真っ暗になりました。

その日本人に聞くと停電で、インドではよくあることのようです。

すると、露店や店先で、少しずつ蝋燭が灯り、屋台の食べ物屋は、鍋を

どけて火を大きくして明かりを灯しました。

 

ぼんやりと明るくなって、目が慣れてくると隣に牛がのっそり歩いている

のに気付きました。

たくさんの蝋燭が灯るなかで、香辛料や線香の香りがし、牛や物売り、

子供の物乞いが歩いている風景は、とても幻想的なものでした。

5分くらいすると、突然電気が付き明るくなりました。

 

そんな中で、メトロポリタンカフェというバックパッカー向けのカフェ

食堂に入りました。

お勧めのチキンカレーを食べていると、店内にドアーズの

「ハートに火をつけて」が流れてきました。

美味しいカレーを食べながら、幻想的なオルガンのソロを聴いていると、

体の中の何かにほんとうに火がついたように気分が盛り上がってきます。

さっきまでの不安や疲れも忘れて、旅先の高揚感に包まれました。

 

もう15年以上前のことですが、旅の魅力に取り付かれた瞬間です。

 

2008年01月29日

旅するカフェ

 

前にトラベラーズストーリーで紹介したスパイスカフェですが、

ひさしぶりに今度の休みにでも行こうとしてホームページを見たら

お休み中。

その休みの理由がかっこいい。

 

1ヶ月お店を休んで、南インドでカレーの勉強をしてくるそうです。

カフェのブログに、その経緯が書かれています。

南インドの一流レストランに自分でメールや電話で連絡をとり、厨房

内で研修生として働ける場所を見つけ、そこに行ってくるとのこと。

実はこの店、毎年2月に店主が料理の勉強を兼ねていろいろな国を旅

するため、1ヶ月間休みになるのですが、今回は本格的に一流ホテル

で本場のカレー修行をしてくると意気込んでいます。

 

この店は、いつも予約なしでは入れないくらい人気がありますし、実際

味も雰囲気も申し分ない最高のカレー屋さんです。

それでも、その立場に甘んじることなくもっと上を謙虚に追求していく

姿勢は素晴らしいですね。しかも、それをすごく楽しそうにやっている

のも素敵です。

そんな姿勢があるからこそ、最高のカレー屋さんになれるのかもしれま

せんね。

 

スパイスカフェは本当におすすめのお店です。

ぜひ、足をはこんでみて下さい。

2月いっぱいはお休みで、3月から営業開始です。

 

 

2008年02月27日

旅先のカフェ バンコクのクレープ屋



バンコクで泊まったホテルは、どこか暗い印象であまり感じが良いとは

言ませんでした。朝、朝食をとろうとレストランへ行くと、たくさんの

団体旅行客でごった返し、席も空いてません。さらに、食事もとても美

味しそうには見えませんでした。

今日はタイでの最終日。

ここで朝食を食べて、いやな感じで1日を始めるのは、もったいないな

と思いました。そこで思い切って、ここでの朝食をやめてチェックアウ

トをして、外で食べることにしました。

ふと近くに素敵なカフェがあることを思い出すと、とたんに気分が盛り

上がり、急ぎ足でそこへ向かいました。


そこは4年前に一度来たことのあるクレープ屋さんです。

(はい。甘いものが好きなのです。)

クレープというと、よくショッピングモールで見かけたりする3角に包

んで、手に持って食べるそれを思い出しますが、ここで食べたクレープ

はそれまで食べたものとはまったく違っていました。

きれい皿に盛りつけられて、ナイフとフォークを使って食べます。

外側は少しカリっとしていて、食べ進めると良い感じに、クレープと中

のアイスクリームがまざり、感動をしたのを覚えています。


クーラーの効いた店内は予約でいっぱいとのことで、外のオープンスペ

ースに案内されました。外なのですが、木のデッキの床にタイの3角座

布団が置かれ、そこで足を伸ばして座ることが出来ます。

朝の暑くなる前、南国の花ヘルコニアを眺めながら美味しいクレープを

食べる時間は、至福のひとときでした。

コーヒーを飲み終わる頃には、ホテルで感じていた嫌な気分もどこかに

消えて、すっかり幸せな気分に包まれていました。

 

 

 

 

 

 

2008年04月01日

旅先のカフェ coya (逗子)


春ということで、久しぶりにバイクでちょっと遠出。

鎌倉方面まで走ってきました。

まず、最初に行ったのはcoya。

 

ここは、フードコーディネーター根本きこさん夫妻がオーナーのカフェ。

前にPAPER SKYで根本きこさんの記事を読んで以来、いつか行きたい

と思っていたカフェです。

 

根本さんのオーガニックでセンスの良い料理の本や、ホームページ

の写真を見ると、素敵でスローなライフスタイルを感じさせてくれる人。

カフェもきっと素敵なはずです。

逗子の駅から海に向かう途中のそのカフェはありました

 

 

 

ガラスの引き戸をガラガラと開けると、懐かしく暖かい空間が広がって

いました。

歩くと軋む木の床、木製のアンティークのテーブルやイス、さりげなく

置かれた世界中の本など、細部までこだわったインテリアが心地よさを

感じさせます。

ちょうどお昼時だったので、ランチにハヤシライスをオーダーしました。

 

 

 

こんもり盛られたご飯が可愛らしいですね。

もちろんおいしく頂きました。


カフェの奥で、雑貨も販売しています。

木やブリキの素朴な素材感が素敵なスプーンなどの食器や皮小物、カゴ

などこちらもセンスの良い魅力的な雑貨が並んでいます。

オーナーの自然体の人柄が伝わってくる、そんなカフェでした。

いいなあ~。

 

帰る前に愛車と記念撮影。 

 
 

2008年05月20日

美都餐室

 

前にも書きましたが、香港にお気に入りのカフェ(茶餐庁)があります。

近くのホテルに泊まることもあって、香港に行った時には、いつも立ち

寄る場所になっています。

ここでは、パンやチャーシュー飯などの軽食と一緒に、普段は飲まない

ミルクティーを頼みます。

ミルクティーを飲みながら、天井でゆっくりとまわるファンや窓の外の

香港の下町を眺めている時間が、アジアの旅のひとときを彩ります。

 

 

 

 

 

2008年08月25日

旅先のカフェ NASU SHOZO CAFE


那須で素敵なカフェを見つけました。

鹿の湯に行く途中、お昼ご飯とちょっと一休みにと入ったカフェが

「NASU SHOZO CAFE」

 

中に入った瞬間、そのカフェの持つ佇まいに 胸が高鳴ってくるのを感じ

ました。不揃いだけど、同じ匂いのするアンティークチェアとテーブル、

棚にさりげなく並べられている片岡義男の小説やcoyoteなど旅を感じさ

せる本。

色がついたガラスの窓から差し込む光が、白い木の床をさりげなく彩り

ます。

 

 

 

coyoteの最新号を手にして、サンドウィッチとコーヒーをオーダーし、

座り心地の良いソファーに腰をうずめました。

窓の外はテラスになっていて、その先は那須の気持ちよい森林が見えま

す。

 

 

 

少し濃いめのコーヒーは私好み。バイクで走り続けた疲れた体を癒して

くれました。

サンドウィッチを食べ終わった後も、席を立つ気分になれずさらにブル

ーベリーのケーキを追加オーダー。

 

 

 

旅先でこんな素敵な場所に出会えたことに喜びを感じながら、カフェ

の時間を楽しみました。

 

店内に置かれたSHOP CARDを見ると、この近辺に何店舗かあるのが

分かりました。その日は近くでキャンプをする予定でしたので、その

他の店にも行ってみる事にしました。

 

 

 

話変わって、

北京オリンピックも無事終わりましたね。

個人的に一番インパクトがあったのは陸上のボルト選手。

ああいうのを本当の天才っていうんでしょうね。

ジャマイカということで、映画クール・ランニングを思い出しました。

 

2008年08月26日

旅先のカフェ 1988 SHOZO CAFE / SHOZO CAFE MD


昨日書いたSHOZO CAFEはもともと黒磯のアパートに2Fから始まった

とのこと。その1号店を訪ねました。

 

その周辺は、正直言うと地方の小さな街にありがちなちょっと景気の悪そ

うな駅前通りのような場所。そんな場所にちょっとしたオシャレな一角が

現れます。その中心が「1988 SHOZO CAFE」。


オシャレといっても、観光地にありがちな薄っぺらな押し付けがましいも

のでなく、その場所にきちんと馴染んで自然な佇まい。寂しげなその場所

を無理なく素敵な場所に感じさせてしまう、このカフェにはそんな魅力が

あります。


1Fはお菓子やお茶が売られているSHOPと、その隣がちょっとした展示

スペースのようになっています。

行ったときはbook pick orchestraという古本屋さんが展示販売されてい

ました。2Fがカフェスペース。もちろん期待どおりでした。

 

 


 

 

さらに翌日訪ねたのはもう一店舗「SHOZO CAFE + mountain drive」。

ここは、テイクアウトもしているちょっとカジュアルなスタイルになって

います。

トイレは店の外にあるのですが、その案内看板がなんともとぼけた素敵な

感じ。

 

 

 

 

 

本当に自分が良いと思えるものを、自分の目線で妥協なく小さなことまで

こだわり追求し、それによって人々に喜んでもらうことに幸せを感じる。

そんなことの一つの典型を見せていただきました。


オフシーズンのもう少し涼しくなった静かな時期に、もう一度行ってみた

いな。


 

・・・

たくさんの方から、2009年のトラベラーズノート ダイアリーについて

お問い合わせをいただいています。

9月中旬発売になりますが、その詳細は8月27日中にトラベラーズノート

ホームページに情報を掲載させていただきます。

もう少し待ってくださいね!

 

2008年09月25日

旅先のカフェ Gojo Cafe/ Guest House(京都)

 

京都に行く事を決めて、宿探し。

安くて面白いところがないかな~と見つけたのが、この宿でした。


宿は旅の印象をかなり左右する要素です。期待と不安を感じながら、駅

からのバスを降りて、しばらく歩くとその場所に着きました。


京都の古い老舗旅館を改修したというその門構えは、なかなか良い感じ。

木の引き戸を開けて中に入ると、素敵なカフェスペースが見えました。

その瞬間、当りだ!と心の中でささやきました。


五条ゲストハウスです。

バックパッカー向けの安宿で、海外のガイドブックで紹介されているの

か、欧米からの旅行客もたくさん泊まっています。

そんなこともあり、ベースは和なのですが、不思議と無国籍な雰囲気が

感じられます。


東南アジアのゲストハウスのような自由な空気が漂い、こちらも一気に

旅気分が満開になりました。

 

とりあえず、1Fのカフェスペースでサービスのコーヒーを飲みながら

京都巡りの作戦を立てるのでした・・・。

 

安宿ですので、お風呂はありませんが、近くに銭湯があります。旅先で

入る銭湯も乙なものです。

また、ここでは1日500円で自転車をレンタルできます。

翌日は、この宿を起点に自転車で京都を巡りました。


きちんとした快適さを求める宿ではありませんが、海外の安宿やゲスト

ハウスが好きな方にはおすすめです。

 

 
 
 
 

2008年09月30日

旅先のカフェ Elephant Factory Coffee (京都)

 

京都の話もう少しだけ。

 

朝7時に宿を出て、清水寺~北野天満宮~龍安寺~金閣寺と自転車でまわ

り、さらに昼食後、アンジェ裏具などなど、お店巡りをしてすっかり疲

れたので、カフェで一休み。


お目当てのカフェは、京都の繁華街の路地裏、ビルとビルの隙間の妖しげ

な小路を入った中にありました。

 

 

 

古いカラオケバーが入ってそうなちょっとくたびれた感じのビルの2Fに、

エレファント ファクトリー コーヒーがあります。


裸電球が照らすコンクリートの壁の陰影、無垢な風合いの木のテーブルの

上には窓から午後のやさしい日差しが差し込んでいます。

床にはアンティークの木の棚や鉄のトランクがあり、その上に本が積み上

げられています。これらの本は実際に買う事もできます。

 

   

「象工場のハッピーエンド」が店名の由来とのことで、棚の上には、村上

春樹氏の本がたくさん並んでいました。


心地よい空間で良い音楽を聴きながら、センスの良い雑誌や本をぱらぱら

めくり、感じの良いスタッフが入れてくれたおいしいコーヒーを飲む。

カフェってそんな素敵に過ごす時間を売っている場所なんですよね。

だから、全部大事。うん。勉強になります。


このカフェにトラベラーズノート、とっても居心地が良さそうに見えます。


” 時には人生はカップ一杯のコーヒーがもたらす暖かさの問題、

とリチャード・ブローティガンがどこかに書いていた。

コーヒーを扱った文章の中でも、僕はこれがいちばん気に入っている。” 

「象工場のハッピーエンド」村上春樹著より

 

 

 

2008年12月16日

TRAVELER'S cafe NAGAREYAMA

 

一日だけの限定カフェ。

TRAVELER'S cafe NAGAREYAMAです。

 

 


工場の作業現場より移動した古い木の机を使って、コーヒーカウンター

を作成。

さらに道具入れだった木の箱や小さなテーブルを使って、トラベラーズ

ノートや小物、コーヒーなどをディスプレイ。

もともと食堂にあった黒革のソファーが、トラベラーズカフェのイメージ

とマッチして素敵な空間が出来上がりました。

 

 

 

 

さらに、デザイナーのハシモトがオリジナルクッキーを作ってくれました。

これを置いたら、本当のカフェみたい!

 

 

 

その場で「おいしいコーヒーの入れ方」なんて本を読みながら、

いれたてのコーヒーをみんなに振る舞いました。


本当のことを言うと、準備もちゃんと出来ず、コーヒーだって濃すぎたり

薄かったりして適当だったりしたのですが、みんな美味しいと言って飲ん

でくれました。


なんだかとってもいい感じ。

カフェ、ほんとにやれそうです。

次の機会までに、もっとちゃんとコーヒーの勉強しようっと。

 

 

 

2009年01月19日

谷中根津散策


根津や谷中は、昔ながらの下町の風景が残る街並みが魅力。

でも、そこを歩くと、何代も続く老舗だけでなく、新しい感性を持った

お店も見つけることができます。

それらは、下町の古い街のなかに溶け込みながら、その街の魅力をひき

たてて、街歩きをさらに楽しいものにしてくれます。


地下鉄千駄木駅から根津駅まで、へび道を通って歩く1キロくらいの

ルートは、路地裏の街歩きにちょうどよい距離。

休日の午後、トラベラーズノートを片手にぶらりと歩いてみてはいかが

でしょうか?


千駄木駅を出て、まずは「谷中カフェ」で腹ごしらえ。

玄米を使ったオーガニックなカフェご飯を食べられます。

 

  

そして、へび道の入り口の古道具屋「不思議(はてな)」へ。

2階へ上がると、狭い店内に古本、古い玩具や道具があふれています。

古いポストカードも山盛りです。掘り出し物を探してみてください。

 

 

 

へび道を歩いていくと、お洒落なお店を見つけることができます。

「Mais」や「Leprotto」は感じの良い革小物のお店。

「旅ベーグル」は小さなベーグル屋さん。

名前を聞いただけで、食べてみたくなるでしょ?

 

 


へび道を抜けて、さらに裏道に入ると「classico」があります。

ここは、職人や作家によって作られた美しい実用品とセンスよい服飾、

そしてアンティークな小物のセレクトショップ。ぐっとくる品揃えです。


明治28年創業の染物屋さんを丁字屋を覗いたら、

狭い道の奥深くに進みます。

アンティークショップ「豆子」は見逃してしまうくらい小さな店ですが、

ぜひ、覗いてみたいところ。

小さい店内に、ヨーロッパのアンティークがとてもセンス良くならん

でいます。(ネットでしらべたら現在休業中とのこと。

詳しくは下記HPでチェックしてみてください。)


そして、最後はCafe Nomadでコーヒー飲んで、今日の買ったモノや

見つけたコトをトラベラーズノートに書いたり、描いたり・・・。

本が好きな人なら、book&cafe BOUSINGOTもおすすめ。 
 
 

 
旅ベーグル http://www.tabibagel.com/ 
BROCANTE 古道具 豆子 http://www.mameinko.org/ 
 
 

2009年03月03日

旅先のカフェ Samick Cafe / Seoul

 

もう20年くらい前になりますが、

学生時代の冬休みに男3人で韓国に行った時のこと。

 

夕方ソウルに着き、安宿にチェックインすると、

もう街は夜の顔をみせていました。

はじめての街だったこともあり、

浮き足だって、繁華街に向かいました。


まずはお腹を満たそうと入ったのが、

石焼きビビンバのお店。

今では日本でもめずらしくないですが、

当時の私にとっては、初めて食べる味。

その数日後、この店の本店がある全州まで行くほど感動でした。


その後、ぶらぶらと夜のソウルの街を歩いていました。

すると、地元の若い男が話し掛けてきました。

その若者は日本語も英語もほとんどしゃべらず、

身振り手振りで付いてくるように訴えてきました。


海外でのそんなシチュエーションは、

危ない誘いであることが多く、

1人だったら無視していたのですが、

その時は、男3人であったこともあり、

調子にのってついて行くことにしました。


そして、若者が入ろうと指を差したのは、普通のカフェでした。

光るネオンの看板に書かれていたのは、Samick CAFEという文字。

バンドをやっていた僕たちにとっては、なじみのあるロゴでした。


Samickは、韓国の楽器メーカーの名前。

僕らの間では、フェンダーやギブソンのコピーモデルを

作っているメーカーとして知られていました。

当時としては最も安い価格で売られているギターだっため、

初心者が最初の一台として買うことが多い、そんなメーカーでした。


馴染みのある楽器メーカーがやっているカフェ。

そんなカフェがあることなんて知らなかったのに、

そこにたどり着き、さらにそこに連れてきた人が

まったく偶然出会った人。

とても不思議な感じを抱きました。


そのカフェに入ると、コーヒーを飲みながら、

その若い男と話をしました。と言っても、

お互い相手の言葉をほとんど理解できないため、

あまり深い話はできません。

若い男同士の話の常で、韓国の女性と日本の女性は

どう違う?というようなことを話したような気がします。

 


最後、なんとなく流れで彼のお茶代はこちらで

支払ったのですが、そのままバイバイと言って別れました。

もちろんお茶代もごく普通の値段でした。

結局、彼は何の目的で私たちをこのカフェに誘ったのでしょうか?

なんとも不思議な出会いでした。


その後、韓国を歩いていると、

何度か美味しいお店を教えてくれる人に出会いました。

それらのお店は地元の人が多い穴場的な食堂で、

安くて美味しいものが食べられました。


きっと、その若者もそんな穴場のお店を教えてくれる

つもりで、Samick Cafeを教えてくれたのかもしれません。


WBCが始まるということで、韓国のことを思い出しました。

 

 

2009年03月10日

旅先のカフェ CAFE CORB


休日の午後、ひとりの時間をゆっくりと過ごすためのカフェ。


場所は、大通りから奥に入った路地裏が良い。

 

あまり広くはなく、でも、

テーブル同士は少し距離があった方が良い。

 

ソファーはなるべく、深く腰を沈められる方が良い。

 

テーブルは、手を置いた時に温かさを感じる

自然素材で出来たものが良い。

 

インテリアはさりげなく、

でも凛とした自己主張を感じる方が良い。

 

コーヒーは、出来るだけゆっくり飲みたいので、

深く濃い方が良い。

 

コーヒーカップは、温かさが長く続くように、

少し厚手の重いものが良い。

 

食べ物は、華美である必要はないが、

上質の素材で丁寧に作られたものが良い。

 

照明は、本を読んだり、

文字を書ける程度の明るさがあれば良い。

 

音楽は、考え事や本を読むのを邪魔しないが、

耳を傾けた時に心地よくしてくれる優しい音が良い。

 

座ることに飽きたとき、手にとって見れるような

良質な小物や本が置いてあると良い。

 

そして、できればひとりで過ごしている客ばかりが良い。


この前見つけたこのカフェも、そんなカフェでした。

静かに流れる心地よい時間を過ごすことが出来ました。

 
 
 
 
 

2009年03月31日

旅先のカフェ STARNET(益子)

 

春!ということで、土日はバイクで

益子~宇都宮~那須と走ってきました。

たくさん着込んでバイクに乗ったのですが、

まだまだバイクには寒い!震えながら走っていました。


でも、のどかな田園風景を走り、寒い体を振るわせて

入ったカフェで飲む一杯のコーヒーは何者にも代え難い

至福のひとときを与えてくれます。


一杯のコーヒーを求めて、数時間バイクで走っていく。

そして、他には何もしない。

たまには、そんな旅も良いものです。


まず向かったのは、益子のSTARNET

前にこのブログのコメントで教えていただて、

いつか行こうと思っていたカフェ。


益子焼の展示場やレストランが並ぶ、

少し賑やかな通りから、脇道に入り奥に行くと、

里山の風景が見えてきます。

そして、静かな池のほとり、凛として佇む建物が

そのカフェでした。

 

 


重くどっしりとした木のドアを開けると、

右側にはカフェ。左側にはショップがあります。

まずは、ショップの方を見てみました。


自然素材や伝統的な製法にこだわった食材や

衣料、食器などが美しく並べられています。

益子のアーティストの陶器や小物などの作品も

積極的に扱っています。

その品揃えで一貫して感じるのは、自然との共存。

そして、デザインや感性、技で、その考え方を

心地よい暮らしに取り入れることを提案しています。


そして、カフェスペースへ。

頼んだのは、カレーとケーキのセット。

どれも、味付けは薄く、その素材の美味しさを味わうもの。

きっと近くの農家で採れた旬の材料を使って

作っているんでしょうね。

ケーキにちょこんとのった桜が春を感じさせてくれます。

 

 

 


カフェの建物から、坂を上がっていると

STARNET RECODEとよばれる建物が見えてきます。

古い民家を改築した建物の中には、

アンティークショップ、ギャラリー、鍼灸治療院があります。

そこでは、演奏会や展示会も行われているとのこと。

 

 

 

季節や自然、伝統的な技や習慣を大切にする

そんな田舎暮らしの良さを、

デザインの力や洗練された感性で再生していく。


STARNETが教えてくれる、

その土地に根ざした素敵なライフスタイルは、

都会に暮らす人には本当のスローライフを教え、

田舎に暮らす人には自分達の土地の良さを見直して

くれるはずです。


その場所にあるからこそ、感じられることがあります。

東京では成り立たない、とても素敵なカフェでした。

 

2009年04月06日

SHOZO CAFE 再び


先週の益子ー那須のカフェめぐりの続きです。


朝、健康センターで温泉に浸かりながら

その日のプランを考えていました。


寒くてあんまり遠くに行くのは辛いな~

と思っていたのですが、

やはりここまで来たらと、向かったのが

前にも紹介した那須のSHOZO CAFE


バイクで一時間半。

寒さで震える手で、ドアをあけました。

 

 


やっぱり、完璧です。

個人的には、今まで訪ねた中で最高のカフェ。


コーヒーやケーキが美味しいのはもちろん、その空間、

店員さんの気持ち良い笑顔や気遣い、すべてが完璧。


この日も、適度に混雑していたのですが、

落ち着いていて、きびきびとした対応。

とても計算されていて、

でも、温かく気持ちが込もっている。

きっと、みんなこのお店が好きなんだろうなって

いうことが伝わります。


さらに、黒磯の1988 CAFE SHOZOへ。

黒磯のお店のまわりには、SHOZOさんがやっている

セレクトショップやアンティークショップがあります。

これらを見て回るのも楽しみのひとつ。


正直言って、小さな地方都市の寂れた商店街。

そんな場所で、1988年からカフェ続けて、

たくさんの人を呼び寄せている。

ほんとうに、すばらしいカフェです。

 

 

 

 

 

2009年04月07日

旅先のカフェ pain de musha musha + coffee


黒磯からの帰り道、もう一度益子に寄って

カフェに行きました。

pain de musha musha and coffeeへ。

ここは、古い農家がそのままカフェになったようなお店。

 

 

 

お家にお邪魔するかのように、引き戸を開け、

玄関で靴を脱いで、店内に入りました。

座布団とちゃぶ台が置かれた店内は、

ほんとうに誰かのお家に招かれたような

居心地の良さを感じます。


注文をしたのは、キッシュのセット。

このお店で焼いたフランスパンと、

採れたて野菜のサラダが添えられた、

キッシュのプレートが出てきました。

 


 

素朴だけど良質の素材を使って、

丁寧にきちんと作られている、そんな味でした。

フランスの料理だけど、日本の田舎の煮物とか

おいなりさんと同じような、どこか懐かしい味でした。


窓からは西日が差し込み、ストーブで

暖められた空気がゆらゆらと揺れる影を

白い壁に映しています。


小さな音で、レナード・コーエンの曲が流れるなか、

背中を壁に預けて、ちゃぶ台の下に足を伸ばし、

すっかり寛いで心地よい時間を過ごしました。


これも、東京では成立しないカフェだなあ。

 

 


 

 

2009年04月14日

不思議な喫茶店(釜山)

 

最近、仕事で韓国の方と話す機会がありました。

韓国でもカフェがちょっとしたブームになっているようで、

雰囲気が良くこだわりのコーヒーを出してくれる

カフェがたくさんあるそうです。

そこではコーヒー1杯800ウォンが相場とのこと。


前にソウルで楽器屋さんがやっている

カフェのことを書きましたが、

同じ旅で入った釜山のカフェはもっと印象的でした。


ソウルから夜行列車で釜山に向かい着いたのは朝。

街をぶらついていましたが、冬の釜山は寒く、

移動の疲れもあって休む場所を探していました。

そんな時見つけたのが、昔ながらの喫茶店。

早速ドアを開けて、中に入りました。


合成皮革のソファに座りコーヒーを注文すると、

奥に座っていた数名の女性が、私たちの

テーブルにやって来ました。

そして、彼女たちもそれぞれコーヒーや

コーラを注文しました。


親し気にいろいろ話しかけてくるのですが、

韓国語しか話せませんので、

何を言っているのかさっぱり分かりません。


正直言うと、学生だった私たちよりもかなり年上。

色々な意味でまだまだ未熟だった私たちは、

うまくあしらう術を知らず、積極的に

コミュニケーションをとることもできませんでした。


結果的には、ちょっと言い方が悪いですが、

おばちゃんたちの話がうるさい席の近くに

座ってしまったような感じになってしまいました。


なんだかよく分からないまま、

落ち着かない状態でコーヒーを飲み、

店を出ました。

後で支払ったお金を計算してみると、

どうも金額があわない。

どうやら私たちのテーブルにやってきた

女性たちの分も請求されていたようです。


コーヒー代なので大した金額でなかったこともあり、

不思議と腹も立たず、むしろ旅先の不思議な楽しい

体験として記憶に残っています。


この体験を冒頭の韓国の方に話したところ、

少し申し訳なさそうに、田舎には日本の昔ながらの

クラブのように女性が横について会話を楽しむ

喫茶店があるのです、と教えてくれました。


韓国訪問の際には、おしゃれなカフェとあわせて

昔ながらの喫茶店を探してみては。

ただ、今では貴重な存在になっているようですが...

 


 

2009年05月12日

旅先のカフェ 珈琲 まるも(松本)

 

今回の松本バイク旅。

一泊目は石和温泉の健康センターに泊まったのですが、

二泊目はちゃんとした旅館に泊まりました。


城下町らしい佇まいの蔵が建ち並ぶ松本中町通り。

民芸品店や雑貨屋、居酒屋などがあり、

ぶらぶら歩くにはもってこいの場所です。

その中心から小路を少し入ったところにある

「まるも旅館」がその日の宿。

この旅館も蔵造りで、現在の建物は明治21年に

建てられたそうです。

 

 

 

格子戸をカラカラと開け、小さな庭を抜けて玄関に入る。

案内された応接間は、良い感じに黒光りする床に

しっかりと作られた木のテーブルや椅子が置かれています。


永い年月を経た木の味わいを活かした空間に、

松本周辺で作られたと思われる花瓶、

民芸品の解説本や歴史の本が並ぶ棚。

決して華美でありませんが、地域や歴史に対する

さり気ないプライドと主張を感じさせるインテリア。


部屋は、6畳間でトイレやお風呂は共同。

豪華なサービスを望む宿ではありませんが、

その分無理せず心地よい時間を楽しむことができました。


そして、この宿のもう一つ大きな特徴が

素敵なカフェを併設していること。


使い込まれた松本民芸家具のテーブルとイスが

置かれた落ち着いた店内に、流れる静かなクラシック音楽。


部屋で雨で濡れた服を着替えてから、

カフェでゆっくりコーヒーを飲むと、

雨の中をバイクで走ってきた疲れを忘れ

街をあるく元気が湧いてきました。


また宿で、素朴ですが丁寧に作られた美味しい朝食を

食べたあとも、カフェで朝のコーヒーを頂きました。

こんな素敵なカフェで温かいコーヒーを飲みながら

一日の始まりを迎えることが出来る。

それだけでも、この宿に泊まる価値があるような気がします。

 

 

 

 

 

 

2009年05月18日

旅先のカフェ YUSHI CAFE(長野・望月)


GWの松本バイク旅のことをもう少しだけ。


東京に帰る日、旅館を出て何店か行きたかった

お店を見た後、松本市内を抜けて山に入りました。

すると、朝には降っていなかった雨がまた

降り出してきました。


憂鬱な気分になりながら、雨具を着るために

バイクをとめると、リアシートに載せていた荷物

が無くなっていることに気付きました。


そこには、松本で買った串田孫一の本やおみやげ、

さらにメガネやiPod用のスピーカーなどが入れて

ありました。

袋に入れて、紐とビニールテープで留めておいた

のですが、雨でテープが剥がれ、さらに走る振動

で紐がはずれてしまったのです。


しばらく引き返して探してみましたが、

見つけられません。

雨で憂鬱になった気分がさらに落ち込みましたが、

再び東京に向かいバイクを走らせました。


松本から東京への帰り道、

寄ってみたい1件のカフェがありました。

信州の街道沿いにある小さな集落、望月にその

カフェ「YUSHI CAFE」があります。

 

 


田舎の田園風景に大きな民家が点在する中、

それらの中にすっかり溶け込んで目立たない

ように佇んでいました。


YUSHI CAFEは、もともとそこにあった

古い民家を改築していて作られています。

田舎の親戚の家におじゃまするように

引き戸を開け、中に入りました。


年代を感じる無垢な木の床や柱、ひろい店内に

センスよく配置されたアンティークの家具や小物。


外は雨。まだ帰り道まで先は長いのですが、

しばらくここでゆっくりと過ごすことを決めました。


壁や障子がはずされた開放的な空間に、

縁側の向こうの磨りガラスの窓から優しい光が

差し込んできます。


漆喰の壁に、黒いソファと木のテーブル。

床の間に、アンティークな小物と一緒に

置かれた写真集やグラフィックデザインの本。

木の天井に付けられたファンがゆっくり回転し、

ストーブで暖められた空気を穏やかに揺らしています。

そして、真空管アンプのステレオから流れる

チェット・ベイカーの甘く切ないジャズボーカル。


もともと開放的な造りである日本家屋の良さを

再認識させてくれて、同時にその良さを活かした

新しい暮らし方を教えてくれます。

 

 

 

私は、奥のソファでゆっくりと過ごしたのですが、

カウンター席では、地元の方々と思われる人達が

コーヒーを飲みながら店主とお話をしています。


失礼ながら、店主と地元の年配の女性のお話が

耳に入ってきました。

都会暮らしをしていた店主が暮らしを変えたくて

この場所にカフェと作ったとのこと。

さらに、同じ用な想いを持ってここに移住してくる

若い人達が増えてます。と店主が言うと、

地元の女性は、でもその分年寄りも増えているんですよ。

とおっしゃっていました。


このカフェは、新しく来た若い人達と昔から住んでいる

地元の人達との交流の場としても機能しているようです。


地元の人達には、新しいライフスタイルを教え、

そして、新しく来た人達は、古い伝統や技術を学ぶ。

そんな素敵な交流が生まれているのかもしれません。


立ち去りがたく1時間以上も居続け、ふと、

外を見ると雨はもう止んでいました。


雨と荷物を無くして憂鬱だった気分もなんとか晴れて

また東京に向かってバイクを走らせました。

 

 

 
 

2009年05月26日

TRAVELER'S cafe OPEN!

 

 

 

流山の片隅に、一日だけのカフェ

TRAVELER'S cafeが再びオープン。

今回は、本気です。

 

コーヒーは四国のaalto coffeeより仕入れました。

38river(会社のスタッフ)の手作りスイーツ、

84book(会社のデザイナー)によるメニュー表やパッケージ、

そして、みんなで作ったインテリア。

 

コーヒーの香りに包まれながら

黒革のソファに腰をうずめると、

古壁に貼っては剥がされた異国のチラシが見にとまる。

使い込まれた古い木の棚に置かれている本や

アンティークな旅の道具たちが旅情と郷愁を誘います。

BGMは、初期のボブ・ディランやトム・ウェイツ。

メロウな歌声が切なく心に響いてくる。

男のロマンチシズムを感じさせてくれる場所。

 

まるで、遠くから来た旅人を心地よく迎えてくれる

どこかの異国の路地裏で偶然見つけた素敵なカフェ。

 

ギターでロバートジョンソンのブルースをつま弾く人。

煙草を吹かしながら、ロバートフランクの写真集を眺める人。

ローソクの灯りに向かい合いながら、静かに会話をたのしむ男女。

小さい子供と女性は2人で絵を描いている。

それぞれが、それぞれの心地よい時間を過ごしている。

でも、みんな旅人。旅が好き。

旅するように生きている人々。

 

さらに、今回はトラベラーズセレクトの

プロダクトコーナーも設置。

ここにあるモノたちは、旅人気分を忘れずに日々を

過ごすために、いつも手に持っていたい道具たち。

素敵なポストカードを見つけた。

久しぶりに友人にハガキでも書いてみようかな。

 

忙しさで自分を見失いそうになった時、

勇気が足りず踏みとどまってしまいそうな時、

大切な何かを失って心が打ち砕かれそうな時、

ここは旅を愛するすべての人々を

あたたかく迎えてくれます。

だって、僕らはトラベラーです。

トラベラーはいつもポジティブでクリエティブ。

それさえ思い出せれば大丈夫。

失われかけた夢が、目の前に現れてくるはずです。

 

そして、このカフェを出る頃には、

新しい旅を始めるような気持ちになっています。

 

 

こんなカフェあったら行きたいでしょ?

私は行きたいです。

 

 
 
 

2009年06月16日

Rainy Day Bookstore & Cafe

 

 

 

昨日紹介したCoyoteで掲載されている

謝孝浩氏のトラベラーズノート。

表参道の「Rainy Day Bookstore & Cafe」で

その実物を見ることができます。


この「Rainy Day」は、Coyoteの出版元である

スイッチ・パブリッシング直営のカフェ。

その名の通り、本屋さんとカフェが一緒になった

お店です。


旅などをテーマにセレクトされた書棚は、

旅好きなら思わず見入ってしまうもの。

また、SWITCHやCoyoteの特集にあわせた本の

コーナーもあります。

今は、そこに植村直己や南極についての本が

並んでいます。

 

骨董通りを奥に進んだ閑散とした路地にあるので

静かに本を読みながら、ゆったりとした時間を

過ごすのに最適のカフェです。


静かに流れるジャズとたっぷり揃った旅の本。

温もりのある木のイスに座り、珈琲を片手に

本のページをめくる。そんな至福の時間の

なかで本を読み終わったら、書棚から上質の

旅の本をもう1冊。


本の中に広がる旅の世界へ心地よく誘ってくれる

空間です。梅雨のこの時期、雨の日にこんなカフェで

のんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか?


 

 

ここで見られる謝氏のトラベラーズノートには、

旅のルートが標高差とともにイラストで描かれています。

氏が山岳ガイドをしていた時の経験から

このような描き方をするようになったとのこと。

これは、私にとって新鮮で、新しい旅の視点を

教えてもらったような気分になりました。

 

 

 

2009年08月05日

OKAZ DESIGN

 

 

 

先日のセンヌキビールバーでお会いした

オカズデザインさんからお招きいただき、

彼らの活動拠点の台所アトリエ・カモシカに

おじゃましました。


センヌキビールバーでは、ポテトサラダや

ソーセージを頂いたのですが、そのシンプル

なのに、深い味わいに感動した私たちは、

お誘いを受けた時からずっと楽しみにしていました。


世田谷のアパートや民家の並ぶ、静かな路地に

アトリエ・カモシカはありました。

想像通りの素敵な空間。

古い民家を、長く使われてきたことで生まれる

木の温もりを活かしながら、シンプルで心地よい

空間にリフォームしています。


最初に頂いた料理は、テリーヌといちじく。

これは美味しい!

テリーヌって、こんなに美味しいものだったのか、

ということを初めて知りました。

味付けもまさしくちょうど良い加減。

いくらでも食べられてしまいます。

その後の料理も、シンプルで旬の素材の味わいを

活かしながら、丁寧に味付けされた美味しいものばかり。


決して華美ではないのですが、家庭的とも

ちょっと違う、一つ一つを何度も試行錯誤を

しながら作り上げて来たようなとても丁寧で

温かみを感じる料理。

食べながら、自然と顔がほころんでしまうような

幸せな時間を過ごすことが出来ました。


お話をしながら、その料理に向かう姿勢や方向性が

トラベラーズノートととても近いところにあるのを

お互いに感じることが出来ました。


料理とノート、ぜんぜんジャンルは違うのですが、

だからこそ、一緒に出来る何かがあるのでは?

なんて、話はどんどん盛り上がります。


同じ想いを共有できる素敵な人達との会話と、

美味しい料理。もう、他に何が必要なんだろう、

というくらい楽しい時間を過ごしました。

ごちそうさまでした!


料理とノート。きっと楽しいことが出来るはず。

いつになるかは分かりませんが、ご期待ください。

 

 

 

2009年08月19日

旅先のカフェ aalto coffee (徳島)

 

 

 

 

関西ツアー1日目が終了し、翌日の徳島行きの

予定を考えながら天気予報を見ると、明日は雨。

しかも、徳島は大雨洪水警報!

台風9号がやって来ているのです。

しかし、徳島も今回の旅では外せない行き先。

とりあえず、向かってみることにしました。


実は四国は初上陸。

大雨のなか明石海峡大橋を渡り、淡路島を

縦断し、さらに鳴門海峡を越えて、四国に

上陸する時はちょっと感動しました。

 

 


しかし、雨が凄い!

街中に向かう途中、吉野川に架かる橋を渡った

、川の水面がすぐそこまで来ています。

そんな中なんとか、目指す場所 aalto coffee に

辿り着きました。


ここは、お気に入りの場所やサイトでよく登場する

コーヒー屋さん。

前に1日限定TRAVELER'S cafe @ Nagareyama

を開いたときには、こちらのコーヒーを淹れさせて

いただきました。

すっきりした飲み口の美味しいコーヒーです。


ここのサイトやブログを拝見すると、コーヒーに

対する熱い想いがひしひしと伝わってきます。

そんなところも好きで、いつかカフェをオープン

するときは、ここにコーヒーをお願いしようと

勝手に思っていたのです。


お店は、昨日の夜から降り続けた雨で店内まで

浸水し、大変だったようです。

しかし、そんな雨もだんだんと弱まり始めました。


コーヒーを飲みながら、店主に

トラベラーズノートの事を話してみました。

すると、どんどん話は盛り上がります。

ほんとうにコーヒーが好きなんですね。

コーヒーのことを語り始めたら止まらない。

私たちもほんとうにトラベラーズが好き。


一日ほんの数分、コーヒー豆をガリガリ挽いて

ゆっくりとコーヒーを淹れる時間を持って欲しい

それだけで、毎日が豊かになるんだと語る店主に、

そうそうその時にノートに向かって思ったことを

書き留めて欲しいと応えるトラベラーズ。

こんな感じで熱く語りあいました。


コーヒーとノートの話。店内に流れるRadiohead

やManic Street Preachersの静かに熱いロック

を聴きながら、美味しいコーヒーを飲む。

なんだか勇気がたくさん湧いてきました。


店主にいつかトラベラーズブレンドのコーヒーを

焙煎してくださいとお願いしたら、快諾頂きました。

忘れないでくださいね!

 

 

 

 

その夜、テレビを見るとこの日の雨で大きな被害

があったことを知りました。

あらためて水の被害の怖さに気付かされました。

その地域の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

 

2009年08月20日

旅先のカフェ CAFE PAPIER (神戸)

 

 

 

神戸の街では、雑貨屋さんやカフェが入っている

古いビルをいくつか見つけることが出来ます。

これらのビルは、昔の景気が良かった頃の貿易会社

や海運業者のビルで、今では空いてしまった部屋を

小さな雑貨屋やアーティストなどに貸しているようです。


○○ビルヂングと書かれた古く立派な看板や

大きな扉など昔のビルらしい重厚な佇まいと、

隠れ家的な雑貨屋さんの雰囲気が良い感じに

マッチし、面白いエリアになっています。


そんな中で、ひときわ妖しい雰囲気を放って

いたのが、カフェパピエというお店のビル。

中に入って、ドアを開けたとたん、紙もの、

それも味のある紙、古い紙、外国の紙などが

圧倒的な物量で、一緒に置かれたアンティーク

な小物や棚とともに迫ってきます。

 

 

 

 

まるで、どこか異国の紙問屋に紛れ込んだかの

ような迫力です。

時間を忘れて、紙の山を掘り返してしまいました。

 

レジに行くと、お店の方が話かけてくれました。

私たちも紙を扱っている仕事をしているんです、

と言うとさらに話は盛り上がり、ついには近々

オープンする予定だと言う、まだ内装を作っている

途中のカフェを見せていただきました。


すべて自分達で作ったという空間は、まさしく

大人の男の秘密基地のようです。

部屋の中にminiのボディがそのまま置かれていたり

さらに、そのヘッドライトが照明になっていたり。

コースターやタイルを貼付けられた壁、

車のシートのソファなど、面白いと思ったことを

全部実現してみたら、こんな感じになりました

という空間です。


お話させていただいた店主のJIJIさんも、

この空間そのままの面白い人。

ここでも時間を忘れて話し込んでしまいました。

楽しいな~。

 

 

 

 

 

話変わって、

8月20日〜25日まで、台湾と中国に出張に行ってきます。

久しぶりの海外出張。

面白いものを見つけたら、こちらで紹介したいと

思います。それでは行ってきます!

  

 

2009年08月31日

京都の本とカフェ

 

 

 

先日の関西行きの終着地点は、京都。

今回は、暑いさなかということもあって、

お寺などの名所旧跡はいっさいスルーして、

なぜか本屋さんを中心にまわりました。


恵文社、ガケ書房をまわり、最後の終着地点は

1年前にも行った、エレファントファクトリーコーヒー。

ここは、本も買うことが出来るカフェ。


ちょっと分かりにくい路地裏にあるのですが

2回目なので、迷わずお店に着きました。

ビルの脇の狭い階段をのぼり、2階のドアを

開けると、昨年見た通りの素敵な空間が

広がっていました。


何なのだろうこの感じ。

決して広い訳でないビルの中の1室。

コンクリートの地が剥き出しの壁。

無垢な木で作られたテーブルやイス。

それらに天井からつり下げられた裸電球の光が

やさしく温かい光と影を映します。


お客さんは、本を読んだり、静かに語り合ったり

して思い思いの時間を過ごしている。

そして、店主は黙々と丁寧にコーヒーを入れる。


素っ気ないくらい潔くシンプル。でも、すべてが

丁寧にじっくり作り込まれて凛としている。

そんな場に身を浸すと、不思議に心が落ち着き

想像力が豊かになったような気分になります。


めったに行くことがない京都ですが、次に京都を

訪ねるときには、きっとこのカフェに足を運ぶと

思います。


そんなカフェが、遠い地方にいくつか出来ることも

また旅の楽しみの一つです。

 

 

 

そして、今回も京都で買ったのは、本。

書棚を見るたびに、その本との出会いの場所を

思い出す。そんな楽しみのために、私は旅に出る

と本を買ってしまいます。 

 
  

話変わって、 

日本も大きな変化へ向かっていく決断がなされました。

さまざまなシステムや常識が変化している昨今、

当たり前のことですが、政治も変化していく必要があります。

多くの人が、より大きな変化を求めていることが

今回の選挙の結果の理由のひとつなのでしょうね。

変えるべきこと、残すべきこと、それを見誤らずに! 

 

2009年11月24日

盛岡の「てくり」と「光原社」

 

 

 

先日東北に出張へ行って来たチームトラベラーズ

の女子2名が、岩手盛岡で美味しいコーヒー豆と

一緒に「てくり」という盛岡で発行されている

リトルプレスを買ってきました。


盛岡と言えば、もう10年以上前ですが、

仙台に住んでいる時によく仕事で行った場所。

城下町特有の品の良さが感じられる街で、

地元の人達もそんな街に誇りを持って暮らして

いるのが印象的でした。

「てくり」も盛岡への誇りと愛に満ちた素敵な

リトルプレスです。


盛岡に行くと聞いて、盛岡冷麺やじゃじゃ麺

とともに、ぜひ行った方が良いと薦めたのが

光原社」。


光原社は宮沢賢治の童話集「注文の多い料理店」

を初めて発行した出版社で、その社名も宮沢賢治

によって名付けられました。

賢治の没後、民芸品を扱うようになり、現在では

可否館と呼ばれるカフェが併設された素敵なお店

として営業しています。


狭い入り口を抜けると、石畳の中庭が広がって

レンガと漆喰の建物に、雨ニモマケズの一節が

書かれていて、その和洋折衷の懐かしい風景は

まさしく宮沢賢治の世界観を感じさせてくれる

場所になっています。


このお店が素晴らしいのは、日本全国の伝統的な

技術を活かしたモノ作りの良さを伝えて行こう

というする姿勢です。

ここでは、半世紀以上にわたって北東北を中心に

日本各地の漆器や焼き物、手編みの籠など工芸品

を扱ってきました。

失われようとしているこれらの伝統的な技が

なんとかまだ残っているのは、このようなお店が

作り手と使い人との素敵な出会いの場所を演出

してくれていることも大きいはずです。


「てくり」を読んでいると、Holtzcartaなど

光原社とはまた違った視点で古い技術やものを

大切にする暮らしを教えてくれる新しいお店が

盛岡に出来ているようです。


久しぶりに盛岡をゆっくり歩きたくなりました。

なんだか最近、地方の街が面白いなあ。

 

 

2009年11月30日

墨田区向島散策1

 

 


前にも紹介したスカイツリーですが、日ごとに

高くなっています。地元なので毎日のように

見ているためなかなか実感しづらいのですが、

3ヶ月前の写真と比べてみると久しぶりに会った

伸び盛りの親戚の子供のように確実に大きく

なっています。


ホームページを見ると現在の高さは251mで

それでも完成のまだ3分の1。今でも周囲の建物と

比べると飛び抜けて大きいのに、完成すると

どんな感じに見えるのでしょうか。


スカイツリーがどんどん背丈伸ばしていくのとは

関係なく、最近この墨田区向島エリアで古い長屋や

街工場を見つめ直そうとする流れがあります。

若いアーティストが長屋を拠点に活動を始めたり

そんな彼らの活動を町工場の職人の技でサポート

していたりということが少しずつではありますが

生まれて来ているようです。


そんな流れにあわせてか、地元の文化発信基地と

なっている素敵なカフェもたくさんあります。

なんどかここでも紹介していますが、

そんな私の地元の素敵なカフェをいくつか

こちらで紹介させていただきます。


まずは、スカイツリーの最寄り駅の押上駅から

徒歩10分、静かな商店街、十間橋通りにある

長屋茶房・天真庵」。

ここは、おそばも食べられるカフェ。

長屋をリノベーションした懐かしく落ち着いた

空間です。休日の夕方に自転車でふらりと行って

ゆっくりコーヒーを飲んだりします。

 

 

 

 

 

そこから5分くらい、ちょっと脇道に入った

路地裏にあるのが、何度か紹介している

スパイスカフェ。ここは、カフェというより

カレーレストラン。予約をしないとなかなか

入れませんが、絶対に満足できる最高の

ディナーが食べられます。

大切なとっておきの時間を演出してくれる

素敵なカフェです。

 

 

 

 

家の近所のお気に入りのカフェ、あと2つは

明日また紹介させていただきます。

 

2009年12月01日

墨田区向島散策2

 

 

 

昨日の続きで...

 

押上から電車に乗って1つだけ進んだ曳舟駅に。

そこから10分ほどにある鳩の街は昔赤線だった

古い商店街です。その奥にひっそりと佇むのは

アート&カフェこぐま」。

戦前からあった薬局の作りをそのまま活かした

とても味わい深い空間が魅力のカフェです。

 

 

 

 

そのこぐまから歩いて約5分、水戸街道沿い

にあるのが、「東向島珈琲店」。

今回紹介したなかで一番新しいカフェ。

とても丁寧に煎れたコーヒーとケーキを頂き

ながらゆっくり本を読んだり、ノートに何か

を書くのにうってつけのカフェ。

 

 

 


 

どのカフェも下町の古い伝統を活かしながら

新しい文化発信をしていくという意識を強く

感じるカフェです。

こんなカフェたちがあるだけで、自分の街を

さらに好きになってしまうんですよね。

 

ちょうど今、墨東まち見世というイベントも

開催中のようです。

かなり大きくなってきたスカイツリーを

眺めながら、墨東散策なんていかがでしょうか?

 下町のこんな風景も見られます。

 
 
 
 

2009年12月15日

宝グラスBar


 

タイから帰って来た翌日の土曜日、

チームトラベラーズ外交担当141より招集があり、

オカズデザイン・カモシカ食堂へ行ってきました。


そこでガラス作家・木下宝さんのグラスの個展に

あわせて、宝グラスBarという立ち飲みバーが、

2日間の期間限定で開かれていたのです。


これがまた良い感じなのです。

オカズさんのいつもの素朴で美味しいおつまみと

宝さんのきれいなグラスに注がれたビール。

ロウソクの灯りに照らされた無垢の木のテーブル。

そして、部屋の隅で控えめに爪弾かれるギター

サウンド。う~ん、感動です。


私たちチームトラベラーズの4人は、ただただ

素敵な雰囲気に浸り、気持ちの良い時間を

過ごさせていただきました。


オカズデザインさんとは、今年出会うことが

出来たのですが、ほんとうにたくさんの事を

教えていただきました。

美味しいテリーヌやレモネードの味から、

飾らない素朴な、でも丁寧で気持ちのこもった

おもてなしの心地よさ。

そして、自分が良いと感じることを信じて

突き進む勇気...。


さらに、この場所に集まって来たオカズさんの

仲間たちの方々とも久しぶりにお会いする事が

出来ました。

プロダクトデザイナーや写真家の方々とお話を

して、交流を深める中で、またもたくさんの

刺激を受けました。


トラベラーズにも早くこんな空間が欲しいなあ~。

 

 

 

2009年12月17日

Perfect day in Bangkok

 

 

 

タイに着いた初日は日曜日。

とりあえずホテルにチェックインしてから、

市内のお店を見て回ることにしました。

タイには面白いデザインプロダクトや洗練された

インテリアショップがたくさんあります。


何軒かお店を見た後、マーブンクロンセンター

という巨大ショッピングモールのフードコートで

ちょっと早めの夕食。


ここのフードコートは安くて種類が豊富で、

気軽にタイ料理を食べることが出来ます。

早速、ガパオ(挽肉のバジル炒めご飯)やパッタイ

(タイ風焼そば)など、それぞれ気になる料理を

オーダーしてテーブルに着きました。

上の写真はその時食べたもの。

これ全部で1000円くらいです。

 

 


お腹が一杯になった後は、さらにお店をリサーチ。

たっぷり歩いて疲れた後は、人気のおしゃれな

カフェに入ることにしました。


Vanilla Industryは、まるで青山とか神戸元町に

でもありそうな可愛らしいカフェ。

お店のデザインが施されたノートやアクセサリー

なども置いてあります。

クレープとカプチーノを頂きながら優雅な

ひとときを過ごし、タイの夜は更けていきました。


ローカルタイフードだけでなくおしゃれな

スイーツなどもたくさんあるのがバンコクの

奥行きの深さでもあります。

 

 

 

そして、この日の最後の締めはタイ式マッサージ。

2時間たっぷりマッサージを受けて外に出たときは

もう日付が変わっていました。


こんな感じでタイの旅は初日からもう完璧なのです。

 

2010年01月12日

そして、旅は続いて行く。

 

 

 

3連休が始まった直後の夜0時。

チームトラベラーズのメンバーは、青山の

CAFE246に集まりました。

徳島への旅の出発です。


0時に出発なのは、高速代が1000円になるから。

出発の場所がCAFE246であるのは、その場所に

ちょっとした意味付けをしたかったから。


そして、トラベラーズワゴンに乗りこみ、

深夜の高速道路をひた走り、

京都で朝日がのぼってくるのを眺め、

パーキングで仮眠して、

大阪でカフェに寄り道して、

神戸で道を間違えて、

明石海峡大橋から最高の夕日を眺め、

その場所に辿り着いた頃は、

すっかり暗くなっていました。


私たちチームトラベラーズが敬愛するカフェ、

アアルトコーヒーは昨年8月と同じ佇まいで

そこにありました。

一杯のコーヒーとそのコーヒーを焙煎する男に

出会うために、長い旅路を経てやって来たのです。

 

でも、今回は特別です。

トラベラーズノートのために焙煎、ブレンドした

コーヒーを飲むためにやってきたのです。


それは、少しほろ苦い味がしました。

そして、一差しミルクをたらすと、まろやかさが

加わり、旅の疲れをいやしてくれました。


旅が始まり、気分が高ぶり、さまざまな出会い

が旅を深め、そして、最後は惜しむように残り

少ない時間を楽しむ。

そのコーヒーを飲むひとときは、まるで旅の

ような時間を感じさせてくれました。


アアルトコーヒーは、私たちのリクエストに

本気で応えてくれました。

まだ試作で本番はもっと美味しくします、と

言ってもらいました。


このコーヒー、近い将来皆様にお披露目します。

トラベラーズの仲間、アアルトコーヒー店主が、

旅人たちのために熱い思い込めて焙煎した

コーヒーです。

それを皆さんがそれぞれの旅を思いながら飲む。

想像しただけで、わくわくします。


そして、旅路の夜、チームトラベラーズと

アアルトコーヒーは、それぞれの未来と希望

について熱く語り合いました。

 

最近、旅をするたびに大きな感動をもらい、

新しい夢が生まれてきます。

旅とそこで出会った仲間たちが、僕らを

奮い立たせて、希望を与えてくれるのです。


Bob Dylanの名曲"Blowin' in the wind"の一節を

思い出します。

"The answer, my friend, is blowin' in the wind."

"友よ、その答えは風の中に吹かれて飛んでいる"


僕らの未来への答えは、風に吹かれているのです。

旅に出ることは、その答えを捕まえるための最適な

方法のひとつであるということに、あらためて

気付きました。

 

 

 

2010年01月13日

TRUCK&BIRD

 

 

 

前にここでも書いたTRUCK FURNITUREが

最近移転し、そこではカフェも併設している

という話を聞いて、今回の徳島行きにあわせて

行ってみることにしました。


倉庫のような建物の2階に上がると、天井の

高い広々とした空間が広がっていました。

無垢の経年変化した板が敷き詰められた床、

コンクリートにペンキが塗られた背の高い壁、

打ちっぱなしの天井から下げられた鉄製の照明、

そして、そこに置かれているTRUCKの家具。


大きい窓から差し込む光が、木のテーブルや革の

ソファーの表面に、やさしく差し込んできます。

思わず手をあてて、その素材のぬくもりを確かめて

しまいました。

私たちは買いもしないのにソファに座って、

その空間を満喫してしまいました。


お店をゆっくり見た後は、併設しているカフェ

BIRDに足を運びました。ここも最高です。

錆び付いた鉄の引き手がついた木のドアを開けると

暖炉が置かれた落ち着いた空間が広がっていました。

もちろん置かれているテーブルやイスはTRUCK製。


料理研究家のケンタロウ氏と一緒に考えたという

ランチメニューは、その家具と同じく、素材の

良さを引き出した美味しいものでした。

料理を待ちながら窓から外を眺めると、カフェが

空くのをまっているたくさんの人々が見えました。


お店を出てから、奥に進むとオーナー夫妻の家が

建っていました。こちらもカッコイイ。

簡素な住宅地帯の中にTRUCKワールドが出来

上がっています。


なんの後ろ盾がない若い2人が自分たちの手で

妥協せず自らの感性を信じて家具作り始め、

それがみんなに認められていく。

そうやって出来上がったTRUCKの世界観が

たくさんの人の胸を打つのを見て、とても

勇気を貰いました。

いや~、すごいなあ。憧れます。

 

 

 

 

2010年01月14日

魔法のカフェ

 

 

 

あまり怪奇現象を信じる方ではありません。

テレビでやっている超能力や心霊現象の番組は、

胡散くさくて好きではないし、 実際に自分が

直面したり体感したことがないことを無条件で

信じることに 危険な匂いを感じるのです。


でも、魔法の力の存在は信じています。

それは私自身が誰かの魔法の力に救われた

経験があるからです。


例えば、ロックの魔法。

ビートルズみたいに偶然出会った4人が、

他の誰にも真似できない唯一無二の美しい音楽を

作ってしまう。そして、世界中の悩める若者たちに

生きる希望を与えてしまう。

私もロックによって心のドアを開けてもらった

一人です。


きっと科学的な分析でその訳を知ることなんて

できないし、同じようにやっても再現できないこと

だと思います。だから、これは人が持つ魔法の力が

そうさせるのだと考えるようにしています。

他にもアートにスポーツ、恋や旅なども時に

魔法の力を発します。


今回の旅で魔法の空間があることが分かりました。

この場所にくると、心の奥底の琴線を刺激される。

静かにその場に佇んでいるだけで、何か新しい

ことを始めたくなり、胸が熱くなってくる。


そんな場所は、人だけでなくモノにも不思議な

魔法をかけてくれます。

そこにおいて写真を撮れば、パワーが宿り、

そのモノを手にとり何かを始めたくなるような

気がするのです。


その魔法のカフェは、今までも訪れたことがある

エレファントファクトリーコーヒー。

この空間はきっと誰のマネでもなく、

何かの分析の結果でもなく

お金をかけたから出来たのではない。

ただ店主の想いが正直に深く突き詰められた

カタチであり、それこそが魔法が生まれる

唯一の方法なのだと思います。


洗練された空間のなか、入り口脇の棚に少し

場違いなブルーハーツの本を見つけました。

この店主もまたロックの魔法に魅せられた

一人のようです。

そして、彼はまた、トラベラーズノートの

愛用者でもあります。

 

 

僕らは今、このノートを魔法のノート

にするための旅をしている。

 

 

 

2010年01月22日

旅先のカフェ SEWING TABLE COFFEE

 

 

 

徳島へ向かう旅の途中、大阪のとある場所。


地図の通りに込み入った住宅街の細い道を

不安げに進んでいくと、突然「星ヶ丘洋裁学校」

と書かれた校門が見えてきました。

どうやらここが目指す場所のようです。


草が生い茂る広い敷地の中に、古い田舎の

分校のような洋裁学校がぽつんと見えます。

門の外と中の景色の落差に、突然タイムスリップ

したような気分になりました。


この敷地内にカフェがあるらしいのですが、

案内や看板はありません。とりあえず、

奥に進んで歩くことにしました。人里離れた

山奥にあるような納屋まで辿り着くと、

コーヒーの香りが漂ってきます。


しかし、どこにもカフェらしき案内はなく

入るのを躊躇していた時、その小さな看板を

見つけました。


広い庭に無造作に転がっているように見える石に、

SEWING TABLE COFFEと書かれています。

 

 


その納屋のガラスの引き戸を開けて中に入ると、

狭い空間に、懐かしい空気が漂っていました。

長い年月を経て美しく黒ずんだ木のテーブルと

イスが置かれ、その中心には古い一体式の

ステレオがあります。その上に、さりげなく

置かれているクラフト作家の作品も

どこか懐かしい香りのするものばかり。

 

 

 

オーダーしたサイフォンコーヒーは、

土の匂いがしてきそうな無骨な味のある

器に入って出てきました。

優しく差し込む日差しと控えめな照明による

穏やかな灯りの中で、ぼんやりしながら

ただその心地よさに浸っていました。

 

そして、外に出ると、思わず大きく深呼吸

をしてしまいました。空の下、土と草の匂いの

中で美味しい空気を思いっきり吸い込む。

そんな清々しい気分、忘れていたような気が

します。

 


 

 

カフェといえば、トラベラーズカフェのほうも

更新しています。

まずは、みんなのトラベラーズノートは2作品。

WNKさんの自作ガイドブックはぜひ拡大して

見てください。とてもきれいに描かれています。

JinFreaksさんは、手縫いでベルトとペンホルダー

を付けています。完全にオリジナルになってます。


みんなのトラベラーズフォトは3作品。

hideadさんは、京都の落ち葉の中に佇む

トラベラーズノート。茶色の革がなじんでいます。

ringo.kさんは大阪のカフェを紹介してくれてます。

今日みたいな寒い日はココアもいいですね~。

tomo-sさんは穴八幡宮。東京にもまだまだ

知らない場所がいっぱいあるなあ。


そして、トラベラーズストーリー。

かわうそさんのぐい呑み7曜セット。

お酒が好きな方なら試したくなるのでは。

最後はHideさんのtimetables。

紙が好きな私にとっても、年賀状や印刷された

タイムテーブルはいつまでの残ってほしいもの。

どちらも年月を経てすこし黄ばんだり、

シミがついたりすることでも、時間の経過を

感じられます。そのことの素敵さをHideさんの

ストーリーが教えてくれます。


それではよい週末を!

 

2010年01月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

店長のプロフィール

(株)デザインフィルでトラベラーズノートの企画を担当している飯島です。