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台湾ビール

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先週のこと。
10月に台湾の誠品書店で開催されるイベントのため
の動画をトラベラーズファクトリー2階で撮影した。
こんな状況でなければ台湾まで行ってイベントに
立ち会いたいところなんだけど、台湾へ旅するには
まだいろいろと高いハードルがある。
残念ながら今回のイベントは動画での参加となって
しまった。

台湾にはイベントのため何人かで行くことが多いし、
現地にトラベラーズの仲間みたいな方がたくさん
いるので、台湾での夜はみんなでガヤガヤと話を
しながらごはんを食べて過ごすことが多い。
なんといっても台湾は食べ物が美味しいし、
大皿の料理を大勢で食べる方がより楽しめる。
すっきりした飲み口の台湾ビールを飲みながら、
テーブルいっぱいに並んだ少し濃い味付けの料理を
囲んでみんなで食べるのは至福のひとときだ。
専用の小さなグラスで飲む台湾ビールは、
なぜか普段よりもお酒が進むし、
南国の旅先で開放的になっているからか、
話題も前向きで熱っぽく盛り上がることが多い。
動画の撮影をしながら、しみじみと台湾での
楽しい宴を思い出していた。

台湾の宴に必ずあるのが、台湾ビールだ。
お酒を出す店ではたいていどこでも台湾ビールを
飲むことができる。というか、逆に台湾ビール以外
のビールを台湾で飲んだことがないような気がする。
路上にテーブルを出しているような路地裏の食堂、
人でいっぱいの小籠包や魯肉飯の人気店に、
フカヒレやカラスミが出てくる高級台湾料理店など、
どこに行っても最初に口にするのは
印象的な緑色のボトルに入った台湾ビールだ。
そして、ビールを飲むのは台湾ビールのロゴが
プリントされた厚口で小さな専用のグラス。
どちらかといえばあまりお酒に強くない僕にとって
このグラスは程よいペースで飲むのにちょうどよい。

10周年のイベントで台湾に行ったときには、
古くて今にも壊れそうな建物の味わいたっぷりの
居酒屋でみんなで飲んでいたら、なぜかバドガール
ならぬ台湾ビールガールが現れた。
そこでビールガールにおすすめされて飲んだ
18日しか賞味期限がないという「生18Days」は
地元でしか飲めない台湾ビール。
美味しいからか、ビールガールのせいか、
良く分からないけど、リング職人の石井さんは
「うまいなあ」と連呼しながら、
すっかり酔っぱらっていたのを思い出す。
(僕もおいしいと言いながら飲んでいたけど、
お酒にそれほど強くないのもあって味の違いは
正直言うとあまりよく分からない)

昨年末、誠品書店でのイベントにあわせて、
何かできないかという打ち合わせをしていたときに
橋本がほとんどお酒が飲めないのに、台湾ビールと
のコラボレーションができたら面白いと切り出した。
トラベラーズノートの15周年を台湾ビールで乾杯して
祝いたいからと橋本はその理由を語っていたけれど、
僕は台湾での宴を思い出しながら、コロナのせいで
旅も飲み会もできない中で、その両方への渇望を
満たしてくれる素敵なアイデアだと思った。
その後、誠品書店が台湾ビールとトラベラーズを
繋げてくれて、今回のコラボレーションが実現する
ことになった。

誠品書店でのイベントは、もともと夏に開催する
予定で、トラベラーズファクトリーでも同じ時期に
発売する予定だった。
だけど、ちょうど6月から7月にかけて、
台湾で一時的にコロナ感染者が増えてしまい、
開催時期が延期になってしまった。
延期が決まったとき、最初はキンキンに冷えた
ビールがおいしい夏に発売できないことを残念に
思ったけれど、その頃は日本でも感染者がどんどん
増えていた時期でもあったし、日本だけでなく
台湾でも早くコロナの感染が落ち着いてイベント
開催ができるように願った。

その後、イベントの開催が10月に決まったと
誠品書店から聞いたときは、ほっとするのと同時に
これから年末に向かってビールを飲む機会が増えるし
良いタイミングかもしれないとも思った。
そもそもビール好きにとってはどんな季節だって
何かにかこつけてビールがうまいと言っているから、
季節なんてあまり関係ないような気もする。
それよりも10月はトラベラーズファクトリーの
10周年にもあたるので、トラベラーズノートの
15周年とあわせてファクトリーの10周年も祝して、
台湾ビールとのコラボレーションが登場するのも
素敵じゃないかとも思った。

実は今回のコラボレーションでは、
トラベラーズが台湾ビールバージョンのノートや
カスタマイズアイテムを作るのとあわせて、
台湾ビールに、トラベラーズバージョンのラベルを
貼ったオリジナルの台湾ビールとグラスを作って
もらっている。
ビールはいろいろ条件が厳しく日本に輸入することが
難しそうなのだけど、出力したラベルを貼った撮影用
のサンプルを見ると、やっぱり台湾でこのビールを
飲みたかったなと思った。
トラベラーズバージョンの台湾ビールの栓を抜き、
コラボデザインのグラスに注いで、台湾の人たちと
一緒に乾杯をしながら、ビールを飲みたかったな。

まあでも、10月から日本も緊急事態宣言も明けた
ことだし、コラボレーションアイテムを眺めながら、
日本でも手に入れることができる台湾ビールを
オリジナルグラスに注いで、仲間とささやかな乾杯を
するのもいいかもしれない。
そして、いつかまた台湾を旅して、おいしい料理と
ともに台湾ビールを飲むことを想像してみようかな。


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コメント (2)

Sally:

トラベラーズノート本体はもうこれ以上要らないのに、ビールなんか出されたら絶対買っちゃうじゃないですか!
ちょうど週末、TNに入れて持ち運べる昭和の古い栓抜きを見つけて買ったばかりだったんですよ。
憎いなぁ・・・。
今月後半はお財布の中が寂しくなりますわぁ。。。

iijima:

Sallyさん、ありがとうございます。
トラベラーズノートに栓抜きを入れて持ち歩くなんて、素晴らしいですね。
そんなビール好きの方には外せないコラボレーションだと思います(笑)。

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(株)デザインフィルでトラベラーズノートの企画を担当している飯島です。